ロシア当局は引き続き，各地でエホバの証人の平和な崇拝行為を「過激活動」として攻撃しています。

• チュメニ，チュメニ州。検察当局は，チュメニのエホバの証人の地方宗教組織（LRO）の一員を「過激主義文書の配布」のかどで起訴しました。その証人は有罪とされ，それに続いて検察は当該宗教組織の解散を目指して事を進めました。その件は2016年4月14日に，ロシア連邦最高裁判所で審理されることになっています。

• エリスタ，カルムイク共和国。地元の警察署長は，エリスタにある王国会館の捜査を命じ，連邦内の過激主義的文書リストに挙げられている証人の文書を「発見」しました。一方的に作り出されたその証拠をもとに，カルムイク共和国の検察はエリスタのエホバの証人法人を解散させる訴えを起こしました。その件はロシア連邦最高裁判所で係争中です。

• さらに，スタールイ･オスコルやベルゴロドなど他の地域におけるLROの解散もロシア連邦最高裁判所で係争中です。