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特異な惑星が示す証拠

特異な惑星が示す証拠

第10章

特異な惑星が示す証拠

1,2 惑星であるわたしたちの地球を観察する人々はどのように語りますか。

 惑星であるわたしたちの地球は,まことに驚嘆すべきもの,宇宙内にあって,まれにしか見られない美しい宝石のような存在です。外界宇宙から見ると,地球の青い空と白い雲とは,「地球を,視界に映るものの中できわだって魅惑的な物体としていた」と,宇宙飛行士たちは報告しました。1

2 しかし,そこには単に美しいということ以上のものがあります。「なんとか理解しようとする我々のすべての努力を混乱させる,宇宙論上のあらゆるなぞのうち最大のものは,この地球である」と,ルイス・トーマスは,ディスカバー誌の中に書きました。彼はさらにこう述べています。「我々はようやく今ごろになって,それがいかに他と異なり,すばらしいものであるか,いかに息をのむほど見事なものであるかを認識しはじめている。それは太陽の周りに浮かぶ最も麗しい物体であり,自らの青い泡のような大気に包まれ,自らの酸素を作り出してそれを呼吸し,自らの窒素を空気中から自らの土壌中に固定し,自らの気象変化を生じさせているのである」。2

3 「地球」と題する本は,わたしたちが住む惑星について何と述べていますか。それはなぜですか。

3 もう一つ興味深いのはこの事実です。すなわち,わたしたちの太陽系のすべての惑星のうち,科学者が生命を発見したのはただこの地球だけです。しかも,微生物,昆虫,植物,魚類,鳥類,四足獣,人間など,驚くほど変化に富んだ生物がそこに存在するではありませんか。さらに,地球は,それらの生物すべてを養うために必要なあらゆるものを収めた,豊富な財貨の巨大な蔵ともなっています。まさに,「地球」と題する本が言い表わしたとおり,「地球は宇宙の中の驚異であり,特異な球体」です。3

4 地球がいかに特異なものであるかをどのような例えで示すことができますか。わたしたちはどのように結論せざるを得ませんか。

4 地球がいかに特異なものであるかを示す例えとして,あなたが,全く生命の存在しない不毛の砂漠にいる,と想像してみてください。あなたはそこで突然に,一軒の美しい家を見つけます。その家には,空調,暖房,水道,電気の設備があります。その冷蔵庫と食品棚には豊かな食物が備わっています。その地下室には燃料その他の物資が蓄えられています。いま,そのような不毛の砂漠の中で,そのすべてがどこから来たのか,とだれかに尋ねたとしましょう。その人が,「これはたまたま偶然にそこに出現したのだ」と答えたとしたら,あなたはどのように思われるでしょうか。あなたはそのことを信じますか。それとも,それには当然,設計者と建築者がいたはずだと思われますか。

5 聖書のどんな例えがこの地球についても当てはまりますか。

5 科学者たちが探査した惑星の中に,生命の存在するものはほかに一つもありません。それに対し,地球は生物にあふれ,それらの生物は,光,空気,熱,水,食物などのすべてを,絶妙なバランスを保って供給する,きわめて複雑なシステムによって支えられています。それは,生物を,立派な家のような快適な環境で生活させるために特別に設計されている証拠を示しています。そして当然のこととして,聖書筆者の一人が述べるとおり,「家はすべてだれかによって造られる」のであり,「すべてのものを造られたのは神」です。そうです,果てしないまでに大きく,はるかに驚嘆すべき“家”ともいうべき,惑星であるこの地球に関しては,壮大な理知を持つ設計者,また建築者である神の存在を認めないわけにはいきません。―ヘブライ 3:4

6 この地球が理知による設計の証拠を確かに示していることを,ある人々はどのように認めていますか。

6 惑星である地球とそこに住む生物とについて調べれば調べるほど,科学者たちは,それがまさに見事に設計されていることを認めるようになっています。サイエンティフィック・アメリカン誌は次のような驚嘆の言葉を述べました。「宇宙を眺めて,我々の益となるように相互に作用し合っている,物理学および天文学上の多くの偶発的出来事について知るとき,宇宙は何らかの意味で,我々の到来をあらかじめ知っていたかのようにさえ思える」。4 また,サイエンス・ニューズ誌はこう認めました。「そのように特殊で,精巧な状態が無作為の作用で生じたとはとうてい考えられないようにも思える」。5

太陽からのちょうど良い距離

7 地球が太陽からの光と熱というかたちでちょうど適当な量のエネルギーを受けているのはどんな仕組みによりますか。

7 地上の生物にとって肝要な,多くの精巧な状態の一つは,太陽から受ける光と熱の量です。地球は太陽のエネルギーのほんのわずかな部分を受けているにすぎません。しかし,それは生命を支えるにちょうど必要な量なのです。これは,地球と太陽との距離が平均して1億4,900万㌔で,ちょうど良いところに位置しているためです。仮に地球が太陽にもっと近かったら,あるいはもっと離れていたとしたら,気温は生物のためには高すぎたか,あるいは低すぎたことでしょう。

8 太陽を回る軌道上の地球の速さが非常に大切なのはなぜですか。

8 太陽を回る軌道を1年に1度運行する地球は,時速10万7,000㌔の速さで進んでいます。これは,太陽の引力を相殺し,太陽と地球の距離を適正に保つのにちょうど良い速さです。仮にその速さが減少すれば,地球は太陽に引き寄せられてしまうことでしょう。それはやがて,地球を,太陽に一番近い惑星である水星のように,焼けた荒れ地としてしまうかもしれません。水星における日中の温度は摂氏300度を超えます。しかし,周回の速さが増大したとすれば,地球は太陽からもっと離れて,太陽から最も遠い軌道を持つ惑星である冥王星のように,凍りついた不毛の地となりかねません。冥王星における温度は摂氏零下180度ほどにもなっています。

9 地球が一定の周期で自転することが大切なのはなぜですか。

9 さらに,地球は常に,地軸を中心にして24時間に1度完全に自転しています。これによって光と闇の時間が交互に出現しています。しかし,もし地球の自転が,例えば年に1度だけであったとしたらどうでしょうか。それは,地球の同じ側が一年中太陽のほうを向いていることになります。その側は天火に似た砂漠のようになり,一方,太陽から離れたほうの側は常に氷点下数十度の不毛の地となることでしょう。そのように極端な環境下で生存できる生物はごく少ないことでしょう。

10 地軸の傾きは気象や作物にどんな影響を与えていますか。

10 地球の自転軸は太陽に対して23.5度傾いています。地軸が傾いていなかったとすれば,季節の移り変わりは起きないでしょう。天候はいつでも同じであったことになります。それは生命の存在を不可能にするものではありませんが,生活の妙味はずっと少なく,多くの土地での現在の収穫のサイクルを甚だしく変えるものとなるでしょう。仮に地軸がもっと傾いていたとしたら,夏は甚だしく暑く,冬はきわめて寒いことでしょう。しかし,23.5度の傾きは,それぞれの季節の多彩な変化を楽しませてくれるのです。地球の多くの場所では,様々な草木が目ざめて美しい花を咲かせる春があり,あらゆる種類の戸外活動を楽しめる暖かな夏があり,木の葉が華麗な色彩の変化を見せてくれるすがすがしい秋の季候があり,また,雪をまとった山々,森林,田野の景色の美しい冬があります。

わたしたちの驚嘆すべき大気

11 地球の大気が非常に特異なものであると言えるのはなぜですか。

11 もう一つ特異なもの,まさに驚嘆すべきものは,わたしたちの地球を包んでいる大気です。太陽系内の惑星で地球にあるような大気を持つものはほかにありません。月にもそれはありません。宇宙飛行士たちがそこでの生存のために宇宙服を必要としたのはそのためです。しかし,地球上で宇宙服は必要ではありません。わたしたちの大気は,生命のために絶対に必要な気体をちょうど良い比率で含んでいるからです。それらの気体の中には,それだけでは死をもたらすものもあります。しかし,空気はそれらの気体を安全な割合で含んでいるために,わたしたちは何の害も受けずにそれを呼吸することができます。

12 (イ)わたしたちにちょうど適量の酸素が与えられていることはどんな点にはっきり示されていますか。(ロ)窒素はどんな大切な役目を果たしていますか。

12 そうした気体の一つは酸素であり,わたしたちが吸う空気の21%を占めています。酸素がなければ,人間も動物も数分のうちに死んでしまうでしょう。しかし,酸素が多すぎれば,それもわたしたちの生存を脅かすのです。なぜでしょうか。純粋な酸素を長く呼吸することは有害なのです。加えて,酸素が多くあれば,物はそれだけ燃えやすくなります。大気中に酸素が多すぎれば,可燃性の物質は激しく燃え上がるでしょう。火災がたやすく発生し,消し止めることは難しくなるはずです。賢明にも,酸素は他の気体,とりわけ窒素によって薄められています。窒素は大気の78%を構成しています。しかし,窒素は単に薄める役目を果たしているだけではありません。地球全体では,雷雨に伴って毎日幾百万回もの稲妻が発生しています。この稲妻はいくらかの窒素を酸素と結合させます。こうして造り出される化合物は雨によって地上に運ばれ,植物はそれを肥料として用います。

13 適量の炭酸ガスが生物の生活過程においてどんな役割を果たしていますか。

13 炭酸ガスは大気の1%にも足りません。そのようなわずかな量でどんな役割を果たしているのでしょうか。それがなければ,植物は死に絶えてしまうでしょう。そのわずかな量こそ,植物が吸収して,代わりに酸素を放出するのに必要な量なのです。人間と動物はその酸素を吸って,炭酸ガスを吐き出します。大気中の炭酸ガスの比率が増えると,それは人間や動物にとって害になりがちです。比率が下がれば,植物の生命を支えることはできません。植物と,動物と,人間の生存のために,驚くほど精巧な,自立的サイクルが整えられているではありませんか。

14,15 大気は保護の覆いとしての役目をどのように果たしていますか。

14 大気は単に生命を支えているだけではありません。それは保護のための覆いの役目も果たしています。地上から約25㌔の上空には,オゾンガスの薄い層があって,太陽からの有害な放射線をこし取っています。このオゾン層がなければ,そのような放射線が地上の生物を死なせてしまうでしょう。また,大気はいん石による衝撃から地球を守っています。大部分のいん石は地上に到達しません。落下のさい大気中で燃えつきてしまうからであり,それは,わたしたちには流星のように見えます。このことが起きなければ,幾百万個もの流星が地上のあらゆる所に衝突して,生命と財産に大々的な損害がもたらされることでしょう。

15 保護の覆いとなることに加えて,大気は地球の暖かさが外界宇宙の冷たさの中に逃げてしまうのを防ぐ働きもしています。そして,大気そのものも,地球の引力によって,外部に消散してしまうことのないように守られています。その引力は,そのことを果たすのにちょうど良い強さであり,わたしたちの運動の自由を妨げるほど強くはありません。

16 大空の美しさについてどのように言うことができますか。

16 大気はわたしたちの生存に必須であるだけではありません。きわめて美しいものの一つ,それは移りゆく空の色彩です。その広がりと壮麗さにはわたしたちを圧倒するものがあります。地球は,どこまでも荘厳で色どり豊かな大空のパノラマに包まれています。東のほうでは,黄金のきらめきが朝の訪れを告げ,一方,西のほうの空は,ピンク,オレンジ,赤,紫の輝く装飾をもって一日に別れを告げています。白く渦巻く綿のような雲は明るい春や夏の日をふれ告げ,子羊の毛のような秋の雲の衣は冬の近づきを知らせます。夜空は星の光輝をもって気高く装い,月明かりの夜は独特の美をたたえます。

17 一筆者は大空についてどのように述べましたか。誉れはだれに帰せられるべきですか。

17 わたしたちの地球の大気はあらゆる点でいかにもすばらしい備えではありませんか。ニューイングランド医学ジャーナル誌の中で,一筆者はこのように述べました。「どの点から見ても,大空は奇跡的な作品である。それはうまく作用し,それが成し遂げるように設計されている事柄に対して,自然界の他のいかなるものにも劣らず完ぺきに適合している。時おり,ある地域にかかった雲を他の場所に動かしたいなどと願うことを別にすれば,それに改良を加えるべき点など我々のだれも考えつかないのではないかと思う」。6 この言葉は,数千年昔のある人が同じような驚嘆すべきものに接して認めた事柄,すなわち,それらが「知識の全き方のくすしいみ業」であることを思い起こさせます。もとよりその人は,「天の創造者,それを張り伸ばす偉大な方」のことを述べていました。―ヨブ 37:16。イザヤ 42:5

水 ― 特異な物質

18 水を特異なものとしている特性にはどんなものがありますか。

18 地球は,生命のために肝要な特性を備えた水を大量に擁しています。水は他のいかなる物質より豊富に存在します。その数多くの有益な性質の一つは,それが,気体(水蒸気),液体(水),固体(氷)として,すなわち,そのすべてが地球の普通の温度の範囲内で存在することです。また,人間,動物,植物が必要とする幾千種類もの原材料は,血液や樹液など,液体のかたちで運搬されなければなりません。水はこの目的のためにきわめて理想的な物質です。それは他のどんな液体にも勝って多くの物質を溶かし込むことができるからです。水がなければ,栄養摂取の過程は続きません。生物は,自分が取り入れる物質の溶解を水に依存しているのです。

19 氷結する水にはどんな珍しい特性がありますか。そのことはなぜ非常に大切ですか。

19 水には,その氷結の仕方にも特異なものがあります。海や湖の水は,温度が下がると,重くなって下に沈みます。これは,より軽くて,温度の高い水を上層に押し上げます。しかし,水の温度が氷点に近づくと,この過程は逆になります。そのような温度になると,冷たい水は軽くなって上昇するのです。こうして氷結する時,それは水面に浮かびます。氷は一種の断熱材となって,下方の深い所にある水が凍るのを防ぎ,こうして水生の生物を保護しています。この特異な性質がなかったなら,冬ごとに氷が底の部分に沈んで蓄積し,次の夏まで太陽光線によって解かされることがないかもしれません。やがて,川や湖,さらには,大洋の水に至るまで,その多くの部分が固い氷となってしまうかもしれません。そうなれば,地球は,生物の生活できない凍りついた惑星となってしまうことでしょう。

20 雨はどのようにしてできますか。雨滴の大きさが思慮深い設計を示していると言えるのはなぜですか。

20 もう一つ特異なのは,川,湖,海などから遠く離れた地域も,生命の維持に必要な水が得られるようになっている仕組みです。太陽の熱は毎秒何十億リットルもの水を水蒸気に変えています。この水蒸気は空気より軽く,上空に上って行って雲を形成します。風また気流はこれらの雲を移動させ,ちょうど良い条件になると,その水分は雨となって落下します。しかし,雨滴は一定の大きさにしかなりません。もしそうではなく,雨の粒が巨大な大きさになったとしたらどうでしょうか。それは災害となるでしょう。実際にはそのようなことはなく,雨粒はふつう適当な大きさで静かに落下し,草の葉をさえ,また非常に繊細な花をさえ傷めるようなことはめったにありません。水にさえ,思慮深い,優れた設計が明らかに認められるではありませんか。―詩編 104:1,10-14。伝道の書 1:7

「産出的な地」

21,22 「産出的な地」の仕組みにどんな知恵が示されていますか。

21 聖書筆者の一人は,神を,「その知恵によって産出的な地を堅く立てた方」と描写しています。(エレミヤ 10:12)そして,この「産出的な地」,すなわち地球の土壌も大いに意義深いものです。その作りには明らかに知恵が働いています。土は植物の生育に欠くことのできない性質を備えています。植物は,土の中の栄養分や水を空気中の炭酸ガスと結合させ,光の助けを得て食物を造り出します。―エゼキエル 34:26,27と比較。

22 土壌は人間と動物の生命を支えるために必要な化学元素を含んでいます。しかし,まず草や木がそれら諸元素を,動物や人間の体が同化できるかたちに変えなければなりません。この面で協力しているのは微生物たちです。しかも,ほんのスプーン一杯の土の中にさえ幾百万という微生物が見いだされるのです。それらはそれぞれ数えきれないほどに異なった設計になっており,その各々が枯れ葉や枯れ草,その他の廃物を,利用できるかたちに還元し,あるいは土壌を解きほぐして空気や水が入りやすくしています。ある種のバクテリアは,窒素を,植物が生育のために必要とする化合物に変えています。ミミズや昆虫が終始穴を掘っては下層土の粒を表面に押し上げるにつれ,表土はしだいに改良されてゆきます。

23 土壌にはどんな復元力がありますか。

23 誤用その他の要素のためにある土地の土壌が損なわれてしまうことがあります。しかし,その損傷を恒久的なものにしてしまう必要はありません。土には驚くほどの復元力が内蔵されています。このことは,火災や火山の噴火が土地を荒廃させたところで観察されます。やがて,そのような地域にも再び草木が繁茂するようになります。そして,汚染が抑制されるようになると,土壌は復元し,不毛の荒れ地となっていたところさえ元のようになります。そして,最も重要な点として,土地の誤用の背後にある根本的な問題を解決するために,地球の創造者は,「地を破滅させている者たちを破滅に至らせ」,この地球を,ご自分が人類のために当初用意したとおりのとこしえの住まいとして維持してゆくことを意図しておられます。―啓示 11:18。イザヤ 45:18

単なる偶然ではない

24 他から何の導きも受けない偶然の働きについてどんな質問がありますか。

24 以上のことを考えて,ここに幾つかの質問があります。地球を,その光と熱のエネルギーの源である太陽からちょうど良い距離に位置させたのは,他から導きを受けない偶然の働きでしたか。地球がちょうど良い速さで太陽の周りを回り,それが24時間で自転し,地軸がふさわしい角度だけ傾くようにしたのは,単なる偶然によるのですか。地球に,保護となり,生命を支える大気を備え,それが種々の気体のちょうど良い混合物となるようにしたのは偶然の働きですか。食物の生産に必要な水と土を地球に与えたのは偶然ですか。滋味豊かで,色どりに富んだ多様な果物,野菜,その他の食物を備えたのは偶然ですか。空,山,川や湖,花,植物,樹木に,また,その他の非常に多くの愛らしい生物にこれほど豊かな美しさが備わるようになったのは,ただの偶然ですか。

25 わたしたちのこの特異な惑星について多くの人々はどんな結論に至りましたか。

25 多くの人々は,何ら他から導きを受けないただの偶然の働きでこのすべてが生ずるようになったとはとうてい考えられない,と結論しています。それらの人々は,思慮と,理知と,意図に基づく設計のまぎれもないしるしを至るところに見ているのです。その点を認める人々は,その恩恵にあずかる者たちが『神を恐れ,神に栄光を帰する』のは当然のこととみなしています。その方こそ,「天と地と海と水のわき出るところとを造られた方」だからです。―啓示 14:7

[研究用の質問]

[129ページの拡大文]

「地球は宇宙の中の驚異であり,特異な球体である」

[135ページの拡大文]

酸素がなければ,人間も動物もすぐに死んでしまう

[137ページの拡大文]

「大空は奇跡的な作品である」

[137ページの拡大文]

水がなければ,動物も植物も,自分に必要な栄養物を得ることができない

[141ページの拡大文]

地球は,意図に基づく設計のまぎれもないしるしを備えている

[128ページ,全面図版]

[131ページの図版]

地球は軌道上をちょうど良い速度で進むことによって,太陽との距離を適正に保っている

[136ページの図版]

夜の空にもまた独特の美しさがある

[138ページの図版]

水は温度が下がると沈んでゆくが,氷点の少し前で再び上昇する。これによって,地球が凍結した惑星となることはない

[139ページの図版]

太陽からの光,空気中の炭酸ガス,そして土の中からの水と化学物質とが奇跡的に結合して食物を造り出す

[140ページの図版]

地球には驚くほどの回復力がある。わずかの間に,新しい植物が芽生えてくる

[141ページの図版]

わたしたちの楽しみのために,喜びとなるものをこれほど多く与えてくれたのは,他から何の導きも受けないただの偶然だろうか

[130ページの図版/図]

どんな家にも必ずその設計者と建築者とがいる。では,家よりはるかに複雑で,ずっと良い装備を持つわたしたちの地球についてはどうだろうか

[図]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

れんが

天窓

こけら板

軒どい

竪どい

外装しっくい

押え縁

羽目板

A,A-10

13,1

12,12

E,E,E,E

[132,133ページの図版/図]

地軸の傾きが,人に喜びとなる季節の変化を作り出している

[図]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

23.5度の傾き

[134ページの図版/図]

それらの気体の中にはそれだけでは死をもたらすものもあるが,大気中で混ざり合うことによって,それらは生命を支える働きをしている

地球の大気の構成比:

窒素 78%

酸素 21%

他の気体の合計 1%

[図]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

大気は地球を覆って,害をもたらす放射線やいん石から保護している