2022年4月12日
グローバル・ニュース
点字版の「新世界訳」が新たに3つの言語で入手可能に
ここ数カ月間に,点字版の「新世界訳聖書」がドイツ語,韓国・朝鮮語,ウクライナ語の3つの言語で発表されました。jw.orgで電子ファイルを入手することができます。韓国・朝鮮語とウクライナ語では,点訳するためのポータブルデバイスである点字ディスプレー用のファイルが入手可能になりました。ドイツ語では,スクリーンリーダー用のファイルが提供されています。
目の見えない人は,大抵の場合オーディオ版や点字ディスプレーを使うことができますが,多くの人は印刷版を好みます。ドイツ語の点字聖書1巻の印刷版はすでに生産され,伝道者に送られました。韓国・朝鮮語の印刷版は今後送られる予定です。ウクライナ語に関しては,戦争のため,いつ発送できるか分かりません。
点字版の「新世界訳」聖書を作るには,本文だけではなく参照資料も点訳する必要があります。地図や図表といった視覚教材についても,目の見えない人が理解できるように伝えることが求められます。
ドイツに住む目の見えない姉妹はこう述べています。「耳で聞くだけよりも,点字で読んだことの方がよく覚えています。エホバへの感謝や信頼が深まりました」。
点字版の聖書は全て米国ニューヨーク州ウォールキルで点字プリンターを使って印刷されています。この機械は点字を特別な紙に印刷するためのものです。印刷して製本し,伝道者に届けるために支部事務所に発送します。「新世界訳」全巻の点字版は全部で30巻を超え,本棚に置くには2メートルほどのスペースが必要です。
韓国・朝鮮語版の点訳者はこう述べています。「目の見えない兄弟姉妹が点字の聖書を読んで励みを得,エホバとの絆を強めている様子について考えます。そうすると,エホバへの感謝が湧き上がります」。
点字版の「新世界訳」が目の見えない兄弟姉妹にとって役立つことを確信しています。エホバは兄弟姉妹を「良いもので」満たしてくださるのです。(詩編 107:9)