2020年1月22日，ロマン･マルキン兄弟とビクトル･トロフィモフ兄弟に対する判決が言い渡される予定です。検察側はマルキン兄弟に6年，トロフィモフ兄弟に6年半の拘禁刑を求刑しています。

兄弟たちに対する迫害は2018年4月18日に始まりました。その日，ロシアのポリャールヌイ市で，兄弟姉妹の家は武装した覆面の特殊部隊に踏み込まれます。マルキン兄弟の自宅のドアは，夜遅くに警察によって押し破られました。家の捜索が行われている間，兄弟は機関銃で脅され，床に押し付けられました。兄弟の16歳の娘も，頭を腕で守りながら床に伏せました。

その晩，ポリャールヌイでは，さらに4軒のエホバの証人の家が家宅捜索されます。マルキン兄弟とトロフィモフ兄弟を含む十数人の兄弟姉妹が，警察署へ連れていかれ，尋問を受けました。その後，ムルマンスクにあるポリャールヌイ地区裁判所は，マルキン兄弟とトロフィモフ兄弟を公判前勾留することを決定しました。兄弟たちは半年近く勾留され，さらに4カ月の自宅拘禁に置かれました。2019年2月7日，裁判所によって自宅拘禁を解かれたものの，兄弟たちは判決を待っている間，市外への移動や人との接触を制限されています。

ロシアでは300人近くの兄弟姉妹が刑事責任を問われています。私たちは，兄弟姉妹一人一人が引き続き勇気を出し，心を強くすることができるよう祈っています。どんなものもエホバの愛から兄弟姉妹を引き離すことはできません。（ローマ 8:38，39）