2021年6月24日
インドネシア
インドネシアでの救援活動 兄弟姉妹の愛と絆を強め,人々に良い印象を与える
2021年4月4日,サイクロン・セロジャがインドネシアを襲い,大規模な被害が生じました。エホバの証人は救援活動を行い,兄弟たちの家屋の修繕をしました。救援活動は兄弟愛を強め,人々がエホバについて知る機会となっています。
シングルマザーのエラ・ルジパウ姉妹はハリケーンで家が被害を受けましたが,災害救援委員会(DRC)が救援活動を組織して姉妹の家を修繕しました。姉妹はこう話しています。「1人で子供たちを育てていますが,兄弟姉妹がいつでも助けてくれるので心細いと感じたことはありません」。ユリアナ・バウンセリ姉妹はこう言います。「ハリケーンの後すぐに兄弟たちが助けに来てくれるのを見て,エホバが私のことを大切に思ってくれているのを感じました」。
DRCのメンバー,ディッキー・ソーム兄弟はこう言います。「大変な状況にある兄弟姉妹をエホバが助けているのを実感しています。救援活動に対する感謝にあふれた兄弟姉妹を目にすると,感動します。兄弟姉妹はエホバが必ず助けてくれると信じています。その様子を見て私の信仰も強まりました」。
エホバの証人の救援活動は一般の人たちの目にも留まっています。マルセル・バヌナエク兄弟と家族は,部族間の対立が見られる地域に住んでいます。兄弟の家の近所の人たちはエホバの証人のことを良く思っていませんでした。でも,バヌナエク兄弟の家にいろいろな部族の兄弟姉妹が救援物資を届けに来るのを目にしました。近所の人たちの中には「エホバの証人に対するイメージがすごく変わった」と言う人たちもいました。バヌナエク兄弟はこう話しています。「近所の人たちはエホバの証人が部族を超えて愛し合っているのを見て驚きました。親戚の人たちもエホバの証人が助け合っているのを見て,私たちについていろいろ聞いてくるようになりました。エホバの証人の兄弟愛は本当に素晴らしいと思います」。
地元当局のヨシ・ドゥリ・オトゥ氏はDRCの活動と感染症対策は「見事だ」と褒めました。こう述べています。「皆さんが仲間のためにしておられることに感銘を受けました。災害時の迅速な対応には驚かされます。災害救援のための備えと組織力が素晴らしいと思います」。
災害で家や持ち物が失われても,クリスチャンの愛や一致が失われることはありません。「立派な行動」が兄弟姉妹の絆を強め,それを見た人たちがエホバを「たたえ」ているのは何と素晴らしいことでしょう。(マタイ 5:16)