個人情報の使用: ケニア
伝道者になった人は,エホバの証人の世界的な宗教組織(以下,「エホバの証人」という)(各地にあるエホバの証人の会衆や支部事務所,およびエホバの証人の類似の支援組織を含む)が,正当な宗教上の権益と調和して法律に沿った仕方で個人情報を使用することを認めます。「エホバの望まれることを行う組織」の本で説明されている通り,伝道者は崇拝に関連した宗教活動に参加するため,また信仰を強めるための支援を受けるために,自分の所属する会衆に進んで個人情報を提供します。(ペテロ第一 5:2)
個人情報には,個人の氏名,生年月日,性別,バプテスマの日付,連絡先情報,信仰面の状態,野外宣教の活動,エホバの証人の中で有する役割,他の宗教活動に参加する際に提供する情報も含まれます。そうした情報には,その伝道者の宗教上の信念を明らかにする情報や,時には他の要配慮個人情報も含まれます。個人情報の使用には,そうした情報の収集・記録・集計・保管,また個人情報に対する同様の取り扱いが含まれます。
情報保護に関するこの国の法律は以下の通りです。
Data Protection Act No. 24 of 2019 and the Regulations under the Act.
情報保護に関するこの法律に従って,エホバの証人は以下を含む宗教上の目的のために伝道者の個人情報を使用します。
エホバの証人の宗教を維持管理する。
地元にあるエホバの証人の会衆の集会に出席したり,ボランティアとして行われる活動やプロジェクトに参加したりする。
世界中のエホバの証人に聖書からの教えを提供するために録画と配信がなされる集会や大会に,自分の意思で参加する。
会衆内で他の役割を割り当てたり果たしたりする。
「会衆の伝道者記録」を維持管理する。
エホバの証人の長老による,牧羊やケア。(使徒 20:28。ヤコブ 5:14,15)
緊急時に使用される緊急連絡先情報を記録する。
個人情報は,上記の目的や他の正当な目的のために必要とされる期間のみ保持されます。伝道者が必要な個人情報を提供しないことにした場合や,個人情報の処理について異議を唱える場合,エホバの証人は会衆内で特定の役割を果たすことに対する,あるいは特定の宗教活動に参加することに対する当人の適性を評価できない可能性があります。
エホバの証人は世界的に活動しています。そのため,伝道者の個人情報は伝道者が所在している国以外に移転,経由,保存される場合があります。例えば,情報保護法における情報保護の度合いが,情報の発信元となる国の情報保護の度合いと異なる場所も含まれる場合があります。エホバの証人は,移転される情報が適正に保護されることを保証するための適切な措置を講じます。例えば,そのような移転について,拘束力のある契約を利用する場合があります。エホバの証人である全ての受領者は,伝道者の個人情報を「情報保護に関するエホバの証人の世界的な方針」と調和した仕方でのみ用います。
伝道者はエホバの証人の保持する個人情報に関して,アクセスしたり,訂正または削除を依頼したり,処理の制限を依頼したり,処理されることに異議を唱えたりする権利を有します。他の活動のために個人情報が処理されることに伝道者が同意した場合,個人情報の今後の特定の使用に関する同意をいつでも取り消すことができます。伝道者が個人情報の使用について異議を唱えたり同意を撤回したりする場合や,個人情報の削除または処理の制限を依頼したりする場合でも,エホバの証人は,正当な宗教上の目的,あるいは情報保護に関する法律に規定されている他の法的根拠に基づき,一部の個人情報を使用し続けることができます。伝道者は,自分の住んでいる国の情報保護監督機関に苦情を申し立てる権利があることを知っています。
情報保護に関する法律と調和して,エホバの証人は,個人情報を守るためのさまざまな手続き上および技術上の保護措置を導入しています。伝道者は,上記の目的を遂行するため,個人情報が限られた人数の権限ある人によってのみ取り扱われることを理解しています。
関係する情報保護の担当者に対する問い合わせは,以下のEメールアドレスを使用して行ってください。
伝道者は,自分の住む国の情報管理者に関する情報や連絡先情報,また該当する場合はその代理機関と担当者に関する情報が,jw.orgの「情報保護についての連絡先」のページにあることを理解しています。
エホバの証人が情報を扱う方法は,特定の宗教活動の変化や法律の改正のため,あるいは技術の利用に際して変更されることがあります。この「個人情報の使用」のページに変更の必要が生じる場合,変更点がこのページに掲載され,収集される情報および使用方法が常に伝道者に分かるようにされます。このページが変更されているかどうか,定期的にご確認ください。