創世記 24:1-67

  • イサクのために妻を探す1-58

  • リベカはイサクの所に行く59-67

24  アブラハムはとしり,こうれいになった。それまでにエホバからあらゆるめんしゅくふくされていた+ 2  アブラハムは,いえなかさいねんちょうぜんしょゆうぶつかんしていたじゅうしゃ+った。「あなたのわたしのもものしたいてください。 3  てんかみでありかみであるエホバにけて,わたしとおりにするとちかってください。わたし息子むすこつまを,わたしまわりにんでいるカナンじんむすめなかからえらんではなりません+ 4  わたしきょうわたししんぞく+ところって,息子むすこイサクのためにつまれてくるのです」。 5  じゅうしゃはアブラハムにった。「もしそのじょせいわたしいっしょにここにることをのぞまないとしたら,どういたしましょうか。ごそくをあちらにおおくりしたらよろしいでしょうか+」。 6  アブラハムはった。「あのをそこにれていってはなりません+ 7  てんかみエホバは,ちちぞくわたししんぞくからはなれるようわたしめい+,『このほうをあなたのそん+あたえる+』とわたしちかわれました+。そのかたが,あなたをみちびてん使つかわしてくださいます+。あなたはかならず,そこからあののためにつまれてきます+ 8  しかし,もしそのじょせいがあなたといっしょることをのぞまないあい,あなたはこのちかいにしばられません。ですが,あのをそこにれていってはなりません」。 9  そこでじゅうしゃしゅじんアブラハムのもものしたき,このことをアブラハムにちかった+ 10  じゅうしゃしゅじんのラクダのなかから10とうあつめ,しゅじんからあずかったさまざまなおくものって,しゅっぱつした。メソポタミアへ,ナホルのまちけていったのである。 11  やがてじゅうしゃは,まちそとにあったのそばでラクダをすわらせた。ゆうがたごろで,じょせいたちがみずをくみにかんたいだった。 12  じゅうしゃいのった。「わたししゅじんアブラハムのかみエホバ,どうか今日きょうものごとがうまくいきますようおみちびきください。わたししゅじんアブラハムにるぎないあいをおしめしください。 13  わたしいまのそばにっており,もなくまちむすめたちがみずをくみにやってます。 14  わたしは,やってむすめに,『みずがめをろして,みずませてくれませんか』とおうとおもいます。それにたいし,『どうぞおみください。ラクダにもみずませましょう』とこたえるひと,そのひとこそ,あなたにつかえるイサクのためにおえらびになったじょせいでありますように。そのようにして,あなたがわたししゅじんるぎないあいをおしめしになったことを,わたしかくしんさせてください」。 15  じゅうしゃがまだえないうちに,リベカがやってた。アブラハムのきょうだいナホル+つまミルカ+ベトエル+むすめである。リベカはかたみずがめをせていた。 16  とてもうつくしいわかじょせいで,だんせいかんけいったことはなかった。リベカはりていき,みずがめにみずをくんでのぼってきた。 17  じゅうしゃはすぐにはしって,かのじょった。「かめのみずひとくちませてくれませんか」。 18  リベカは,「どうぞおみください」とい,すぐにかめをろしてち,みずをあげた。 19  じゅうしゃわると,リベカはった。「ラクダにもあげましょう。ラクダがむのをやめるまで,みずをくんできます」。 20  リベカはすぐにかめのみずすいそうそそぎ,みずをくむためにはしった。それをなんかえし,すべてのラクダのためにみずをくみつづけた。 21  そのかんずっと,じゅうしゃはとてもおどろきながらかのじょしずかにつめ,エホバがこのたびもくてきたっせいさせてくださったかどうかをかんがえていた。 22  ラクダがえると,じゅうしゃかのじょのために,おもさ6グラムのきんはなと,おもさ110グラムの2つのきんうでし, 23  こうった。「おしえてください。あなたはどなたのむすめさんですか。おとうさまのいえには,わたしたちがまれるしょがあるでしょうか」。 24  するとかのじょった。「わたしは,ナホル+とミルカのベトエル+むすめです」。 25  さらにった。「うちには,わらも,たくさんのもあり,おめできるしょもあります」。 26  それでじゅうしゃをかがめ,エホバのまえにひれして, 27  こうった。「わたししゅじんアブラハムのかみエホバがさんされますように。かみは,わたししゅじんるぎないあいしめつづけ,わたししゅじんささつづけてくださいました。エホバはわたしを,しゅじんきょうだいたちのいえへとみちびいてくださいました」。 28  リベカははしっていき,ははいえひとたちに,あったことをはなした。 29  リベカには,ラバン+というあにがいた。ラバンは,まちそとのそばにいるじゅうしゃところはしっていった。 30  ラバンは,はないもうとリベカのりょううで,「そのひとわたしにこういました」といもうとうのをいて,そのひといにったのである。そのひとはまだところにいて,ラクダのそばにっていた。 31  ラバンはった。「エホバにしゅくふくされたかた,どうぞおいでください。どうしてこんなそとっておられるのですか。いえととのえ,ラクダのためのしょじゅんいたしました」。 32  そこでじゅうしゃいえなかはいり,かれ*はラクダのそうはずしてわらとあたえ,じゅうしゃいのひとたちのあしあらみずようした。 33  ものされると,じゅうしゃった。「いただくまえに,ようけんをおはなしさせてください」。ラバンは,「おはなしください」とった。 34  じゅうしゃった。「わたしはアブラハムのじゅうしゃです+ 35  エホバはわたししゅじんおおいにしゅくふくされました。ひつじうしぎんきんだんじょ使つかい,ラクダとロバをおあたえになりました。おかげでしゅじんじょうゆうふくになっています+ 36  また,しゅじんつまサラは,としいてからみました+しゅじんぜんざいさんをそのあたえようとしています+ 37  それでしゅじんつぎのようにい,わたしちかいをさせました。『わたし息子むすこつまを,わたしまわりにんでいるカナンじんむすめなかからえらんではなりません+ 38  わたしちちぞくわたしぞくところって+息子むすこのためにつまれてくるのです+』。 39  わたししゅじんいました。『もしそのじょせいわたしいっしょることをのぞまないとしたら,どういたしましょうか+』。 40  しゅじんいました。『わたしはエホバのみちあゆんできました+。そのかたがあなたのためにてん使つかわして+かならたびもくてきたさせてくださいます。あなたはわたし息子むすこのために,わたしぞくわたしちちぞくからつまれてこなければなりません+ 41  わたしぞくところっても,むすめわたしてもらえないあいには,あなたはこのちかいにしばられません。わたしへのちかいからゆうになるのです+』。 42  今日きょうところいたときわたしはこういのりました。『わたししゅじんアブラハムのかみエホバ,あなたがもし,このたびがうまくいくようにしてくださるのでしたら, 43  ぜひともこうなりますように。わたしいまのそばにっています。みずをくみにやってむすめ+に,「かめのみずすこませてくれませんか」とおうとおもいます。 44  それにたいし,「どうぞおみください。ラクダのためにもみずをくんできましょう」とひと,そのひとこそ,しゅじん息子むすこのためにエホバがおえらびになったじょせいでありますように+』。 45  わたしこころなかえないうちに,リベカがかたにかめをせてやってました。かのじょりていって,みずをくみはじめました。わたしは,『ませてくれませんか』といました+ 46  すると,かのじょはすぐにかめをろし,『どうぞおみください+。ラクダにもあげましょう』とったのです。わたしみ,かのじょはラクダにもみずをやってくれました。 47  その,『あなたはどなたのむすめさんですか』とくと,かのじょは,『ナホルとミルカのベトエルのむすめです』とこたえました。それでわたしは,かのじょはなはなを,りょううでけてげました+ 48  そしてをかがめてエホバのまえにひれし,しゅじんアブラハムのかみエホバをさんしました+しゅじん息子むすこのために,しゅじんきょうだいまごむすめれてかえれるようみちびいてくださったからです。 49  それで,もしみなさんがわたししゅじんるぎないあいしめし,わたししゅじんささつづけてくださるなら,そうおっしゃってください。また,もしそうでないなら,そうでないとおっしゃってください。それによって,どうするかをめたいとおもいます+」。 50  ラバンとベトエルはこたえた。「これはエホバがみちびいていることですので,わたしたちは,よいかどうかをうことなどできません。 51  リベカはここにいます。れていって,エホバがわれたとおり,あなたのしゅじんのごそくつまにしてください」。 52  このこといて,アブラハムのじゅうしゃはすぐにエホバのまえにひれした。 53  そして,ぎんきんそうしょくひんしょうしてリベカにあたえ,ちょうしなじなをリベカのあにははあたえた。 54  そのじゅうしゃいのひとたちはべてみ,そこにまった。 じゅうしゃあさきると,「しゅじんところもどらせてください」とった。 55  リベカのあにははった。「せめて10,あのいっしょにいさせてください。そのあとでしたら,ってかまいません」。 56  じゅうしゃった。「わたしめないでください。エホバはたびもくてきたさせてくださいました。しゅじんところもどらせてください」。 57  それでかれらはった。「あのんで,いてみましょう」。 58  かれらはリベカをび,「このかたいっしょきますか」といた。リベカは,「はい。きます」とこたえた。 59  そこでかれらは,リベカ+とその乳母うば*+,またアブラハムのじゅうしゃいのひとたちをおくすことにした。 60  かれらはリベカのためにしゅくふくねがい,こうった。「リベカ,あなたのそんいくせんまんにもなりますように。あなたのそんてきまち*こうりゃくしますように+」。 61  リベカとびとじょせいたちはがってラクダにり,じゅうしゃいていった。こうしてじゅうしゃはリベカをれてかえっていった。 62  さて,ネゲブ+ほうんでいるイサクは,ベエル・ラハイ・ロイ+ほうからもどってきた。 63  ゆうどき,イサクはいろいろなことをおもめぐらし+ながらはらあるいていた。げると,ラクダのいったいかってくるのがえた。 64  リベカもイサクの姿すがたて,すぐにラクダからりた。 65  そしてじゅうしゃたずねた。「はらあるいてこちらにかたはどなたですか」。じゅうしゃは,「わたししゅじんイサクです」とった。それでリベカはベールをふかくかぶった。 66  じゅうしゃは,ぶんがしてきたことをすべてイサクにはなした。 67  そのイサクはリベカをははサラのてんまくれていった+。こうしてイサクはリベカをつまにした。イサクはリベカをあいするようになり+ははくしたかなしみはやされていった+

脚注

恐らく,ラバンのこと。
かつての乳母が召し使いとしてリベカに仕えていた,ということ。
直訳,「門」。