2016年11月1日
イタリア
イタリア中部を襲った地震
2016年10月30日の朝,マグニチュード6.6の地震がイタリア中部を襲いました。これは1980年以降にイタリアで生じた地震としては最大のものです。第一報によると,少なくとも20人がけがをしましたが,死者は出ていません。
この地震の震源地となったノルチャ近郊では,わずか数日前にも相次いで2つの地震が起きていました。2016年10月26日の夜に起きたマグニチュード5.5の地震と,その2時間後に起きたマグニチュード6.1の地震です。
これら一連の地震とおよそ300人の死者を出した8月24日の地震は近接した場所で発生しました。
エホバの証人のイタリア支部によると,証人たちの中に死者や重傷者はいませんが,10月26日の地震で少なくとも2組のエホバの証人の家族が家を失いました。ほかにも多くの証人たちの家が損傷しています。多くの人は8月に起きた地震からの復興途上にありました。それで,地元の長老たちは被災した地域の証人たちと連絡を取り,必要物の把握と今回の地震による最新の被害状況の確認に努めています。他の被災者たちと同様,証人たちの多くは家屋の安全が確認できていないため,車やキャンピングカー,あるいは崇拝の場所である王国会館で寝泊まりしています。
エホバの証人の統治体は,証人たちの世界的な宣教活動のための寄付を活用し,世界本部を中心として組織的な災害救援を行なっています。イタリアには25万1000人を超えるエホバの証人がいます。
広報担当:
世界本部: David A. Semonian, 広報オフィス,+1–718–560–5000
イタリア: Christian Di Blasio, +39–06–872941
日本: 松永一樹,046–233–0005 (+81–46–233–0005)