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2019年10月3日
メキシコ

サポテカ語(地峡)の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表される

サポテカ語(地峡)の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表される

2019年9月27日,メキシコのオアハカ州サン・ブラス・アテンパで開かれた地区大会で,サポテカ語(地峡)の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表され,1983人の出席者は感謝の気持ちに包まれました。中央アメリカ支部委員会のホエル・イサギレ兄弟がこの新しい聖書を発表しました。これは神の名前エホバが出ているサポテカ語(地峡) a で最初の聖書です。

この翻訳プロジェクトを進める中で,翻訳者たちは特殊な問題にいくつもぶつかりました。翻訳チームが遠隔翻訳事務所に移ってからすぐ後,政治情勢が不安定になり,暴徒たちによって町に通じる道路が封鎖されました。政情不安が約1カ月続き,食べ物が不足し始めました。しかし,周辺の村に住む兄弟たちが,自分たちの農場で採れた野菜などを寄付してくれました。2017年9月7日にはマグニチュード8.2の大地震が町を襲い,遠隔翻訳事務所にいるのが安全ではなくなりました。中央アメリカ支部はすぐに,翻訳者たちが支部事務所に移ることができるよう取り計らいました。さらに,統治体の成員がビデオ会議システムを使って,翻訳チームに聖書からの励みとなる話をしてくれました。

この新しい聖書によって,より多くのサポテカ人が「真理の正確な知識を得ること」を願っています。(テモテ第一 2:3,4

a サポテカ語(地峡)は50以上あるサポテカ語の方言の1つで,話す人はメキシコに8万5000人以上います。