2023年10月3日
ジンバブエ
ジンバブエの支部事務所が設立されて75年
2023年9月,エホバの証人のジンバブエ支部が設立されてから75周年を迎えました。現在,支部事務所はジンバブエの首都ハラレにあります。
ジンバブエでエホバの証人の伝道が開始された当時,会衆の活動を監督していたのは南アフリカ支部でした。1932年に南アフリカ支部は4人の開拓者をジンバブエ(当時は南ローデシアと呼ばれていた)に派遣しました。すぐに大勢の人が真理を受け入れてエホバの証人になりました。
戦争でナショナリズムが高まっていき,1940年11月,エホバの証人の文書の輸入と配布が禁止されました。また,多くの兄弟たちがクリスチャンとして中立を保ったため投獄されました。そのような中で兄弟姉妹は慎重に良い知らせを伝え続けます。6年後に禁令が解除されると,国内の伝道者数はあっという間に増加し,3500人を超えました。
このように伝道活動に弾みがついたため,1948年9月1日,ジンバブエ第2の都市ブラワヨに支部事務所が設立されました。支部の僕(しもべ)にはエリック・クック兄弟が任命されました。後に,ギレアデ卒業生のジョージ・ブラッドリー兄弟とルビー・ブラッドリー姉妹,フィリス・カイト姉妹,マートル・テーラー姉妹が宣教者としてジンバブエにやって来ました。
その後数十年にわたり,ジンバブエの伝道者は増加し続けます。それで伝道活動をサポートするため,支部に幾つもの新しい施設を建てる必要がありました。
現在ハラレにある支部事務所は1998年12月に献堂されました。ジンバブエ支部では7つの言語への翻訳が行われています。国内の960の会衆で4万6000人以上の兄弟姉妹が奉仕しています。2023年のキリストの死の記念式には12万702人が出席しました。
ジンバブエでエホバに仕える人たちが今なお増え続けているのを見るのはうれしいことです。エホバの「目と心はいつも」ご自分を愛する人たちに向けられているということがはっきり分かります。(歴代第二 7:16)