【韓国，ソウル】2012年11月は，韓国の10万人を超えるエホバの証人にとって特別な月となりました。その国における活動が100周年を迎えたからです。エホバの証人は100周年の節目に，記念のパンフレットを配布するキャンペーンを全国規模で行ないました。それは4ページから成るカラーのパンフレットで，韓国のエホバの証人の歴史の概要と，地域社会におけるその活動を紹介しています。

1912年，この国におけるエホバの証人の聖書教育活動が，その代表者によって始められました。エホバの証人はこれまで，韓国語の聖書を70万冊ほど印刷してきました。現在，無料の聖書レッスンを毎週7万件以上行なっています。国内の1,300を超える会衆では，週ごとに聖書について学ぶ集会が開かれ，その集会は一般にも公開されています。1954年以来，年ごとに大規模な大会を開くことも行なわれてきました。大会のプログラムは韓国語だけでなく，1997年以降は韓国手話でも行なわれています。2009年には，エホバの証人はソウルで国際大会を開催しました。出席者は5万8,000人余りで，それには11の国から来た6,500人を超える代表者も含まれていました。ソウルにあるエホバの証人の支部事務所が開設されたのは，1953年です。

韓国のエホバの証人の広報担当であるホン･デイルは，こう述べています。「今回のキャンペーンは，エホバの証人が地域社会に貢献する活動を100年間行なってきたことを記念するものです」。そしてこう続けています。「わたしたちは，聖書の原則を当てはめることで結婚の絆が強まり，家族がいっそう幸福になり，地域の結びつきが強まる，と考えています。今後も引き続き社会に貢献してゆくことを願っています」。

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