2020年10月30日
インド
インドの3つの言語で「新世界訳聖書」が発表される
2020年10月25日,日曜日,インドの3つの言語で「新世界訳聖書」が発表されました。グジャラティー語,カンナダ語,パンジャブ語です。聖書の発表についての話の録画がビデオ配信され,兄弟姉妹は話のすぐ後に電子版の聖書をダウンロードすることができました。
グジャラティー語
グジャラティー語を話す人は世界に6100万人ほどいます。
翻訳は,7年にわたり2つのチームの6人の兄弟姉妹によって行われました。1人の翻訳者はこう話しています。「聖書が発表されてとてもうれしいです。小さな子供にも理解しやすい言葉が使われています」。
別の翻訳者はこう述べています。「この聖書にはエホバという名前が原文通りに復元されています。兄弟姉妹は,この聖書を読んで研究する時,きっと信仰が強まると思います」。
この分かりやすい聖書は,読む人の心に響くに違いありません。「温厚な人」がエホバについて知る助けになるでしょう。(詩編 25:9)
カンナダ語
カンナダ語では,話し言葉と書き言葉がかなり違っています。話し言葉には地域差もあります。それで翻訳者にとって特に大変だったのは,聖書の伝えているメッセージをゆがめずに自然で分かりやすい言葉を使うことでした。
このプロジェクトには10人の翻訳者が関わり,完成までに7年以上かかりました。そのうちの1人はこう述べています。「コロナの影響で今年中に聖書を発表するのは無理だと思っていました。エホバはどんな障害も乗り越えることができる方です」。
別の翻訳者はこう言っています。「カンナダ語を話す人たちは自然で分かりやすい言葉で聖書を読めるようになりました。この聖書には神の名前がきちんと載せられています。みんな喜ぶと思います」。
この聖書はインド支部の区域に住む2800人以上のカンナダ語の兄弟姉妹にとって大きな励みになるでしょう。また,カンナダ語を話す世界中の4600万人ほどの人たちが,深い「神の知恵と知識」を理解する助けにもなります。(ローマ 11:33)
パンジャブ語
パンジャブ語の聖書翻訳チームには6人の奉仕者がいて,このプロジェクトの完成までに12年かかりました。パンジャブ語を話す人は,インドと周辺の国々をはじめ,世界中に1億人以上います。
1人の翻訳者はこう述べています。「いろいろな制約がある中でベストを尽くしました。エホバが助けてくれたのでやり遂げることができました。兄弟たちはこの聖書を読んで信仰を強め,不安を和らげて,これから来る試練に立ち向かうことができるでしょう」。
別の翻訳者はこうコメントしています。「誠実な人たちは,この聖書を楽しく読むと思います。詩書の部分は特にそうです。この聖書には調査に役立つ付録も付いています」。
新しい聖書を受け取った兄弟たちは,エホバに心から感謝しています。エホバの「素晴らしい偉業」は「あまりに多くて語り尽くせません」。(詩編 40:5)