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前書き

前書き

戦争のない世界がいつの日か実現しますか ― 現代においてわたしたちは,人類を悩ます戦争の中でもまさに類例のない破壊的な戦争を目撃してきました。配偶者を失ったり親を亡くしたりして,自分の家族の死を嘆いた人は数え切れないほどいます。1991年のマドリード中東和平会議で,イツハク・シャミルはこう述べました。「自分の息子を戦場で死なせたいと思うアラブ人の母親はいないはずだ。それと全く同じように,息子を戦争で死なせたいと思うユダヤ人の母親もいない」。ですから,「戦争のない世界がいつの日か実現しますか」というこのブロシュアーの主題は適切なものです。

また,次のような疑問を持ったことがありますか。神の存在を確証できる方法が何かあるだろうか。もしあるなら,神がこれほど多くの苦しみを許しておられるのはなぜだろうか。わたしたちに対する神の目的は何だろうか。どうすればそれが分かるだろうか。聖書が霊感を受けたものであることを示すどんな証拠があるだろうか。死者は実際にどんな状態にあるのだろうか。死者に希望があるとしたら,それはどんな希望だろうか。このブロシュアーの論議の中ではこうした質問や他の質問が取り上げられます。

ヘルモン山

ガリラヤ湖

タボル山

地球は楽園になるはずだったが,人間はそれを戦場に変えてしまった