詩編 7:1-17

ベニヤミン人クシュ*の言葉に関してダビデがエホバに歌った哀歌* 7  わたしのかみエホバよ+,あなたのもとにわたしはなんしました+わたしをはくがいするすべてのものからわたしをすくい,わたしをすくしてください+   すくしてくれるものがいないときに+だれかがライオンのようにわたしのたましい*+,[わたしを]うばることのないためです。   わたしのかみエホバよ,もしわたしがこのことをしたのなら+もしわたしのせいがあるのなら+   もしわたしがぶんむくいてくれるものあくかえしたのなら+また[もし],わたしにえきにもてきたいするものからわたしがうばることをした[のなら+],   てきにわたしのたましいわせ+いつかせ,わたしのいのちみにじらせ,わたしのえいこうちりまわせてください。セラ。   エホバよ,いかりのうちにがってください+わたしにてきしめものたちのふんげきはつたいしてこしてください+わたしのために*ましてください+。あなたはさばきのためにめいれいされた[からです+]。   そして,くにたみ*あつまりにあなたをかこませ,あなたはたかところかえって,それにかってください。   エホバはもろもろのたみみずかせんこくくだされます+エホバよ,わたしのと,わたしのうちにあるちゅうせい+とにしたがってわたしをさばいてください+   どうか,じゃあくものたちのあくわりますように+あなたがなるものかたくしてくださいますように+かみなるかた+として*こころ+むらと*ためしておられます+ 10  わたしのためのたては,こころれんちょくものたちのすくぬし+であるかみうえにある+ 11  かみ*なるさばぬし+かみ*ごとにきゅうだんびせておられる* 12  もしあるひとかえらないなら+,[かみ]はそのつるぎ+かならゆみいて*,[る]ようをされる+ 13  そして,ごぶんのためにうつわかならそな+ぶんえる[]とされる+ 14  よ,ゆうがいなことをはらんでいるものがいる+かれなん宿やどして,かならいつわりを+ 15  かれあないて,それをりつづけた+だが,ぶんつくりかけたあな+ 16  そのなんかれしんこうべ+かれこうべいただきにそのぼうぎゃくくだ+ 17  わたしはエホバをそのにしたがってたたえ+こうしゃ+エホバのみ調しらべをかなでよう+

脚注

「哀歌」。ヘ語,シッガーヨーン。意味は明確でないが,リズムが急速に変化する非常に感情的な歌のことを表わしているのかもしれない。シャーアグという動詞から派生した語であれば,シッガーヨーンは喜びもしくは危険のために発せられる,とどろくような叫び声を意味しているのかもしれない。ハバ 3:1では複数形が使われている。七十訳,ウル訳,「詩」。
「エミニの子クシュ」,七十訳。
「わたしの」。ヘ語,ナフシー; ギ語,プシュケーン; ラ語,アニマム。付録4イ参照。
「わたしのために」,マソ本; 七十訳,ウル訳,「わたしの神エホバよ」。
「国たみ」。ヘ語,レウンミーム。この箇所はエローヒームと読むべきなのかもしれない。そうであれば,この句は,「神々の集まりにあなたを取り囲ませ」となる。82:1と比較。
または,「と最も奥深い感情」。ヘ語,ウーケラーヨート
は義なる方として」。ヘ語,エローヒーム ツァッディーク。エローヒームという称号は複数形で,形容詞ツァッディークは単数形。
「神」。ヘ語,エローヒーム。単数形の形容詞が後に続く。9節,「義なる方として」の脚注参照。
」。ヘ語,ウェエール
または,「神は……糾弾しておられる」。七十訳,「[神]は……怒りを発してはおられない」。
「引いて」。字義,「踏んで」,しばしば弓の真ん中に足をしっかりと据えることにより。