2023年2月22日，ロシアで3年以上収監されていたアンドレイ･アンドレーエフ兄弟が釈放されました。

2019年10月16日，クルスクでエホバの証人を対象にした大規模な家宅捜索と取り調べが行われ，アンドレイと数人の兄弟が逮捕されました。アンドレイは約1年8カ月公判前勾留された後，2021年6月3日に拘禁刑を言い渡されました。

アンドレイは収監されている間も，妻のスベトラーナや2人の娘のアンジェリカとアリビナが信仰を保てるよう，できる限りのことをしました。手紙を通して家族をいつも聖書から励まし，自分の収監中に結婚したアンジェリカのために結婚式の話を準備することさえしました。アンジェリカはこう言います。「父の書いてくれた話は感動的で素晴らしいものでした。ゲストみんなの心に響いていました。……結婚式の日に父がその場にいるかのようでした」。

アンドレイと面会するため，家族は片道8時間バスに乗る必要がありました。移動は大変でしたが，兄弟姉妹がいつもスベトラーナや娘たちを支え，寝泊まりする場所や食べ物や拘置所までの移動手段を提供しました。家族がアンドレイに会えるよう，面会者の列に夜通し並んでくれた仲間もいます。

刑務所の中という物理的に厳しい状況の中で，アンドレイは信仰を強く持ち続けました。クリスチャンとしての良い人格と振る舞いによって，刑務所の責任者の信頼と評判を勝ち得ることができ，家族や友人と面会できる機会が増えました。収監されている間のことについてアンドレイはこう言います。「誰に対しても，恨みや怒りや憎しみを抱いたりはしていません。神の助けによって忠実であり続けることができ，私は幸せです」。

クリスチャン愛を表し続けるアンドレイをエホバはこれからも豊かに祝福してくださるに違いありません。（ヨハネ第一 4:16）