2022年5月6日
ブラジル
ブラジル支部の改装工事が進む
サンパウロの西140キロの所にあるブラジル支部で,改装工事が進められています。建物の内装や外装を新しくし,設備を入れ替えるための工事です。使用中の施設を改装するには,良い計画が必要です。支部の仕事に影響が出ないようにしながら,工事を進めなければいけないからです。例えば,寮室を改装するためには,居住者が仮の部屋に移らなければいけません。プロジェクトの完了には5年かかる見込みです。
改装の対象になるのは全ての事務所と650の寮室で,工事エリアは約7万5000平方メートルに及びます。この改装により,利便性とエネルギー効率が上がる予定です。事務所には,移動できる間仕切りが取り付けられ,使用目的に合わせてスペースを区切ることができるようになります。簡易のキッチンが寮室に備わり,ランドリースペースが拡充されます。環境に優しい設備が導入され,水や電気を大幅に節約できるようになります。
プロジェクトのためにやって来る兄弟姉妹のために,支部内に仮設住居が作られました。倉庫の建物が改装されて25部屋の住居になり,支部施設のそばのベテル農場には,部屋に改造した輸送コンテナが91個設置されています。
プロジェクトで働く建設奉仕者のジョエル・グリゴル兄弟はこう話します。「エホバの証人は,仕事を完了させることだけでなく,人に技術を教えることも大切にしている,と実感できました。建設の経験がほとんどあるいは全くなかった人たちも技術を教わり,今ではほかの人を教えています」。
こうした建設プロジェクトのために「喜んで自分を差し出す」なら,エホバはたくさんの良い経験をさせてくれます。(詩編 110:3)