2020年5月29日
マラウイ
マラウイでエホバの証人の集会がテレビやラジオで放送される
エホバの証人のマラウイの支部委員会は,集会の内容を地元のテレビ局やラジオ局で放送するよう手配しました。マラウイのエホバの証人は10万人余りですが,番組の視聴者はエホバの証人だけではありません。放送局の話によれば,週末のテレビの利用者は200万人,ラジオは800万人ほどいるとのことです。
多くの国と同じように,マラウイでも感染症対策のため,王国会館での集会を開くことはできません。しかも,多くの人はインターネットやビデオ会議システムを利用できません。でも,テレビかラジオなら持っています。この放送のおかげで,兄弟姉妹は毎週の集会のプログラムを楽しむことができています。
集会のプログラムは,国の主要言語であるチェワ語で放送されています。テレビでのプログラムは全て,マラウイ手話で同時通訳されています。週末の集会では,公開講演に加えて,エホバの証人が制作したビデオや劇形式の聖書朗読も流されます。番組の最後には,もっと知りたい人やほかの言語で知りたい人のためにjw.orgが紹介されます。
放送はエホバの証人に関する誤解を解く上でも役立っています。ある男性はこう書いています。「ここ数週間,ラジオで皆さんの講演を聞いてきました。みんなが皆さんについて言い立てている事柄がうそだと分かりました。皆さんの話は心に響きます。ほかの宗教とは全然違います」。この男性と家族は,エホバの証人と聖書を学び始めました。
マラウイ支部広報デスクのオーガスティン・セモは,こう話しています。「この状況の中でも,放送のおかげで,兄弟たちは信仰を強める教育を受け続けることができています。また,エホバの証人ではない人たちが聖書の本当の教えを知る機会にもなっています。事態が収束した時に,興味を持ち始めた人たちを王国会館でお迎えできるのを楽しみにしています」。
今の難しい状況の中でも,マラウイでエホバの証人や他の人たちがエホバ神の教えを受けられるのは,とてもうれしいことです。そのために奮闘している「忠実で思慮深い奴隷」に対する感謝の気持ちが深まります。(マタイ 24:45)