2021年4月1日
グローバル・ニュース
JW Streamスタジオが始まる
地元の巡回大会がライブで視聴可能に
最近,エホバの証人はJW Streamスタジオという新しいウェブサイトをリリースしました。このウェブサイトは巡回大会(巡回監督)のプログラムをライブ配信するためのものです。2021年3月6日と7日に,世界中で340の巡回大会がこの方法を使って開かれました。50万人以上がプログラムを視聴しました。
感染症が流行してすぐ,統治体の教育委員会が世界本部のブロードキャスティング部門に,巡回大会をライブ配信できるウェブサイトの開発を依頼しました。何千人もの人が,巡回監督がホスト役を務める大会プログラムを視聴できるようにするためです。
ブロードキャスティング部門の指示の下,このプロジェクトで働く少人数の兄弟姉妹のグループがつくられました。プロジェクト中,兄弟姉妹は幾つもの難しい問題にぶつかりました。
例えば,電子機器の操作に慣れていない人たちにも使いやすいウェブサイトにする必要がありました。また,通信速度が遅くてもスムーズに視聴できるようにする必要もありました。さらに,ブロードキャスティング部門は世界本部のコンピューター部門と協力して,十分な容量のサーバーを確保する必要がありました。大勢の人たちが同時にウェブサイトにアクセスすることになるからです。
ブロードキャスティング部門のアレックス・ヘルナンデスはこう話しています。「何百もの大会を同時開催するウェブサイトを作るのは,やりがいを感じると同時にいろんな苦労がありました。プログラマーの兄弟姉妹もいましたが,多くの兄弟姉妹にとって,リアルタイム通信が可能なウェブサイトの開発は初めてのことでした」。
JW Streamスタジオの大まかな枠組みが出来上がったのは,2020年5月のことでした。それからわずか5カ月後の2020年10月,ブロードキャスティング部門は6カ国の巡回監督たちの協力を得て,ウェブサイトのテストを始めました。このテストによってウェブサイトの問題点を見つけ,リリース前に修正することができました。世界中で初めてライブ配信する時には,17人の兄弟姉妹で成るチームがテクニカルサポートを行いました。
アレックスはこう言います。「壁にぶつかるたびに,その問題についてよく祈りました。解決策が見つかると,エホバの後押しを感じました」。
すでにたくさんの感謝の声が寄せられています。
コロンビアのハイロ・エスピノサ兄弟はこう言っています。「JW Streamスタジオで大会プログラムを視聴して兄弟姉妹を身近に感じました。クリスチャンの一致も強まったと思います。また,リアルタイムのプログラムだと分かっていたので,話によく集中できました。一言も聞き逃したくありませんでした。エホバに感謝しています」。
アメリカのマガリー・レイムンド姉妹はこう話しています。「録画されたプログラムでも同じような内容だと思います。でも,よく知っている人たちの話がリアルタイムで聞けてすごくうれしかったです」。
これまでにJW Streamスタジオを使って800以上の巡回大会が開かれました。神との関係や兄弟姉妹の一致を強めるウェブサイトを用意してくれたエホバに感謝しています。(詩編 133:1)