セクション2
夫婦の絆を守る
「神がくびきで結ばれたものを,人が離してはなりません」。―マルコ 10:9
エホバはわたしたちに,「忠節な愛」を示すよう求めておられます。(ミカ 6:8,脚注)これは夫婦間で特に重要です。忠節さのないところに信頼はないからです。そして,愛にあふれた関係には信頼が欠かせません。
今日,互いに忠節を示さなくなる夫婦がますます増えています。夫婦の絆を守るために,2つのことを行なうよう決意しなければなりません。
1 結婚生活を優先させる
聖書は何と述べているか: 「より重要な事柄を見きわめる」必要があります。(フィリピ 1:10)結婚関係は,人生の中でも極めて重要なものですから,優先させなければなりません。
エホバは,夫婦が互いによく関心を払い,一緒に人生を楽しむことを望んでおられます。(伝道の書 9:9)配偶者を決してないがしろにせず,相手を喜ばせることを考えるべきなのです。(コリント第一 10:24)配偶者が,自分は必要とされ感謝されている,と感じられるようにしてください。
何ができるか:
-
一緒に過ごす時間を定期的に取り,その時間は相手によく注意を向けましょう
-
個人ではなく,夫婦という単位で考えるようにします
2 自分の心を守る
聖書は何と述べているか: 「女を見つづけてこれに情欲を抱く者はみな,すでに心の中でその女と姦淫を犯したのです」。(マタイ 5:28)不道徳なことを考え続けるなら,ある意味で配偶者を裏切っていることになります。
エホバは,「あなたの心を守れ」と述べておられます。(箴言 4:23。エレミヤ 17:9)そうするには,自分の目を守る必要があります。(マタイ 5:29,30)族長ヨブの手本に倣ってください。ヨブは自分の目と契約を結び,情欲を抱いて他の女性を見ることがないようにしました。(ヨブ 31:1)ポルノを決して見ないという決意を固めましょう。また,配偶者以外の人に恋愛感情を抱かないことを思い定めてください。
何ができるか:
-
配偶者との固い絆が,他の人にはっきり分かるようにしてください
-
配偶者の感情を思いやり,ある人との関係が配偶者を不安にさせるようなら,すぐに改めましょう