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2022年6月3日
ベナン

フォン語の「マタイによる福音書」が発表される

フォン語の「マタイによる福音書」が発表される

2022年5月29日,ベナンの支部委員会のシルバン・ボワ兄弟がフォン語の「聖書 ― マタイによる福音書」を発表しました。前もって収録された講話を約7000人の兄弟姉妹や関心のある人たちが視聴し,この聖書の電子版の発表を喜びました。印刷版は2023年12月までに入手できるようになります。

以前からフォン語の聖書はありましたが,神の名前が省かれていて,多くの箇所で原語の考えが正しく翻訳されていませんでした。価格も高く,エホバの証人には売ってもらえないこともありました。

今回発表された「マタイによる福音書」は,原語の意味を正しく伝えています。例えば,「体は殺せても命を奪えない人たちを恐れてはなりません」というマタイ 10章28節には脚注が付いていて,元のギリシャ語からすると,この「命」は「将来の命の見込み」であることが分かります。こうした特色のおかげで,伝道で使いやすい聖書になっています。

ベナンのアボメーにある,フォン語の遠隔翻訳事務所

ベナン支部委員会のパレ・ビエル兄弟はこう言っています。「マタイの聖句は私たちの出版物によく出てきます。正確に訳された『マタイによる福音書』があると,良い知らせを伝えたり教えたりしやすくなります。この聖書をプレゼントしてくれたエホバと,一生懸命に働いてくれた翻訳チームに感謝しています」。

フォン語を話す兄弟姉妹はこの聖書を使って,エホバとの絆をますます強め,エホバについてより多くの人に知らせていくことでしょう。(マタイ 5:3