2021年7月20日，ユダヤ自治州のビロビジャン地区裁判所はアンナ姉妹を有罪とし，2年半の執行猶予刑を言い渡しました。

アンナ･ロフウィツカヤ

• 生まれた年: 1993年（ビロビジャン）

• 人物紹介: 聖書の原則に従うことを母親から学び，2012年にバプテスマを受ける。縫製の技術を身に付ける。2018年にアルトゥールと結婚する。夫婦共通の趣味は，釣り，旅行，バレーボール。

2020年2月6日，ビロビジャンの6人の姉妹が「過激主義」活動を行ったとして，当局により刑事訴追されました。アンナ姉妹もそのうちの1人です。その地域で合計19人のエホバの証人に対する刑事手続きが開始されました。そこには，姉妹の夫のアルトゥール兄弟と義母のイリーナ姉妹が含まれています。

今回の出来事は，この若い夫婦の生活に大きな影響を与えました。長距離の移動は禁止され，2人の銀行口座は凍結されています。さらに，公的サービスの利用が制限されています。アンナ姉妹は，こうしたことが原因で感情的に疲弊してしまい，時々治療を受けなければならない状態です。

姉妹は，自分にとって助けになっていることについて次のように述べています。「ブロードキャスティングの歌は，私の心の支えになっています。気持ちを落ち着かせてくれますし，いろいろな状況での正しい見方を持てるよう助けてくれます。定期的に体を動かすことも，前向きになる上で役立っています」。

さらに，アンナ姉妹とアルトゥール兄弟は，自分たちよりも他の人のためになることを行うよう心掛けています。姉妹はこう言います。「私たちは毎月，ささやかなものでも誰かにプレゼントをすることにしています。自分たちの問題だけでなく，他の人たちのことも考えるようにしているんです」。

アンナ姉妹は現在，判決を待っているところです。姉妹はこの大変な状況を，自分の行動によってエホバに揺るぎない愛を示す素晴らしい機会にしたい，と考えています。（詩編 18:25）