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左: 伝道したために逮捕される兄弟,オランダのエイントホーフェン,1945年。右: あなたの住む国では,宣べ伝える権利が法的に保護されていますか

セクション4

王国の勝利 ― 良いたよりを法的に確立する

王国の勝利 ― 良いたよりを法的に確立する

家から家へ伝道していると,遠くからサイレンの音が聞こえてきます。その音はだんだん大きくなってきます。あなたが次の家で証言を始めると,一緒にいる奉仕者は何事かと振り返ります。近くにパトカーが止まったからです。警察官が降りてきて,「家を回って聖書の話をしているのはあなたたちですか。苦情が来ているんですよ」と言います。あなたは,自分たちがエホバの証人であることを敬意をこめて伝えます。このあと,どうなるでしょうか。

それは,あなたの国におけるエホバの民の歴史と深くかかわっています。これまで,あなたの国の政府はエホバの証人の活動をどう見てきましたか。今,宗教的な自由が認められていますか。そうであれば,それは過去の兄弟姉妹の働きに負うところが大きいでしょう。兄弟姉妹は「良いたよりを擁護して法的に確立する」ために励んできたのです。(フィリ 1:7)あなたがどこの国に住んでいるとしても,エホバの証人の法的勝利の歴史を振り返るなら,信仰を大いに強められるはずです。このセクションでは,注目すべき法的勝利の幾つかを取り上げます。それらの勝利は,王国が現実のものであることを示す確かな証拠です。わたしたちの力では到底なし得ないことだったからです。

このセクションの内容

13章

王国伝道者は裁判に訴える

現代の最高裁判所においても,古代の律法教師ガマリエルのような見方をする裁判官たちがいます。

14章

神の政府だけを忠節に支持する

エホバの証人は政治的に中立であるゆえに迫害という「川」に脅かされてきました。しかし,その川の水を意外な要素が呑み込みました。

15章

崇拝の自由のために闘う

神の民は,神の王国の律法に従う権利のために闘ってきました。