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2016年4月13日
ロシア

ロシアのエホバの証人を標的にした審理の続報

ロシアのエホバの証人を標的にした審理の続報

ロストフ州タガンログ: 2016年3月17日,ロストフ州裁判所は宗教活動を行なった16人のエホバの証人を有罪とする第一審の判決を支持しましたが,そのうち12人の罰金を1万ルーブルに引き下げました。執行猶予付き拘禁刑と罰金がどんな影響を及ぼすかは,まだ分かりません。

● 検察当局は聖書を“過激主義文書”に指定しようとする: レニングラード-フィンリャンドスキー運輸検察はエホバの証人が出版している「新世界訳聖書」を“過激主義文書”と指定するよう求める申し立てを行ないました。これは聖書を過激主義文書とすることを禁じるロシア連邦過激活動対策法第3.1条に直接違反します。「新世界訳」が聖書であることに疑問の余地がないにもかかわらず,検察当局はロシア正教会の“聖伝”に沿って翻訳されたものだけが聖書であると主張し,申し立てを正当化しています。ビボルグ市裁判所は2016年4月26日に次の審理を予定しています。