2023年10月18日
グローバル・ニュース
ジャマイカ・クレオール語とペンシルバニア・ドイツ語の大会が初めて開かれる
2023年7月,ジャマイカ・クレオール語とペンシルバニア・ドイツ語の大会が初めてじかに集まる形で開かれました。約2000人が「辛抱強い人になりましょう」地区大会を待望の母語で楽しむことができました。
ジャマイカ,ジャマイカ・クレオール語
ジャマイカの公用語は英語ですが,ジャマイカに住む人のほとんどはジャマイカ・クレオール語も話します。出席者1700人の中にはイギリスやアメリカから来た人もいました。大会は2023年7月14日から16日に,ジャマイカのオールド・ハーバーにあるマーリー・テクノロジー・パークで開かれました。12人がバプテスマを受けました。
ジャマイカ・クレオール語を話す兄弟姉妹は,初めて大会を母語で聞くことができて大喜びしました。ティニシャ・ゴードン姉妹はこう言っています。「プログラムが始まって,兄弟がステージに上がってジャマイカ・クレオール語で挨拶をした時,思わず泣いてしまいました。母語で大会を聞けるなんて信じられません。ずっと続いてほしいと思いました」。
アメリカ,ペンシルバニア・ドイツ語
ペンシルバニア・ドイツ語を話す人は,カナダとアメリカに約40万人います。この言語はドイツ語の方言で,アーミッシュやメノナイトが住んでいる地域の特に田舎で話されています。ペンシルバニア・ドイツ語を話す5つの会衆と1つのグループがいくつかの州にあり,そこから200人以上の兄弟姉妹が大会に出席するためにやって来ました。大会は,2023年7月7日から9日にアメリカのペンシルバニア州ピッツバーグにあるコラオポリス大会ホールで開かれました。
ペンシルバニア・ドイツ語を話す環境で育ったデービッド・ミラー兄弟は,25年前にエホバの証人と英語で聖書を学び始めました。当時,兄弟にとって,ペンシルバニア・ドイツ語の会衆ができることや大会全部がこの言語で開かれることは想像しにくいことでした。こう言っています。「素晴らしい大会でした。プログラムに引き込まれました。母語で聞けたので,学んだことがすっと心に入ってきたんです」。
私たちは,この歴史的な大会に出席した兄弟姉妹と同じように喜んでいます。エホバは私たちの思いを一つにし,誰もが清い言語で話せるようにしてくださっています。(ゼパニヤ 3:9)