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左上: ベネズエラの姉妹がワラオ語の吹き替えをしている。左下: ベネズエラの兄弟たちがピアロア語の翻訳をしている。右: 韓国の家族が2020年地区大会のプログラムを視聴している。

2020年9月4日
グローバル・ニュース

2020年地区大会 翻訳者たちは幾つもの壁を乗り越える

2020年地区大会 翻訳者たちは幾つもの壁を乗り越える

2020「いつも喜びましょう!」地区大会は,エホバの証人の歴史に残る大会でした。大会のプログラムは500以上の言語に翻訳され,オンライン配信されました。翻訳者たちは機材の不足や時間の制約など,幾つもの壁を乗り越えなければなりませんでした。

ケニアにあるキクユ語翻訳チームの姉妹はこう話しています。「ベテルへの立ち入りが制限されていたため,声優の数が限られていました。それで,離れた所に住む兄弟姉妹がベテルに来ないで録音できるようにしました。エホバの聖なる力の働きは素晴らしいと思いました」。

韓国手話と韓国語の翻訳チームも同じような問題にぶつかりました。外部の兄弟姉妹がベテルに来て録音することができませんでした。

兄弟の自宅に作った仮設スタジオ。韓国手話の話とビデオを収録している。

この問題を解決するため,兄弟たちは自宅にスタジオを作りました。必要な録音機材のほとんどは地元の兄弟たちが寄贈してくれました。また,巡回大会が中止になったため,大会ホールのカメラを手話の収録に使えました。

ベネズエラの翻訳者たちはインターネット環境の悪さに悩まされました。機材も不足していました。でも,手に入るものを何でも使ってこの状況を乗り越えようとしました。例えば,ある地域の翻訳者たちは録音の時に防音材としてマットレスを使いました。

南スーダンのジュバにはザンデ語の翻訳チームがあります。1人の翻訳者はこう言います。「大会プログラム全部を録音すると聞いた時,そんなの無理だと思いました。90以上のオーディオとビデオを2カ月で仕上げなければなりません。でもこのプロジェクトを無事に終えることができて,エホバにとって無理なことなんてないという確信が持てました。エホバは想像以上のことを行われます」。(マタイ 19:26

2020「いつも喜びましょう!」地区大会プログラムは,エホバからの素晴らしい贈り物です。エホバは「あらゆる人が救われて,真理の正確な知識を得ることを望んでいます」。(テモテ第一 2:4