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2023年6月19日
ギリシャ

ロマニー語(ギリシャ南部)の「マタイによる福音書」が発表される

ロマニー語(ギリシャ南部)の「マタイによる福音書」が発表される

2023年6月10日,ギリシャのピレウスにある支部事務所で特別な集まりが行われ,統治体のジェフリー・ジャクソン兄弟がロマニー語(ギリシャ南部)の「聖書 ― マタイによる福音書」を発表しました。このプログラムはギリシャとキプロスにある全ての会衆にストリーミング配信され,2万9000人以上が視聴しました。プログラムの後すぐに,聖書の電子版がダウンロードできるようになりました。印刷版は数カ月のうちに受け取れる予定です。

ロマニー語(ギリシャ南部)は,話し方や書き方のルールが定まっていないため,翻訳しにくい言語です。ロマニー語(ギリシャ南部)の翻訳チームはギリシャ支部にあり,10人の翻訳者で構成されています。リモート・ボランティアの兄弟姉妹も大切なサポートをしています。

ある姉妹はロマニー語(ギリシャ南部)の「マタイによる福音書」についてこう話しています。「私はギリシャ語で聖書レッスンをしてエホバについて知りました。ギリシャ語でも十分理解できましたが,母語の聖書を読むと心が揺さぶられて,学んだことを当てはめたいという気持ちがもっと強くなりました」。

別の姉妹はこうコメントしています。「ロマニー語(ギリシャ南部)のマタイ 26章38,39節の言葉は心に響きました。この聖句でイエスは弟子たちに『私は悲しみのあまり,死んでしまいそうです』と言いました。でもエホバに,あなたが望むことを行う強さを与えてほしいと祈りました。この言葉を読んで,悲しむことは悪いことではないということが分かりました。問題に耐えるための力をエホバに祈り求めることや,兄弟姉妹に自分の気持ちを言うことの大切さも分かりました」。

私たちはロマの兄弟姉妹が素晴らしい贈り物を受け取ったことをうれしく思っています。兄弟姉妹はエホバをもっと身近に感じることができるでしょう。(ヤコブ 4:8