2021年12月16日，ユダヤ自治州の裁判所はタチアナ姉妹の上訴を退けました。

2021年6月25日，ユダヤ自治州のビロビジャン地区裁判所はショリネル姉妹を有罪とし，2年半の執行猶予刑を言い渡しました。

タチアナ･ショリネル

• 生まれた年: 1993年（ビロビジャン）

• 人物紹介: 子供の頃，父親が悲惨な死を遂げ，母親に育てられる。きょうだいが1人いる。薬局で働く。趣味はアイススケート，サイクリング，バレーボール。

  専門学校で洋裁を学んでいる時，初めて聖書に興味を持つ。エホバの証人のクラスメートから話を聞き，感銘を受ける。2014年に12歳のいとこを亡くした時，復活の希望から慰めを得る。2017年にバプテスマを受ける。

2020年2月6日，ロシアのビロビジャンで，27歳のタチアナ姉妹を含む，6人の姉妹に対する刑事手続きが開始されました。姉妹たちは宗教活動を行っただけで「過激主義」の罪で起訴されました。ユダヤ自治州では，エホバの証人に対する19件の刑事手続きが行われました。

タチアナ姉妹は，試練の間もエホバが助けてくれることを確信しています。姉妹はこう語ります。「迫害が始まった時，今までと同じ仕方でエホバを崇拝するのが少し難しくなりました。でも聖書を読むのはやめませんでした。私は自分の気持ちや不安を，全部エホバに打ち明けました。そして聖なる力を祈り求めました。何があっても忍耐し，最後まで信仰を保てるようにです。また裁判の時，神の名をしっかり擁護できるように，勇気と知恵も祈り求めました」。

姉妹はこう続けます。「エホバがどんな時もご自分に仕える人を支え保護してくださる，ということを知っているので，喜びを失わずに済んでいます。エホバは今まさに，力強い右手で私を支えてくださっています。おかげで，試練の下でもエホバを全面的に信頼し，平静さを保つことができています」。（イザヤ 41:10）

判決を待つ間も，タチアナ姉妹はエホバの助けを得て「苦難に遭っても忍耐」できるに違いありません。（ローマ 12:12）