2023年11月22日
インド
ニコバル語の「マタイによる福音書」が発表される
2023年11月10日,インドのアンダマン・ニコバル諸島のポート・ブレアで行われた「辛抱強い人になりましょう」地区大会で,ニコバル語の「聖書 ― マタイによる福音書」が発表され,電子版がすぐにダウンロードできるようになりました。その時の出席者は180人でした。印刷版は近いうちに入手できるでしょう。
インド洋にあるアンダマン・ニコバル諸島は,800以上の大小の島々(岩礁を含む)で成っており,人が住んでいる島は31あります。43万人の住民のうち3万人がニコバル語を話すと見られています。ニコバル語の会衆は2001年に初めて設立されました。今では会衆が3つあり,129人の伝道者が奉仕しています。
現在,全巻がそろったニコバル語の聖書は1つだけあります。その聖書では,エホバという名前が詩編 83編18節や幾つかの聖句に出てきますが,マタイの福音書には出てきません。また,古めかしくて理解しにくい言葉や表現がたくさん使われています。一方,今回発表されたマタイの福音書は明快で読みやすく,エホバという神の名前が18カ所で復元されています。
新しいニコバル語の聖書を読んで,さらに多くの誠実な人たちが創造者エホバを身近に感じることができるでしょう。(詩編 36:9)