2021年10月14日
ロシア
80人を超えるエホバの証人に言い渡された執行猶予刑 どのようなものか
2017年4月に,ロシア政府はエホバの証人の活動を禁止しました。それ以来,500人以上の兄弟姉妹が逮捕され,過激主義者として起訴されてきました。約40人の兄弟姉妹に拘禁刑が,15人の兄弟姉妹に罰金刑が言い渡されました。また,80人以上の兄弟姉妹が執行猶予刑を言い渡されました。執行猶予刑を受けた兄弟姉妹は今のところ収監されることはありません。しかし,これらも不当な判決であり,兄弟姉妹に大きな影響を与えています。
ロシアの刑法によると,裁判官は拘禁刑の代わりに執行猶予刑を言い渡すことができます。その際,裁判官は保護観察と幾つかの制限を課します。保護観察期間中に違反があった場合,裁判所はその人を執行猶予刑の刑期に相当する期間,刑務所に入れることができます。
執行猶予刑を言い渡された場合,どんな生活を送ることになるのでしょうか。エホバはそうした状況にある兄弟姉妹をどのように助けていますか。執行猶予刑を言い渡された3人の兄弟にインタビューが行われました。兄弟たちは,それぞれ2年から6年の刑を科されています。現在どんな問題に直面しているか,また,忍耐できるようエホバにどのように助けられているかについて兄弟たちが語ります。
執行猶予刑に伴う生活の変化について知ると,兄弟姉妹や家族のためにもっと祈りたいという気持ちになり,具体的に祈るよう動かされます。エホバは私たちの祈りに答え,ご自分に仕える忠実な人がどんな試練に遭ったとしても必ず支えてくださいます。兄弟姉妹の経験を通して,この確信はいっそう深まります。(コリント第二 1:3,4)