2022年6月6日
インドネシア
インドネシア手話のマタイとマルコの福音書が発表される
2022年5月29日,インドネシア支部委員会の成員であるダニエル・プルノモ兄弟が,インドネシア手話の「マタイによる福音書」と「マルコによる福音書」を発表しました。録画されたプログラムがストリーミング配信され,2127人が視聴しました。
2007年9月14日,インドネシアで最初のエホバの証人の手話会衆がスマトラのジャンビ市に設立されました。2011年には「真理を知りたいと思われませんか」,「神の言われることを聞いて,いつまでも生きつづけてください」,「あなたも神の友になれます」といった3つの出版物がインドネシア手話に翻訳されました。同年,初めての手話の巡回区が設立されました。巡回区の長さは約3000キロに及びました。2015年には,さらに多くのインドネシア手話の出版物を翻訳するために,遠隔翻訳事務所が設立されました。現在,インドネシアには12の手話会衆と28のグループやプレグループがあります。
マタイとマルコの福音書は,インドネシア手話に翻訳された最初の聖書です。この聖書を発表する話の中で,プルノモ兄弟はこう述べました。「この手話の聖書は翻訳が素晴らしいと思います。表現豊かで感情がよく伝わってきます。聖書に出てくる登場人物がよりイメージしやすくなっています」。
翻訳者の1人はこう言っています。「この翻訳によって,イエスについてもっと多くのことを学べるようになりました。イエスとじかに話しているような気がします」。
この新しい翻訳によって,神の言葉がこれからもインドネシア手話を使う人たちにとって「足元を照らすランプ」となり,「進む道を照らす光」となりますように。(詩編 119:105)