2021年3月10日
南アフリカ
南アフリカで3つの言語の「新世界訳聖書」が発表される
2021年3月7日,クワンガリ語,セプラナ語,ツワナ語を話す南アフリカの兄弟姉妹は特別な贈り物を受け取りました。統治体のマーク・サンダーソン兄弟が,クワンガリ語とセプラナ語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」とツワナ語の改訂版「新世界訳聖書」を発表しました。この特別な話は録画され,オンラインで配信されました。兄弟姉妹は聖書を電子版で入手できました。
クワンガリ語
3人から成るチームが2年で聖書を翻訳しました。クワンガリ語を話す240人以上の伝道者は,この分かりやすい聖書を個人研究や伝道で活用することでしょう。
セプラナ語
6人の翻訳者が1年半で,この翻訳プロジェクトを完成させました。南アフリカにはセプラナ語を話す伝道者が374人います。
1人の翻訳者はこう話します。「今まで伝道では,ペディ語の聖書を使っていました。でも言葉の意味を幾つも説明しなければなりませんでした。新しい聖書は読んですぐに意味が伝わります」。
ツワナ語
改訂版聖書の翻訳には4年ほどかかりました。6人の翻訳者がこのプロジェクトで奉仕しました。ツワナ語を話す伝道者は5600人以上います。
この「新世界訳」について,1人の翻訳者はこう言っています。「以前は難しい言葉の意味を説明することばかり考えていましたが,今は宣教のスキルをどうやったら磨けるかを考えられるようになりました。この聖書は個人研究の時にも役立ちます。図表,地図,挿絵,用語集を活用して聖書の記述をイメージすることができます」。
この新しい聖書は,兄弟姉妹や一般の人たちが神についてよりよく知る助けになるでしょう。神の言葉によって豊かに養われていることに心から感謝しています。(イザヤ 65:13)