1. エホバの愛あいを感かんじると，どんな気き持もちになりますか。

「神かみは愛あい」と使し徒とヨハネは書かきました。（ヨハ一いち 4:8）この短みじかい言こと葉ばは，命いのちの源みなもとである神かみは愛あいの源みなもとでもある，ということを教おしえています。エホバは私わたしたちを愛あいしています。エホバの愛あいを感かんじると，安あん心しんでき，幸しあわせで満みたされた気き持もちになります。

2. マタイ 22章しょう37-40節せつによると，最もっとも重じゅう要ような2つのおきてとは何なんですか。第だい二にのおきてに従したがうのが難むずかしいことがあるのはなぜですか。

² クリスチャンにとって，愛あいは示しめしても示しめさなくてもよいようなものではありません。示しめさなければならないものです。（マタイ 22:37-40を読よむ。）エホバのことをよく知しるようになれば，エホバを愛あいするようにという第だい一いちのおきてに従したがうことは，それほど難むずかしくないかもしれません。エホバは完かん全ぜんな方かたで，私わたしたちにいつでも思おもいやりを示しめし，親しん切せつにしてくださるからです。でも，隣りん人じんを愛あいするようにという第だい二にのおきてに従したがうのは，難むずかしいことがあります。私わたしたちの身み近ぢかな隣りん人じんである兄きょう弟だい姉し妹まいは，完かん全ぜんではないからです。兄きょう弟だい姉し妹まいから傷きずつくようなことを言いわれたり，不ふ親しん切せつなことをされたと感かんじたりすることがあるかもしれません。エホバは，私わたしたちがそうした問もん題だいにぶつかることをご存ぞんじです。それで，聖せいなる力ちからによって聖せい書しょ筆ひっ者しゃを導みちびき，私わたしたちが互たがいに愛あいを示しめすべきなのはなぜか，どうすればそうできるかについて書かかせました。その1人ひとりがヨハネです。（ヨハ一いち 3:11，12）

3. ヨハネはどんなことを強きょう調ちょうしましたか。

 ³ ヨハネは，クリスチャンが愛あいを示しめすべきことを何なん度ども強きょう調ちょうしました。イエスの生しょう涯がいを記き録ろくした福ふく音いん書しょの中なかで，「愛あい」や「愛あいする」といった言こと葉ばをたくさん用もちいています。その数かずは，ほかの3人にんの福ふく音いん書しょ筆ひっ者しゃが用もちいた数かずの合ごう計けいよりも多おおいのです。ヨハネは，福ふく音いん書しょと3通つうの手て紙がみを書かいた時ときには，100歳さいくらいになっていました。ヨハネが聖せいなる力ちからに導みちびかれて書かいたこれらの書しょから，クリスチャンは全すべてのことを愛あいに動うごかされて行おこなうべきである，ということを学まなべます。（ヨハ一いち 4:10，11）とはいえ，ヨハネでさえ，そのことを学まなぶには時じ間かんがかかりました。

4. ヨハネはいつでも愛あいを示しめせましたか。

⁴ 若わかい頃ころのヨハネは，愛あいを示しめせなかったこともありました。エルサレムに向むかう途と中ちゅうのことです。イエスと弟で子したちはサマリアのある村むらの人ひとたちから歓かん迎げいされませんでした。ヨハネはどうしたでしょうか。天てんから火ひが下くだるよう求もとめて村むらの人ひとたち全ぜん員いんを滅ほろぼしましょうか，と言いいました。（ルカ 9:52-56）また別べつの時ときには，仲なか間まの使し徒とたちに愛あいを示しめせませんでした。ヨハネとヤコブは母はは親おやに頼たのんで，自じ分ぶんたち2人ふたりを王おう国こくの目め立だった立たち場ばに就つけてほしい，とイエスに言いってもらったようです。ほかの使し徒とたちは，ヨハネとヤコブがしたことを聞きいて激げき怒どしました。（マタ 20:20，21，24）ヨハネはこうした間ま違ちがいをすることもありましたが，イエスはヨハネを愛あいしていました。（ヨハ 21:7）

5. この記き事じではどんなことを考かんがえますか。

⁵ この記き事じでは，ヨハネの手て本ほんと，愛あいについてのヨハネの言こと葉ばを考かんがえます。私わたしたちは仲なか間まの兄きょう弟だい姉し妹まいにどのように愛あいを示しめすことができるでしょうか。また，家か族ぞくの頭かしらは家か族ぞくを愛あいしていることを特とくにどんな面めんで示しめせるでしょうか。考かんがえてみましょう。

6. エホバは私わたしたちを愛あいしていることをどのように示しめしてきましたか。

⁶ 愛あいは親しん切せつな言こと葉ばで温あたたかい気き持もちを表ひょう現げんすることだと思おもわれがちです。でも本ほん当とうの愛あいは，言こと葉ばだけでなく行こう動どうでも示しめすべきものです。（ヤコブ 2:17，26と比ひ較かく。）そのことを示しめす例れいを考かんがえてみましょう。エホバは私わたしたちを愛あいしています。（ヨハ一いち 4:19）そして，その愛あいを私わたしたちの心こころに響ひびく言こと葉ばで表ひょう現げんしています。その言こと葉ばは聖せい書しょに収おさめられています。（詩し 25:10。ロマ 8:38，39）しかし，神かみが私わたしたちを愛あいしていることは，神かみが言いうことだけでなく行おこなうことからも感かんじ取とれます。ヨハネはこう書かきました。「神かみは独ひとり子ごを世よに遣つかわし，その方かたによって私わたしたちが命いのちを得えられるようにしてくださいました。このことから，神かみが私わたしたちを愛あいして くださっていることが明あきらかになりました」。（ヨハ一いち 4:9）エホバは私わたしたちのために，大たい切せつなわが子こが苦くるしんで死しぬようにしたのです。（ヨハ 3:16）こうしたことを考かんがえると，エホバが私わたしたちを本ほん当とうに愛あいしてくれていることを実じっ感かんできます。

7. イエスは私わたしたちを愛あいしていることをどのように示しめしましたか。

⁷ イエスは弟で子したちを愛あいしていて，その愛あいが弟で子したちに伝つたわるようにしました。（ヨハ 13:1; 15:15）弟で子したちを，また私わたしたちを深ふかく愛あいしていることを，言こと葉ばだけではなく行こう動どうで示しめしました。「友とものために自じ分ぶんの命いのちをなげうつこと，これより大おおきな愛あいはありません」とイエスは言いっています。（ヨハ 15:13）エホバとイエスが私わたしたちのためにしてくださったことについて考かんがえると，その愛あいに応こたえたいと思おもうのではないでしょうか。

8. ヨハネ第だい一いち 3章しょう18節せつによると，私わたしたちはどんなことをする必ひつ要ようがありますか。

⁸ 私わたしたちはエホバとイエスを愛あいしていることを，従したがうことによって示しめします。（ヨハ 14:15。ヨハ一いち 5:3）イエスは私わたしたちに，互たがいに愛あいし合あうよう命めいじました。（ヨハ 13:34，35）私わたしたちは兄きょう弟だい姉し妹まいを愛あいしていることを言こと葉ばで伝つたえるだけでなく，行こう動どうで示しめす必ひつ要ようがあります。（ヨハネ第だい一いち3:18を読よむ。）では，具ぐ体たい的てきにどんなことができるでしょうか。

9. 人ひと々びとを愛あいしていたヨハネはどんなことをしましたか。

⁹ ヨハネは，父ちち親おやと一いっ緒しょに漁ぎょ業ぎょうを続つづけてお金かねを稼かせぐこともできました。でも，そうするのではなく，人ひと々びとがエホバとイエスについて学まなぶのを助たすけるために残のこりの人じん生せいを費ついやしました。ヨハネが選えらんだ生いき方かたは，決けっして楽らくなものではありませんでした。迫はく害がいされ，1世せい紀きの終おわりごろ，かなり高こう齢れいになっていた時ときに島しま流ながしにされました。（使し徒と 3:1; 4:1-3; 5:18。啓けい 1:9）イエスについて伝つたえたために自じ由ゆうを奪うばわれていた時ときでさえ，ヨハネは人ひと々びとを愛あいしていることを示しめしました。例たとえば，パトモス島とうにいた時ときには，自じ分ぶんに与あたえられた啓けい示じを記き録ろくして，各かく地ちの会かい衆しゅうに送おくりました。そのおかげで兄きょう弟だい姉し妹まいは，「間まもなく必かならず起おきる事こと柄がら」を知しることができました。（啓けい 1:1）また，パトモス島とうから解かい放ほうされた後あとと思おもわれますが，ヨハネは福ふく音いん書しょを書かき，イエスの生しょう涯がいと伝でん道どう活かつ動どうについて記き録ろくしました。さらに，兄きょう弟だい姉し妹まいを励はげまして力ちからづけるために3通つうの手て紙がみも書かきました。進すすんで自じ分ぶんを与あたえるヨハネの生いき方かたにどのように倣ならえるでしょうか。

10. 人ひと々びとを愛あいしていることをどのように示しめせますか。

¹⁰ 私わたしたちも，生いき方かたによって人ひと々びとを愛あいしていることを示しめせます。サタンが支し配はいする世よの中なかは，私わたしたちがお金かねを稼かせいだり有ゆう名めいになったりするために自じ分ぶんの時じ間かんやエネルギーを全すべて使つかうように仕し向むけます。一いっ方ぽう，自じ分ぶんを進すすんで与あたえる世せ界かい中じゅうのクリスチャンは，できるだけ多おおくの時じ間かんを使つかって良よい知しらせを伝つたえ，人ひと々びとがエホバのことをよく知しって友ともになれるように助たすけています。伝でん道どう活かつ動どうを全ぜん時じ間かん行おこなっている人ひともいます。

11. エホバに忠ちゅう実じつに仕つかえる多おおくの人ひとたちは，エホバと兄きょう弟だい姉し妹まいへの愛あいをどのように示しめしていますか。

¹¹ エホバに忠ちゅう実じつに仕つかえる人ひとたちの多おおくは，自じ分ぶんや家か族ぞくを養やしなうためにフルタイムで働はたらかなければなりません。それでも，神かみの組そ織しきのためにできる限かぎりのことをしています。災さい害がい救きゅう援えんや建けん設せつプロジェクトに参さん加かしている人ひとがいます。また，誰だれもが世せ界かい的てきな活かつ動どうのために寄き付ふすることができます。こうしたことをするのは，神かみと人ひと々びとを愛あいしているからです。また私わたしたちは，毎まい週しゅう集しゅう会かいに出しゅっ席せきすることによって兄きょう弟だい姉し妹まいを愛あいしていることを示しめします。 疲つかれているとしても集しゅう会かいに行いき，緊きん張ちょうするとしてもコメントします。それぞれ問もん題だいを抱かかえていても集しゅう会かいの前ぜん後ごに兄きょう弟だい姉し妹まいを励はげまします。（ヘブ 10:24，25）兄きょう弟だい姉し妹まいが行おこなっていることについて考かんがえると，感かん謝しゃの気き持もちでいっぱいになるのではないでしょうか。

12. ヨハネは，兄きょう弟だい姉し妹まいを愛あいしていることを示しめすためにどんなこともしましたか。

¹² ヨハネは，褒ほめるだけでなくアドバイスを与あたえることによっても，兄きょう弟だい姉し妹まいを愛あいしていることを示しめしました。例たとえば，手て紙がみの中なかで，兄きょう弟だい姉し妹まいの信しん仰こうや立りっ派ぱな行おこないを褒ほめていますが，罪つみに関かんする率そっ直ちょくなアドバイスも与あたえています。（ヨハ一いち 1:8–2:1，13，14）同おなじように私わたしたちも，兄きょう弟だい姉し妹まいの立りっ派ぱな行おこないを褒ほめますが，誰だれかに良よくない傾けい向こうが見みられるなら，その人ひとに必ひつ要ようなアドバイスを親しん切せつに伝つたえることによって，愛あいを示しめせます。友とも達だちに改かい善ぜんすべき点てんを伝つたえるのは勇ゆう気きが要いりますが，聖せい書しょは，本ほん当とうの友とも達だちは互たがいを研とぐ，つまり互たがいにアドバイスをする，と述のべています。（格かく 27:17）

13. どんなことはしないようにすべきですか。

¹³ また時ときには，しないことによっても，兄きょう弟だい姉し妹まいを愛あいしていることを示しめせます。例たとえば，言いわれたことにすぐに腹はらを立たてることはしません。イエスが地ち上じょうにいた時ときの出で来き事ごとについて考かんがえてみましょう。イエスは弟で子したちに，命いのちを得えるためには人ひとの子この肉にくを食たべ，その血ちを飲のむ必ひつ要ようがあると言いいました。（ヨハ 6:53-57）弟で子しのうち多おおくの人ひとがこの言こと葉ばにショックを受うけ，イエスに従したがうのをやめてしまいました。でも，ヨハネなど，イエスの本ほん当とうの友ともだった人ひとたちは違ちがいました。イエスから決けっして離はなれようとはしませんでした。彼かれらもイエスが言いったことの意い味みが分わからず，驚おどろいたことでしょう。それでも，イエスが間ま違ちがったことを言いっていると考かんがえることも，腹はらを立たてることもしませんでした。イエスが間ま違ちがったことを言いう人ひとではないと分わかっていたので，イエスを信しん頼らいしました。（ヨハ 6:60，66-69）友とも達だちの言いうことにすぐに腹はらを立たてないようにするのは，本ほん当とうに大だい事じなことです。どういう意い味みでそう言いったのかを相あい手てに尋たずねてみることもできます。（格かく 18:13。伝でん 7:9）

14. 心こころを憎にくしみの気き持もちから守まもるべきなのはなぜですか。

¹⁴ またヨハネは，兄きょう弟だい姉し妹まいを憎にくむことがないように，と強つよく勧すすめました。このアドバイスを当あてはめないなら，サタンに付つけ込こまれてしまうかもしれません。（ヨハ一いち 2:11; 3:15）1世せい紀きの終おわり ごろ，実じっ際さいにこのことが生しょうじました。サタンは，ありとあらゆる手てを使つかって，神かみに仕つかえる人ひとたちを憎にくしみによって分ぶん裂れつさせようとしました。ヨハネが手て紙がみを書かいた頃ころにはすでに，サタンの考かんがえに影えい響きょうされた人ひとたちが会かい衆しゅうに入はいり込こんでいました。例たとえばデオトレフェスは，ある会かい衆しゅうに深しん刻こくな分ぶん裂れつを引ひき起おこしていました。（ヨハ三さん 9，10）1世せい紀きの統とう治ち体たいから各かく地ちの会かい衆しゅうを訪ほう問もんするよう派は遣けんされた長ちょう老ろうたちに全まったく敬けい意いを払はらいませんでした。自じ分ぶんの気きに入いらない人ひとを兄きょう弟だい姉し妹まいの誰だれかがもてなそうとすると，その兄きょう弟だい姉し妹まいを会かい衆しゅうから追おい出だそうとさえしました。本ほん当とうにひどい話はなしです。サタンは今いまも，神かみに仕つかえる人ひとたちの間あいだに何なんとかして分ぶん裂れつを引ひき起おこそうとしています。憎にくしみによって一いっ致ちが損そこなわれることが決けっしてないようにしましょう。

15. 家か族ぞくの頭かしらは，家か族ぞくを愛あいしていることをどのように示しめせますか。

¹⁵ 家か族ぞくの頭かしらは，生せい活かつしていくのに必ひつ要ようなものを家か族ぞくに与あたえることによって，家か族ぞくを愛あいしていることを示しめせます。（テモ一いち 5:8）とはいえ，家か族ぞくがエホバとの絆きずなを保たもてるよう助たすけることの方ほうがもっと重じゅう要ようです。（マタ 5:3）家か族ぞくの頭かしらは，イエスの手て本ほんから何なにを学まなべるでしょうか。ヨハネの福ふく音いん書しょによると，イエスは杭くいに掛かけられて死しを迎むかえようとしていた時ときにも，家か族ぞくのことを考かんがえていました。その時ときヨハネは，イエスの母ははマリアと一いっ緒しょに杭くいのそばに立たっていました。イエスはひどく苦くるしみながらも，マリアの世せ話わをヨハネに託たくしました。（ヨハ 19:26，27）イエスの弟おとうとや妹いもうとたちは，生せい活かつしていくのに必ひつ要ようなものをマリアに与あたえることができたはずですが，まだ一人ひとりもイエスの弟で子しにはなっていなかったようです。それでイエスは，マリアが生せい活かつしていく面めんでもエホバに仕つかえる面めんでも助たすけてもらえるようにしたいと思おもったのです。

16. ヨハネにはどんな責せき任にんがありましたか。

¹⁶ ヨハネにはいろいろな責せき任にんがありました。ヨハネは使し徒との1人ひとりとして，伝でん道どう活かつ動どうを熱ねっ心しんに行おこなっていました。また，結けっ婚こんしていたようなので，生せい活かつしていくのに必ひつ要ようなものを家か族ぞくに与あたえることと，家か族ぞくがエホバとの絆きずなを保たもてるよう助たすけることをバランスよく行おこなう必ひつ要ようがあったでしょう。（コリ一いち 9:5）家か族ぞくの頭かしらは，ヨハネからどんな点てんを学まなべますか。

17. 家か族ぞくの頭かしらが信しん仰こうの面めんで家か族ぞくを助たすけるのが重じゅう要ようなのは，なぜですか。

 ¹⁷ 家か族ぞくの頭かしらである兄きょう弟だいたちにも，たくさんの大たい切せつな責せき任にんがあることでしょう。例たとえば，一いっ生しょう懸けん命めい働はたらく必ひつ要ようがあります。それはエホバの良よい評ひょう判ばんとなるからです。（エフェ 6:5，6。テト 2:9，10）会かい衆しゅうでは，兄きょう弟だい姉し妹まいを牧ぼく羊ようしたり伝でん道どうを熱ねっ心しんに行おこなったりする責せき任にんがあるかもしれません。さらに，妻つまや子こ供どもたちと一いっ緒しょに毎まい週しゅう聖せい書しょを学まなぶのも大だい事じなことです。家か族ぞくの頭かしらが，生せい活かつの面めんでも，感かん情じょうの面めんでも，信しん仰こうの面めんでも家か族ぞくを支ささえるために頑がん張ばっていることに，家か族ぞくは心こころから感かん謝しゃすることでしょう。（エフェ 5:28，29; 6:4）

18. ヨハネはどんなことを確かく信しんしていましたか。

¹⁸ ヨハネは，長ながい人じん生せいの中なかでいろいろなことを経けい験けんしました。信しん仰こうを弱よわめるような，ありとあらゆる試し練れんに直ちょく面めんしました。それでも，最さい善ぜんを尽つくしてイエスの命めい令れいに従したがい，兄きょう弟だい姉し妹まいに愛あいを示しめしました。だからこそ，エホバとイエスが愛あいしてくださっていることや，どんな試し練れんも乗のり越こえられるように力ちからを与あたえてくださることを確かく信しんしていました。（ヨハ 14:15-17; 15:10。ヨハ一いち 4:16）サタンやサタンが支し配はいする世よの中なかがどれほど邪じゃ魔ましても，ヨハネが愛あいを感かんじたり，言こと葉ばや行おこないで愛あいを示しめしたりするのをやめさせることはできませんでした。

19. ヨハネ第だい一いち 4章しょう7節せつを読よむと，どうしたいという気き持もちになりますか。なぜですか。

¹⁹ ヨハネの時じ代だいと同おなじように，今いまもサタンがこの世せ界かいを支し配はいしています。サタンには愛あいのかけらもありません。（ヨハ一いち 3:1，10）サタンは，私わたしたちが兄きょう弟だい姉し妹まいを愛あいするのをやめさせたいと思おもっています。しかし，サタンがそうできるかどうかは私わたしたち次し第だいです。ですから，兄きょう弟だい姉し妹まいを愛あいし，その愛あいを言こと葉ばと行こう動どうで示しめしていきましょう。そうすれば，エホバの家か族ぞくの中なかで喜よろこびを味あじわい，本ほん当とうに充じゅう実じつした人じん生せいを送おくることができるのです。（ヨハネ第だい一いち4:7を読よむ。）