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今から25年前,エホバの証人の公式ウェブサイトwatchtower.orgが開設された。2012年にリニューアルされたjw.orgは世界で最も多くの言語に翻訳されている。

2022年8月17日
グローバル・ニュース

「良いたよりがインターネットに」

エホバの証人の公式サイトが開設されてから25年

「良いたよりがインターネットに」

エホバの証人が公式ウェブサイトを用いるようになってから25年になります。「わたしたちの王国宣教」1997年11月号の「良いたよりがインターネットに」という記事で,watchtower.orgという新しいサイトが紹介されました。そこにはこう書かれています。「協会は,エホバの証人の信条と活動についての正確な情報をインターネット上に幾らか掲載しています。……協会のサイトの目的は,新しい出版物を発表することではなく,情報を一般の人々に電子的な形式で提供することにあります」。

watchtower.orgは1997年1月15日から利用できるようになり,一般の人々がこのウェブサイトからパンフレット,冊子,「ものみの塔」や「目ざめよ!」の記事をダウンロードできるようになりました。1999年にはjw-media.orgが開設されました。そこには法的な進展や組織の活動を含むエホバの証人に関するニュースが載せられており,正しい情報をメディアに伝える点で役立ちました。

2005年にはjw.orgが開設され,一部の出版物やオーディオ版をダウンロードできるようになりました。

2012年8月には3つのウェブサイトが統合され,jw.orgが新しくなりました。このウェブサイトについて,「わたしたちの王国宣教」2012年12月号はこのように述べています。「インターネットは,世界人口のおよそ3分の1が使用しており,多くの人にとって,特に若い人にとって主な情報源になっています。……さらにインターネットによって,王国の音信を聞く機会のあまりなかった世界の様々な地域にも良いたよりを広める道が開かれました」。

jw.orgに掲載される記事,オーディオ版,動画といったコンテンツはさらに充実し,より多くの人に届けられるようになりました。当初,ダウンロードできる出版物の言語数は411でしたが,2012年にリニューアルされてから7年後には,100の手話言語を含む1000言語で利用できるようになりました。これほど多くの言語で利用できるウェブサイトはほかにありません。

jw.orgは,特に新型コロナウイルスのパンデミック中に重要なツールとなりました。じかに会う集会が開けなくなり,出版物を印刷したり配布したりすることが難しくなったからです。この時期にjw.orgを利用する人の数は増加しました。イエス・キリストの死の記念式が行われた2020年4月7日,ウェブサイトの訪問者数は700万を超え,最高数を記録しました。2019年に8億だった訪問者数は,2020年には10億を超えました。2022年1月以降,1日に約300万人がこのサイトにアクセスしています。

jw.orgの正確な情報はエホバの証人に対する偏見を打ち砕くのに役立ってきました。ティニシャ・ゴードンはこう述べています。「エホバの証人についての情報がすぐ見つかったので,よかったです。例えば,エホバの証人とはどんな人たちか,何を信じているか,その信条は何に基づいているか,といった情報です。おかげでエホバの証人に対する誤解が解けました」。

ティニシャは2017年にバプテスマを受けました。今はジャマイカ支部でコミューターとして奉仕しています。

jw.orgに載せられている正確な情報は,ティニシャがエホバの証人と聖書を学ぶきっかけになった。

ウェブサイトを管理する部門で監督として奉仕しているクライブ・マーティン兄弟は次のように述べています。「エホバがjw.orgを用いて,地球のあらゆる場所に住むいろいろな背景を持つ人々に神の王国の良い知らせを伝えてきたことを考えると,心温まる思いがします」。

エホバの証人のウェブサイトは私たちの宣教活動を後押しし,組織の進展について伝え,世界中の兄弟姉妹の一致を強め,エホバに賛美をもたらしています。この素晴らしい道具を与えてくださったエホバに感謝しています。(詩編 145:1,2