ダニエル 11:1-45

11  「またわたしは,メディアじんダリウス*だいいちねん+かれつよめるものまたそのようがいとしてがった。  それでいましんじつことがらをあなたにげる+ よ,なおさんにんおうがペルシャのために+。そしてだいよんもの+は[の]すべてのものまさっておおきなとみあつめるであろう+。そして,そのとみにおいてつよくなるとすぐ,かれはすべてのものをふるこしてギリシャ*おうこく+めるであろう。  「また,ひとりのきょうだい*おうかならち,こうはんとうけん*をもってはい+のままに*ことおこなうであろう+  だが,かれがったとき+,そのおうこくくだかれ,けられててんほうかぜ*+かう+。しかし,それはかれこうえいにはさず+かれはいしたさいのとうけんのほどでもない。かれおうこくかれて,それらがいものたちのものとなるのである。  「そして,みなみおう*,すなわちかれきみたちの[一人ひとり]がつよくなる。これはかれたいしてゆうせいになり,そのものはいりょく[にまさる]こうはんとうけんをもってはいすることになる。  「そして,いくねんかのわりにかれらはたがいにめいやくむすび,みなみおうむすめきたおう*のもとにる。へいこうはかめのためである。しかしかのじょぶんうでちからたもてない+かれもまたそのうでもずっとつことはない。かのじょしんわたされる。かのじょれてものたちも,かのじょませたものも,そのころかのじょつよくしたものも[どうよう]である。  だが,かのじょからしん+ひとつがかならかれち,そのものぐんぜいのもとにて,きたおうようがいかい,かならかれらにめかかってゆうせいになる。  さらに,かれらのかみがみ*+かれらのちゅうぞうかれらのねがわしいぎんきんしな,[また]とりこたちをたずさえてエジプトにもどる。そしてかれは,いくねんかのあいだきたおうからはなれてつ。  「いでかれみなみおうおうこくにまさにはいってる。だが,ぶんもどってくことになる。 10  「いっぽうその*は,みずかふるち,むらがるたいぐんをまさにあつめる。そしてかれすすんでってまさにはいり,みなぎりあふれてとおってく。しかしかれもどってく。そして,ふるこして*ぶんようがいへとすすむ。 11  「それでみなみおうふんげきし,ってかれと,[すなわち]きたおうたたかうことになる。かれはまさにたいぐんがらせるが,そのぐんしゅうじっさいにはかのものわたされる+ 12  そしてそのぐんしゅうかならられる。かれこころたかぶり+かれはまさにいくまんものたおす。しかしかれぶんきょうたちようしない。 13  「それで,きたおうもどってて,はじめをうわまわるたいぐんこすことになる。そして,しばらくのときすなわちいくねんかのわりに,かれはやってる。おおきなぐんぜいひき+たいりょうざいたずさえて+そうする。 14  またそのときみなみおうかうものおおくいる。 「また,あなたのたみぞくするごうとうらは,まぼろしじつげんさせようとしてまわされる+かれらはかならずつまずく+ 15  「そして,きたおうはやってて,こうるいへき*+じょうさいのあるをまさにこうりゃくする。そして,みなみうでかうことができない。かれのよりきのたみも[どうよう]である。こらえてちからはないであろう。 16  そして,かれかってもののままにことおこない,そのまえかうものはだれもいない。さらにかれかざ+つ。そのにはぜつめつがあるであろう*+ 17  またかれぶんおうこくぜんたいいきおいをもってすすもうとしてかおけるが+,そのものとのあいだへいこうはか+[きょうやく]ができることになる。こうしてかれこうてきこうどうする+。また,おんなたちのむすめかんし,これをめついたらせることがかれゆるされる。だが,かのじょかず,ずっとかれのものとしてとどまることはない+ 18  そしてかれかおふたたうみ沿いのたい+*け,じっさいおおくのところをこうりゃくする。だが,ひとりのれいしゃぶんのためにかれからのなんえさせることになる。[そのため]かれなんはやむ。そのものはそれをかれしんさせる。 19  それでかれかおふたたみずからのようがいける。かれかならずつまずいてたおれ,[もはや]いだされることはない+ 20  「また,にん*+こうあるおうこく*とおかせるものかれつことになる+。だが,すうにちのうちに*そのものくだかれる。それはいかりによるのでも,たたかいによるのでもない。 21  「いで,かろんじられたものかれつことになる+かれらは[その]おうこくそんげんけっしてそのものそうとはしない。だが,しんぱいなくごしているあいだ+かれはまさにはいってて,なめらかさ*をもって+[その]おうこくれる。 22  また,こうずいうで+についてえば,それはかれのゆえにながされて,くだかれる+けいやく+どうしゃ+もまたそのようにされる+ 23  そして,かれらとのめいやくのゆえにかれあざむきをつづけ,まさにのぼってて,ちいさなこくみん*+によってきょうだいものとなる。 24  しんぱいなくごしているあいだ+かれはまさにそのかんかついきえたところにはいり,そのちちたちまたちちちちたちもおこなわなかったことおこなう。ごうだつぶつぶんものざいかれらのあいだらす。そして,ぼうほどこされたところたいしてたくらみをめぐらすが+,それはただしばしのあいだである。 25  「またかれおおきなぐんぜいひきい,みなみおうたいしてぶんちからこころふるこす。みなみおうもまたはなはおおきくきょうだいぐんぜいひきいてそのたたかいにふるつ。だが,かれはこらえてつことができない。かれたいするたくらみがめぐらされるからである。 26  そして,かれしょくしょくしていた*ものたちがかれほうかいをもたらす。 「また,かれぐんぜいについても,それはながされ*おおくのものころされてかならたおれる。 27  「そして,これら二人ふたりおうは,そのこころあくおこなうことにかたむけ,ひとつのしょくたくについて+いつわりをかた+。しかしなにごとせいこうしないであろう+わりはなおさだめのときのぞむのである+ 28  「そしてかれたいりょうざいたずさえてぶんもどる。そのこころせいなるけいやく+さからう。そしてかれこうてきこうどう+かならぶんもどる。 29  「さだめのとき+*かれもどってき,みなみかって*まさにせる+。しかし,のちときはじめのときおなじにはならないであろう。 30  そして,かれたいしてキッテム+ふね*かならせる。かれかならしつさせられる。 「それでもかれはまさにもどってってせいなるけいやく+をひぼうし+こうてきこうどうする。またもどってって,せいなるけいやくはなれるものたちにこうりょはらう。 31  また,かれからうで*があってがる。そうしてかれらはせいなるところ*を,ようがい*をまさにけが+じょうのもの*+をものぞる。 「またかれらはこうはいをもたらす*けんすべきもの+かならえる*+ 32  「また,けいやく+たいしてよこしまなこうどうをしているものたちを,かれなめらかなこと+はいきょう+みちびれる。しかし,ぶんたちのかみ*っている+たみは,ゆうせいになり*+こうてきこうどうする。 33  そして,たみのうちどうさつりょくのあるものたち+は,おおくのものかいかつ+。またかれらは,つるぎほのおにより,らわれとごうだつとによっていくにちかのあいだ*かならずつまずきにわたされる+ 34  しかし,つまずきにわたされているときかれらはしょうたすけによってたすけられる+。だが,おおくのものなめらかさ*によってかれらにくわわる+ 35  そして,どうさつりょくのあるものたちのなかにもつまずかされるものがいる+。それらのもののゆえにせいれんおこない,きよめをおこない,しろくすることをおこなうためであり+,こうしてついにわりのときいた+。それはなおさだめのとき*のぞむのである+ 36  「そして,そのおうはまさにぶんのままに*ことおこない,ぶんたかめ,ぶんおおいなるものとして*あらゆるかみ*うえたかめる+。また,かみがみかみたるもの*+かっておどろくべきことをかたる。またかれきゅうだんがなしえられるまではかならせいこうおさめる+けっていされたことがらげられねばならないからである。 37  またかれぶんちちたちのかみ*なんこうりょはらわない。おんなたちのねがいにも,のすべてのかみにもこうりょはらわず,すべてのものまさってぶんおおいなるものとする+ 38  しかしようがいかみたいしては*ぶんのそのからもえいこうする。そのちちたちのらなかったかみたいして,きんにより,ぎんにより,ほうせきにより,のぞましいものによってえいこうする。 39  またかれは,こくかみともになって,さいきょうぼうほどこされたとりでにたいしてもこうてきこうどうする。かれはだれでも[ぶんを]みとめたものえいこうませ,それらのものおおくのものなかはいさせる。また,だいってはいぶんする。 40  「そして,わりのときに,みなみおう*+かれうが,これにたいしてきたおう*へいしゃしゅおおくのふねとをもってきょうしゅうする。かれかならず[おおくの]はいり,みなぎりあふれてとおく。 41  かれはさらにかざ+*はい+おおくの*[]がつまずきにわたされる+。しかし,これらは,すなわち,エドム,モアブ+,またアンモンのらのおもったぶん*はそのからのがる。 42  それでもかれはそれらのかってしきりにそのす。エジプト+のがるものとはならない。 43  そしてかれかくされたきんぎんたからをまさにはいし,またエジプトのすべてののぞましいものを[はいする]。そしてリビアじん*とエチオピアじん*かれあゆみにく。 44  「しかし,かれをかきみだらせ*があって+ほうから+,またきたからる。そのためかれじょうげきいだき,ほろぼしくすため,おおくのものほろびのためにささげようとして+ 45  そしてかれぶんきゅう殿でんのようなてんまくを,そうだいうみ*せいなるかざやま+との*あいだもうける。それでも,かれかならぶんわりにいた+。これをたすけるものはいない+

脚注

「ダリウス」,マソ本,シリ訳,ウル訳; 七十訳,「キュロス」。5:31,「ダリウス」の脚注参照。
「ギリシャ」。ラ語,グラエキアエ; 七十訳,「ギリシャ人」; ヘ語,ヤーワーン,「ヤワン」。
「強大な」。ヘ語,ギッボール。
または,「広範な支配権」。
または,「自分の喜びのままに」。ヘ語,キルツォーノー。
「風」。または,「(四つの)方向」。ヘ語,ルーホート; ギ語,アネムース; ラ語,ウェントース。
」。ヘ語,メレク・ハンネゲヴ
」。ヘ語,メレク ハッツァーフォーン
「彼らの神々」。ヘ語,エローヘーヘム,複数形; ギ語,テウース; ラ語,デオース
「子ら」,マソ本欄外,七十訳バグスター,ウル訳; マソ本,七十訳,「子」。
「そして,彼は身を奮い起こして」,マソ本欄外,七十訳,ウル訳,および多くのヘブライ語写本; マソ本,シリ訳,「そして,彼らは身を奮い起こして」。
字義,「を注ぎ出し」。
「絶滅があるであろう」,マソ本; 母音符号の打ち方を変えることにより,「そのすべてがあるであろう」。
または,「再び島々に」。
「取り立て人」,税の取り立て人であろう。または,「職長」。ヘ語,ノーゲース。王二 23:35と比較。
「光輝ある王国」。字義,「王国の光輝」。
「数日のうちに」,マソ本,ウル訳; 一つのヘブライ語写本,「後の日々に」; 七十訳,「最終の(最も遠い)日々に」。
または,「へつらいの行動[もしくは,ことば]」。
「小さな国民」。字義,「国民の少なさ」。
または,「彼の[正餐の]食卓についていた」。
「みなぎりあふれ」,マソ本,七十訳; 七十訳バグスター,「(また,軍をそれは)流し去り」; シリ訳,「散らされ」; ウル訳,「覆され」。
または,「定められた時に」。ヘ語,ランモーエード
に向かって」。ヘ語,ヴァンネゲヴ
「キッテムの船」,マソ本; 七十訳,「ローマ人」; ウル訳,「三段オールの船とローマ人」。
すなわち,人間の腕。ここでは象徴的に用いられている。
聖なる所」。ヘ語,ハンミクダーシュ; 七十訳バグスター(ギ語),ハギアスマ; ラ語,サンクトゥアーリウム
または,「とりで」。ヘ語,ハンマーオーズ
または,「絶えざる[犠牲]」。ヘ語,ハッターミード; ウル訳,「絶えざる犠牲」; 七十訳,「犠牲」。8:11の脚注参照。
または,「驚きをもたらす」。ヘ語,メショーメーム。9:27,「横たわるもの」の脚注と比較。
字義,「必ず与える」。
字義,「自分の(彼の)」。ヘ語,エローハーウ;「彼」は「民」を指す。
または,「強さを示し」。
「多くの日のあいだ」,多くのヘブライ語写本と印刷版。
または,「へつらいの行動[もしくは,ことば]」。
または,「定められた時に」。ヘ語,ランモーエード
または,「自分の喜びのままに」。ヘ語,キルツォーノー。
または,「自分を高め,誇って」。
「神」。ヘ語,エール; ギ語,テオン; ラ語,デウム。
「神々の神たる者」。ヘ語,エール エーリーム; ラ語,デウム デオールム。
または,「神々」。
「しかし要害(とりで)に対しては」。ヘ語,ウェレエローアハ マーウッジーム; ラ語,デウム アウテム マオジム
5節の脚注参照。
6節の脚注参照。
または,「飾りとなる(美しい)地に」。ヘ語,ベエレツ ハッツェヴィー
「多くの」,女性形。明らかに土地(女性)を指している。
「主立った部分」。字義,「初め」。
「そしてリビア人」,マソ本(ヘ語,ウェルヴィーム),七十訳; ラ語,リュビアース
「とエチオピア人」。ヘ語,ウェクシーム; ギ語,カイ アイティオペス; ラ語,エト アエティオピアース
「知らせ」。字義,「聞かれた事柄」。
「壮大な海」。字義,「海」(複),マソ本,七十訳,ウル訳; シリ訳,「海」(単)。
「聖なる飾りの山との」。ヘ語,レハル・ツェヴィー・コーデシュ。