サムエル​記​第​二 15:1-37

  • アブサロムの謀反と反乱1-12

  • ダビデはエルサレムから逃げ出す13-30

  • アヒトフェルがアブサロムの側に付く31

  • アヒトフェルへの対策としてフシャイが遣わされる32-37

15  そうしたことののち,アブサロムはぶんのためにへいしゃうまえい*50にんはいした+ 2  また,アブサロムはあさはやきて,もんつうじるみちわきつようにした+うったごとのあるひとが,さばいてもらおうとおうところにやってると+,アブサロムはそのひとんで,「あなたはどこのまちひとですか」とい,そのひとは「イスラエルのこれこれのぞくものでございます」とうのだった。 3  アブサロムは,「あなたのうったえはただしくてもっともですが,おうもとには,あなたのけんあつかってくれるひとはいません」とった。 4  そしてこううのだった。「わたしがこのくにさいばんにんにんめいされていれば,うったごとあらそごとがあるひとはみんなわたしのもとにて,こうせいさばきをけられるのですが」。 5  だれかがちかづいてきてひれそうとすると,アブサロムはしてせ,くちづけするのだった+ 6  さばいてもらおうとしておうところすべてのイスラエルじんに,アブサロムはこうしたことをしていた。イスラエルのひとたちのこころぬすんでいたのである+ 7  4ねん*がたったころ,アブサロムはおうにこうった。「どうかわたしをヘブロン+かせてください。エホバにしたせいやくたしたいのです。 8  わたしはシリアのゲシュル+んでいたとき,『もしエホバがわたしをエルサレムにもどしてくださるなら,エホバにささものをし*ます』というげんしゅくせいやくをいたしました+」。 9  おうった。「けてきなさい」。そこでアブサロムはがって,ヘブロンにった。 10  アブサロムはイスラエルのぜんぞくにひそかに使しゃたちをおくった。こうっておいた。「つのぶえおといたらすぐ,『アブサロムがヘブロンでおうになった+!』とせんげんしなさい」。 11  200にんひとがアブサロムとともにエルサレムをていった。かれらはしょうしゅうされるままに,なにうたがわず,じょうらずにいていった。 12  さらに,アブサロムはせいささげたとき,ギロにひとつかわして,ダビデのもんかん*+ギロ+ひとアヒトフェル+せた。こうしてほんいきおいをし,アブサロムのしゃえていった+ 13  やがてダビデのもとにひとがやってて,こうほうこくした。「イスラエルのひとたちのこころはアブサロムにいています」。 14  ダビデはただちに,ともにエルサレムにいるらいたちみなった。「いますぐげましょう+。さもないと,アブサロムからだれげられなくなります! いそぎなさい。かれはすぐにいて,わたしたちにがいくわえ,つるぎつでしょう+!」 15  らいたちはおうった。「おうがおめになることはなんでもいたします+」。 16  おうは,にするいえ*ばんとしてそくしつ+10にんのこし,いえひとぜんいんれてしゅっぱつした。 17  おうれてきたひとたちとともすすんでいき,いっこうはベト・メルハクでまった。 18  おうともしゅっぱつする*らいたち,ケレトじん,ペレトじん+おういてきたガトのひと+600にんみなおうまえとおり,おうかくにんった* 19  おうはガトのひとイッタイ+った。「どうしてあなたもわたしたちといっしょくのですか。もどって,あたらしいおうともにとどまりなさい。あなたはがいこくじんですし,ぼうめいしゃなのです。 20  昨日きのうたばかりのあなたを,わたしたちといっしょにさまよわせるわけにはいきません。わたしはいつどこにくかからないのです。あなたのきょうだいたちをれてもどりなさい。エホバがあなたにるぎないあいしめし,ささつづけてくださいますように+!」 21  イッタイはおうった。「きているかみエホバとおうけてちかいます。たとえぬことになっても,どこでもおうかれるしょわたしまいります+!」 22  それでダビデはイッタイ+った。「では,たにわたってこうにきなさい」。こうしてガトのひとイッタイは,ぞくみなともたにわたった。 23  ひとびとたにわたなかきんじゅうみんたちはみなこえげていていた。おうはキデロンのたに+のそばにち,ひとびとこうつうじるみちかってそこをわたっていった。 24  ザドク+もそこにいて,ほかにしんかみけいやくはこ+はこ+レビぞくひとたち+みなともにいた。かれらはしんかみはころした。ひとびとからたにこうがわまでなか,アビヤタル+もそこにいた。 25  おうはザドクにった。「しんかみはこもどしなさい+。もしわたしがエホバのこうているなら,かみわたしもどして,はことそのまいをさせてくださいます+ 26  しかし,もしかみが,『あなたのことをよろこんではいない』とわれるなら,かみいとおもわれることをわたしになさいますように」。 27  おうさいザドクにった。「あなたはけんしゃですね+けてもどりなさい。あなたたちの2人ふたりれていきなさい。あなたのアヒマアツとアビヤタルのヨナタン+です。 28  あなたたちかららせがあるまで,わたしこうちかわたっています+」。 29  それでザドクとアビヤタルはしんかみはこをエルサレムにもどし,そこにとどまった。 30  ダビデはきながらオリーブやま+のぼった*あたまおおい,はだしであるいた。ダビデとともにいたひとびとあたまおおい,きながらのぼっていった。 31  それからダビデのもとに,「アヒトフェルが,アブサロム+ともにいるほんしゃたちにくわわった+」というほうこくがあった。ダビデは,「エホバ+,どうかアヒトフェルのじょげんおろかなものとなされるようにしてください+!」とった。 32  たみがよくかみにひれしていたさんちょうにダビデがくと,アルキじん+のフシャイ+いにていた。フシャイのながふくかれ,あたまつちをかぶっていた。 33  ダビデはかれった。「もしあなたがわたしいっしょるなら,わたしたんになります。 34  しかし,もしあなたがもどってアブサロムに,『おうよ,わたしはあなたのらいです。ぜんはあなたのちちうえらいでしたが,いまはあなたのらいです+』とうなら,あなたはわたしのために,アヒトフェルのじょげんじっこうされるのをはばむことができます+ 35  にはさいのザドクとアビヤタルもいます。おういえからくことはすべて,さいのザドクとアビヤタルにつたえてください+ 36  また,かれらの息子むすこ2人ふたり,ザドクのアヒマアツ+とアビヤタルのヨナタン+にいます。いたことはぜん2人ふたりとおしてわたしつたえてください」。 37  それでダビデのゆうじん*フシャイ+った。アブサロムもエルサレムにはいった。

脚注

直訳,「前を走る人」。
もしかすると,「40年」。ダビデが油を注がれてから40年ということかもしれない。
または,「を崇拝し」。直訳,「に奉仕し」。
または,「助言者」。
または,「宮殿」。
または,「王のそばで渡る」。
または,「の皆が王の顔の前を横切った」。
または,「山の上り坂を上った」。
または,「信頼できる友人」。