2023年8月23日
グローバル・ニュース
アウカン語の4福音書が発表される
2023年8月13日,スリナムのパラマリボ市にある大会ホールで特別な集まりが行われ,スリナム支部委員会のロイ・ゼーマン兄弟がアウカン語のマタイ,マルコ,ルカ,ヨハネによる福音書を発表しました。会場に集まった2713人に加えて,フランス領ギアナのカイエンヌにある王国会館と他の幾つかの場所に集まった691人もオンラインでこの話を視聴しました。4福音書の電子版はすぐにダウンロードできるようになり,「聖書 ― マタイによる福音書」の印刷版も入手可能になりました。近い将来,アウカン語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表される時,他の3つの福音書も印刷版で読めるようになります。
アウカン語は,スリナムと隣のフランス領ギアナで主に話されているクレオール語です。主に会話で使われる言語で文書はほとんどありません。アウカン語会衆の兄弟姉妹は普段集会や伝道でスラナン語の「新世界訳聖書」を使っています。スラナン語はスリナムで広く使われていますが,アウカン語を話す人たちは上手に話すことができません。それで,伝道の時にスラナン語の聖句をアウカン語で説明するのは大変なことです。翻訳者の1人はこう言います。「今回発表された聖書のおかげで,年齢や教育に関係なく全ての人が神の言葉から十分に学ぶことができるようになるんです。本当に素晴らしいと思います」。
私たちもアウカン語を話す兄弟姉妹と同じ気持ちです。さらに大勢の誠実な人たちがエホバをたたえるようになるに違いありません。(詩編 34:1)