1922年に米国オハイオ州のシーダーポイントで開かれた大会は，エホバの証人の歴史の中でも重要なイベントとしてよく知られています。その大会でジョセフ･F･ラザフォード兄弟は，王国を宣伝しなさいと呼び掛けました。

この大会は，映像が記録フィルムに収められていたという点でも注目に値します。ただ，今のところこのフィルムのコピーは見つかっていません。

1922年9月に開かれた国際大会の写真を見ると，この重要なイベントを記録するための撮影機が小さなステージに設置されていたことが分かります。当時，映像を撮ることは最先端の技術でした。

この大会のフィルムは一般の人にも公開されていたようです。ある新聞には，このフィルムを宣伝する広告が掲載されました。そして，読者への次のような呼び掛けが載せられました。「家で大会を見ましょう。たくさんの友達に会えます。バプテスマの話の様子も見られます」。宣教に活用できることにも触れられていました。「近所の人を誘って，大会の様子を見てもらいましょう。ご注文をお待ちしています」。

このフィルムのコピーについて何かご存じであれば，ミュージアム部門（MuseumDonations@jw.org）にご連絡いただくか，エホバの証人の世界本部（1 Kings Drive, Tuxedo Park, NY 10987）までお知らせください。私たちは歴史的な価値を持つこの特別なフィルムが見つかることを心から願っています。