2023年12月28日
ナイジェリア
エド語とエサン語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表される
ナイジェリアのベニン・シティとアグバーで開かれた「辛抱強い人になりましょう」地区大会で,エド語とエサン語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表されました。2023年12月8日にはナイジェリア支部委員会のアルチボン・エビチ兄弟がエド語の聖書を,翌週の12月15日には,同じくナイジェリア支部委員会のマルコム・ホールズ兄弟がエサン語の聖書を発表しました。どちらの大会でも出席者に印刷版の聖書が配られ,電子版とオーディオ版も入手可能になりました。
エド語
エド語の聖書が発表された時,出席者は1678人でした。エド語を話す人は世界中に200万人ほどいます。ナイジェリアにあるエド語の23の会衆では,900人以上の兄弟姉妹が奉仕しています。エド語の翻訳チームは2014年に本格的に稼働し始めました。その年からjw.orgでエド語の出版物が入手できるようになりました。
エド語の聖書はほかにもありますが,手に入りにくく高価です。その多くはエホバの名前を省略していて,古めかしい言葉を使っているので,聖書のメッセージが理解しにくいものとなっています。50年以上エホバに仕えている74歳のペーシャンス・イゼブブワ姉妹はこう言います。「エド語の『クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳』を受け取れてとてもうれしいです。この喜びは言葉では言い表せません」。
エサン語
エサン語の聖書が発表された時の出席者は692人でした。ナイジェリアには,エサン語を話す人が100万人以上います。国内の10のエサン語の会衆で640人の兄弟姉妹が奉仕しています。
ギリシャ語聖書全巻がエサン語に翻訳されたのは今回が初めてです。この聖書が発表されるまで,エサン語を話す多くの兄弟姉妹は英語の「新世界訳聖書」を使っていました。コリント第二 4章7節の「私たちはこの宝を土の器に入れて持っています」という表現について,ある姉妹はこう話します。「英語の聖書を読んだ時,何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。でもエサン語の『新世界訳』ではこう訳されています。『私たちは土の器のようです。でも,神は私たちに宣教という貴重な務めを与えてくれました』。意味がはっきり分かって感動しました。この聖書は素晴らしい贈り物です」。
私たちもエド語とエサン語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表されたことをうれしく思っています。さらに多くの人がこの聖書を読んで「真理の正確な知識」を得るよう願っています。(テモテ第一 2:3,4)