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2012年10月4日
ウクライナ

ウクライナで公正な裁きが下される

ウクライナで公正な裁きが下される

ウクライナで,エホバの証人の支部の不動産のかなりの部分が違法に奪われそうになっていました。しかし,2012年9月26日,ウクライナの最高裁判所は,その行為を無効としました。

エホバの証人は1998年にその不動産を正式に購入しました。ところが,2008年,元の所有者がその不動産をスポーツ発展センター有限責任会社(SDC)に二重に売却します。ウクライナでは,そのような不動産の収奪が時おり見られます。

地方商事裁判所は,SDCへの売却契約は合法だという判決を下し,エホバの証人側の訴えは棄却されました。

しかしその後,公正な裁きが下されます。2011年12月,高等商事裁判所がエホバの証人に有利な判決を下し,2012年4月にもSDC側の訴えを退けました。これにより,エホバの証人に不動産の正当な所有権があることが確認されました。3か月後,リボフの上訴商事裁判所は,SDCを不動産の所有者とした地方裁判所の不当な判決を破棄しました。

SDCは,所有権を主張する最後の試みとして,4月の判決に関してウクライナの最高裁判所に上訴しました。しかし,9月26日,最高裁判所は速やかに上訴を却下し,問題に決着がつきました。

もし不動産が奪われていたなら,エホバの証人は事務棟と土地のかなりの部分を失っていたことになり,ウクライナ支部での活動が妨げられていたことでしょう。