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2022年7月8日
グローバル・ニュース

新記録 週末の2日間で13の言語の聖書が発表される

新記録 週末の2日間で13の言語の聖書が発表される

2022年6月25日から26日にかけて「新世界訳」が13の言語で発表されました。それまで1つの週末に発表された聖書の言語数は最高で6つだったので,これは新記録です。以下は,この特別な日の各地からの報告です。

ツェルタル語

中央アメリカ支部委員会のアルマンド・オチョア兄弟がツェルタル語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」を発表しました。プログラムはストリーミング配信され,約1400人が視聴しました。電子版と印刷版の両方が入手可能になりました。

ツェルタル語の翻訳者の1人はこう述べました。「振り返ると,このプロジェクトを行う上でエホバが助けてくださったことがはっきり分かります。達成されたことを考えると驚くばかりです。エホバの聖なる力の助けがなければ絶対にできなかったと思います」。

ワユ語

コロンビア支部の代表者,カルロス・モレノ兄弟がワユ語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」(マタイから使徒まで)を発表しました。前もって録画されたプログラムがストリーミング配信され,コロンビアとベネズエラの推定2000人が視聴しました。この聖書は電子版で読むことができます。印刷版は今後入手可能になる予定です。

バウレ語

コートジボワール支部委員会のクリストフ・クーロット兄弟がバウレ語の「新世界訳聖書」全巻を発表しました。前もって録画されたプログラムを1万2000人以上が視聴しました。この聖書は電子版で読むことができます。印刷版は2022年10月に入手可能になる予定です。コートジボワール支部の担当地域内で「新世界訳」が地元の言語に翻訳されたのは今回が初めてです。

このプロジェクトを進める力になったことについて,翻訳チームの1人は次のように述べました。「問題にぶつかった時は,兄弟姉妹や区域の人たちが自分の言語の聖書を受け取った時にどれほど喜ぶかを想像しました。そうすると,頑張り続けようという力が湧いてきました。エホバが助けてくださっていたと思います」。

ウェールズ語

英国支部委員会のピーター・ベル兄弟が,ウェールズ語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」を発表しました。プログラムはウェールズにある王国会館からライブ配信され,ウェールズ全体とアルゼンチンの王国会館で2057人が視聴しました。この聖書はすぐに電子版で読めるようになりました。印刷版は2022年12月に入手可能になる予定です。

翻訳チームの1人は次のように話しました。「エホバの名前を初めて翻訳した時のことは決して忘れないと思います。神の名前があるべき位置に復元されていくのを見ると厳粛な気持ちにさせられました」。

マニャワ語とテウェ語

モザンビーク支部委員会のマルセロ・サントス兄弟がマニャワ語とテウェ語の「聖書 ― マタイによる福音書」を発表しました。前もって録画された2つのプログラムがJW Streamで配信されました。テレビやラジオでも放送されました。この聖書はオーディオ版と電子版で利用できるようになっています。印刷版は2022年9月に入手可能になる予定です。

マニャワ語に翻訳された聖書は今までありませんでした。また,テウェ語に翻訳されたものは聖書のほんの一部の書しかありませんでした。今回発表された聖書は多くの人にとって大きな助けになるに違いありません。

ケチュア語(アンカシュ),ケチュア語(アヤクチョ),ケチュア語(クスコ)

ペルー支部委員会のマルセロ・モヤノ兄弟が,ケチュア語(アンカシュ),ケチュア語(アヤクチョ),ケチュア語(クスコ)の「新世界訳」の電子版を発表しました。これら3つはペルーで話されている主要なケチュア語です。前もって録画されたプログラムがストリーミング配信され,7000人以上が視聴しました。印刷版は2022年10月に入手可能になる予定です。

ケチュア語は,同じ語群に属しながらも地域によって大きく異なる言語です。それぞれの翻訳がなければ聖書をはっきり理解するのは難しいと言えます。翻訳チームは,それぞれの地域に住む読者にとって分かりやすい言葉を選びました。

ンデベレ語,セソト語(レソト),セソト語(南アフリカ)

統治体のケニス・クック兄弟が,ンデベレ語とセソト語(南アフリカ)の「新世界訳」と,セソト語(レソト)の「新世界訳」改訂版を発表しました。前もって録画されたプログラムがストリーミング配信され,国内の王国会館や個人の家で2万8000人以上が視聴しました。この聖書の電子版はすぐに利用できるようになりました。印刷版は2022年12月に入手可能になる予定です。「新世界訳」全巻がンデベレ語とセソト語(南アフリカ)に翻訳されたのは初めてのことです。

ンデベレ語の聖書について,翻訳チームの1人は次のように述べました。「エホバの名前が復元されたこの聖書は,ンデベレ語を話す人たちにとって大きな祝福です。人々は初めて,自分の言語の聖書からエホバの名前を知ることができるんです」。

ンデベレ語(ジンバブエ)

ジンバブエ支部委員会のシンギライ・マプフモ兄弟が,ンデベレ語(ジンバブエ)の「新世界訳」全巻の電子版を発表しました。印刷版は2022年7月に入手可能になる予定です。前もって録画されたプログラムがジンバブエ国内の王国会館にストリーミング配信され,8700人以上が視聴しました。

ンデベレ語(ジンバブエ)に訳された聖書はほかにもありますが,「新世界訳」によって聖書の教えがより明快になりました。例えば他の翻訳は,ヨハネ 17章3節でイエス・キリストを「まことの神」としていますが,「新世界訳」はエホバ神とイエス・キリストをはっきり区別しています。翻訳者の1人はこう言います。「この聖書を読む人は,普段使っている言葉で語り掛けられているように感じることでしょう」。

真理を知りたいと願っている世界中の人々が,自分の言葉で聖書を読んで「命の水[を]無償で飲」めるようになっていることを,私たちはうれしく思います。(啓示 22:17