2021年10月25日
ザンビア
ルンダ語の聖書が発表される
2021年10月16日,アフリカの3つの国で特別な講演が配信され,ルンダ語の「新世界訳聖書」の電子版が発表されました。印刷版は2022年2月に入手できるようになる予定です。
ザンビア支部の支部委員エマヌエル・チポサ兄弟が,前もって収録された講演の中で聖書を発表しました。アンゴラ,コンゴ民主共和国,ザンビアの兄弟姉妹がこの講演を視聴しました。
ルンダ語を話す人たちは,昔からトウモロコシ,キャッサバ,サツマイモを育てて暮らしています。ザンビアでは,有名なザンベジ川上流付近に住んでいます。ザンベジ川は,ナイル川,コンゴ川,ニジェール川に次いでアフリカで4番目に長い川です。エホバの証人がルンダ語を話す人たちに伝道を始めたのは1930年代です。出版物の翻訳は2003年に始まりました。
2019年9月,ルンダ語の翻訳チームは,新しく建てられた遠隔翻訳事務所に引っ越しました。そのおかげでインターネット回線が安定し,仕事がしやすくなりました。
長年,ルンダ語の聖書は,古めかしい言い回しの高価なものしかなく,入手するのも簡単ではありませんでした。ルンダ語の「新世界訳」はとても分かりやすく正確な訳になっています。これまで使われていたルンダ語の聖書では,創世記 3章15節の「子孫」という言葉が複数形になっていて,この預言が主にイエスに当てはまるという説明がしにくい訳でした。でも,「新世界訳」では正しく,単数形を使っています。
良い訳の聖書ができたことを翻訳者たちはとても喜んでいます。ある翻訳者は,「全てのものを造った神エホバについてもっと知りたいと思ってもらえるような訳になっていると思います」と言っています。
ルンダ語の「新世界訳」が出たことからも,エホバがあらゆる言語の人たちを気に掛けていることがよく分かります。この聖書が使われることによって,王国の良い知らせが「世界の果てにまで」伝えられていくはずです。(ローマ 10:18)