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2015年2月27日
アメリカ合衆国

エホバの証人が「緑の建築」の最高評価を受ける

エホバの証人が「緑の建築」の最高評価を受ける

【ニューヨーク】世界的な聖書教育活動で知られるエホバの証人が,環境的に持続可能な建物の設計と建設において優秀な評価を受けました。

グリーン・ビルディング・イニシアチブ(GBI)は,ニューヨーク州ウォールキルにあるエホバの証人の米国支部の2つの新たな建物に認定証を授与しました。1つは2012年後半に完成したものみの塔農場F宿舎棟で,もう1つは2014年に完成したものみの塔ウォールキル事務棟です。どちらの建物も4段階あるグリーン・グローブの最高ランクの評価を受けたのです。

ものみの塔ウォールキル事務棟

GBIのマーケティング部長であるシャイナ・サリバンはこう述べています。「世界的に見て,4段階あるグリーン・グローブで最高評価を得ることができたのは,このプログラムの下で評価されたすべての建物のうち,4パーセント未満しかありません」。サリバン氏はものみの塔ウォールキル事務棟について,「ニューヨーク州において,この評価を住居以外の建物が獲得したのは初めてです」と付け加えています。GBIのプロジェクト・マネージャーである,ジェナ・ミッドオーはこうコメントしています。「2006年以降,4段階あるグリーン・グローブの最高評価を受けた(米国の)23の建物のうち,ものみの塔ウォールキル事務棟は94パーセントという最高ポイントを獲得しました」。

ものみの塔農場F宿舎棟

GBIは民間のための評価システムと認証プログラムであるグリーン・グローブを管理しています。現地に赴き,持続可能な設計と建設を第三者の立場から評価します。グリーン・グローブで評価されるためには,水質管理,エネルギー消費と温室効果ガス排出の最小化,適切な資材を選択して天然資源への負担を最小限にすること,健康的な室内環境を作ることなどを重視した,環境に優しい設計をすることが求められます。

太陽光発電パネルは,ものみの塔ウォールキル事務棟で必要とされる電気エネルギーの少なくとも10パーセントを供給しています。持続可能な設計の建物であることが評価されました。

米国においてエホバの証人の施設の持続可能な設計を調整しているデービッド・ビーンは,次のように述べています。「こうした評価を受けたことは,すべてのプロジェクトにおいて高い基準による設計,建設が実施されたことを証明しています。わたしたちは,ニューヨーク州ウォーウィックにある新しい世界本部の設計と建設でも,グリーン・グローブの認定基準にかなうようでありたいと思います」。

ニューヨーク州ウォーウィックにあるエホバの証人の新しい世界本部では,持続可能な特徴の1つとしてグリーンルーフを設置しています。

エホバの証人の世界本部で世界的な建設プロジェクトを調整しているゼニー・セント・ジーンは,こう述べています。「わたしたちの主な目的は聖書教育の推進ですが,世界中の施設で環境に優しい建物の設計と建設にも励んでいます。こうした評価を得たことで,その努力が専門家に認められたことを感謝しています」。

広報担当:

世界本部: J. R. Brown,広報オフィス,tel. +1 718 560 5000

日本: 松永一樹,046-233-0005 (+81 46 233 0005)