2022年6月13日
チリ
マプドゥングン語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表される
2022年6月5日,チリ支部委員会のジェイソン・リード兄弟が,マプドゥングン語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」の電子版と印刷版を発表しました。国中のマプドゥングン語会衆の合計約800人が,ライブストリーミング配信でプログラムを視聴しました。
マプチェ人の多くは,太平洋と大西洋の間にある,チリの中央部と南部やアルゼンチンに住んでいます。その地形は変化に富んでおり,森林,活火山,アンデス山脈,広大な平原を含みます。マプチェ人は人をよくもてなし,神や宗教に対し深い敬意を払います。
1901年以降,聖書の一部がマプドゥングン語で入手できるようになりました。1997年には聖書協会が完全にそろったクリスチャン・ギリシャ語聖書を出版しました。でも,より正確に翻訳された聖書が必要でした。例えば1997年に出版された聖書では,イエスが亡くなった時の記述に「十字架」を意味する言葉が用いられていました。一方,「新世界訳聖書」ではマプドゥングン語で「丸太」を意味する言葉を使い,イエスが真っすぐな杭に掛けられて亡くなったことを示しています。
今回,プログラムがストリーミング配信された23の王国会館で,新世界訳聖書が電子版で発表されると同時に,出席者が印刷版を受け取れたのはとても意味のあることでした。チリ支部委員会のホルヘ・ゴンサレス兄弟はこう述べます。「神の言葉のような宗教的な情報が電子機器を通して提供されても,マプチェ人はそれを信用しない傾向があります。それで,多くの人は印刷された『クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳』を読みたいと思うでしょう」。
今回発表された聖書によって,「全ての国の」さらに多くの人がエホバを知り,エホバを崇拝するようになりますように。(イザヤ 2:2)