2024年10月9日，アルセン･アバネソフ兄弟がロシアの刑務所から釈放されました。兄弟は2021年7月29日に有罪とされ，6年半の拘禁刑を言い渡されていました。その後上訴しましたが，刑期は7年に延長されました。今回，兄弟は2年以上公判前勾留されていたことが考慮され，刑期を終えました。

アルセン兄弟の父親のビレン･アバネソフ兄弟は，同じ刑事裁判で有罪とされ，6年の拘禁刑に服していました。ビレン兄弟は2024年2月9日に釈放されました。

アルセン兄弟は，エホバに忠実であり続けることを決意していたので，刑務所の中でも強い信仰を保つことができました。兄弟は裁判の最終意見陳述でこう言いました。「私はエホバに忠実であり続けることを誓いました。私の献身は心からのものです。エホバとのこの約束を私は何があっても絶対に破りません」。さらに兄弟は，「エホバへの信頼は揺らいでいません。むしろ前よりも強くなっています」と述べて，エホバとの絆が弱まることはないという確信を言い表しました。

私たちはアルセン兄弟が家族の元に帰れたことをうれしく思います。そして，まだ収監されている兄弟姉妹のためにこれからも祈り続けたいと思います。「さまざまな試練に悩まされ」ていても，私たちの信仰と忍耐にエホバが豊かに報いてくださることを知っているので慰められます。（ペテロ第一 1:6，7）