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2019年10月31日
インド

インドでテルグ語の「新世界訳聖書」が発表される

インドでテルグ語の「新世界訳聖書」が発表される

2019年10月25日,インドのハイデラバードにあるハイデラバード国際コンベンションセンターで開かれた地区大会で,インド支部の支部委員アショク・パテール兄弟がテルグ語の「新世界訳聖書」を発表しました。

テルグ語を話す人はおよそ9190万人いて,ヒンディー語とベンガル語に次いで,インドで3番目に多く話されている言語です。現在テルグ語の区域で伝道している人は6000人ほどですが,大会に出席した人の合計は8868人でした。伝道者の増加が今後も見込まれていて,今年は新たに2つの巡回区が誕生しています。

5年に及ぶ翻訳プロジェクトに携わったある翻訳者によると,他のテルグ語訳聖書に出てくる古い言葉はとりわけ若い人たちにとって分かりにくいものでした。「この新しい訳を通して,心にすっと入る言葉でエホバが若い人たちに話してくださると思います」。別の翻訳者は「玄関先で聖句を読んだ時にすぐに理解してもらえるでしょう」と話しています。

また,他のテルグ語訳聖書のほとんどがエホバという神の名を本文から除いている一方で,「新世界訳」はテルグ語の読者に全能の神の名前を知らせています。さらに「新世界訳」は,一般に「魂」や「霊」と訳されている原語の本当の意味を知る助けにもなります。他のテルグ語訳聖書はこれらの語を,ヒンズー教の信条に合わせて訳しているからです。

ある伝道者は「テルグ語の読者がエホバの愛をこれまでにないほど感じられると思います!」と言っています。この新しい聖書は「エホバが善い神であることを味わい知[る]」助けになるに違いありません。(詩編 34:8