1-3. （ア）詩し編へん 5編へん4-6節せつによると，エホバは邪じゃ悪あくな事こと柄がらについてどう感かんじておられますか。（イ）児じ童どう虐ぎゃく待たいが「キリストの律りっ法ぽう」に反はんしていると言いえるのはなぜですか。

エホバ神かみはあらゆる邪じゃ悪あくな事こと柄がらを憎にくまれます。（詩し編へん5:4-6を読よむ。）中なかでも，児じ童どうに対たいする性せい的てき虐ぎゃく待たいは極きわめて邪じゃ悪あくな行こう為いであり，エホバはそれを強つよく憎にくんでおられます。エホバの証しょう人にんは神かみに倣ならい，児じ童どう虐ぎゃく待たいを憎ぞう悪おしています。会かい衆しゅうでそのような行こう為いを容よう認にんすることは決けっしてありません。（ロマ 12:9。ヘブ 12:15，16）

² どんな種しゅ類るいの児じ童どう虐ぎゃく待たいも「キリストの律りっ法ぽう」に反はんします。（ガラ 6:2）なぜそう言いえますか。前まえの記き事じで学まなんだように，キリストの律りっ法ぽう，つまりイエスが言こと葉ばや手て本ほんによって教おしえた事こと柄がらすべては，愛あいに基もとづいており，公こう正せいをもたらすからです。真しんのクリスチャンはこの律りっ法ぽうに従したがい，子こどもに安あん心しん感かんを抱いだかせ，本ほん当とうに愛あいされていると感かんじられるようにします。それとは対たい照しょう的てきに，児じ童どう虐ぎゃく待たいは公こう正せいに反はんする利り己こ的てきな行こう為いです。虐ぎゃく待たいされた子こどもは安あん心しん感かんを失うしない，愛あいされていないと感かんじます。

³ 残ざん念ねんなことに，児じ童どうに対たいする性せい的てき虐ぎゃく待たいは世せ界かい中じゅうに広ひろまっており，真しんのクリスチャンもその影えい響きょうを受うけています。なぜでしょうか。「邪じゃ悪あくな者ものとかたりを働はたらく者もの」が非ひ常じょうに多おおくなっており，会かい衆しゅうに入はいり込こもうとすることがあるからです。（テモ二に 3:13）会かい衆しゅうの一いち員いんだと言いう人ひとが，ゆがんだ欲よく望ぼうに負まけて子こどもに性せい的てき虐ぎゃく待たいを加くわえたこともあります。児じ童どう虐ぎゃく待たいが重じゅう大だいな罪つみと言いえるのはなぜですか。長ちょう老ろうたちは児じ童どう 虐ぎゃく待たいなどの重じゅう大だいな悪あっ行こうの関かん係けいする問もん題だいをどのように扱あつかえますか。親おやは子こどもをどのように守まもれるでしょうか。 *

4-5. 児じ童どう虐ぎゃく待たいが被ひ害がい者しゃに対たいする罪つみと言いえるのはなぜですか。

⁴ 児じ童どう虐ぎゃく待たいの影えい響きょうは長ながく続つづきます。被ひ害がい者しゃはもちろん，被ひ害がい者しゃの家か族ぞくやクリスチャンの仲なか間まなど，被ひ害がい者しゃを気き遣づかう人ひとたちにも影えい響きょうを及およぼします。児じ童どう虐ぎゃく待たいは重じゅう大だいな罪つみです。

⁵ 児じ童どう虐ぎゃく待たいは被ひ害がい者しゃに対たいする罪つみです。 * 児じ童どう虐ぎゃく待たいは，人ひとに不ふ当とうな痛いたみや苦くるしみを与あたえる罪つみです。次つぎの記き事じで考かんがえますが，加か害がい者しゃは子こどもに非ひ常じょうに大おおきなダメージを与あたえることになります。子こどもの信しん頼らいを裏うら切ぎり，子こどもから安あん心しん感かんを奪うばいます。わたしたちは，そうした邪じゃ悪あくな行こう為いから子こどもを守まもらなければなりません。また，被ひ害がい者しゃを慰なぐさめ，助たすける必ひつ要ようもあります。（テサ一いち 5:14）

6-7. 児じ童どう虐ぎゃく待たいが会かい衆しゅうと「上じょう位いの権けん威い」に対たいする罪つみだと言いえるのはなぜですか。

⁶ 児じ童どう虐ぎゃく待たいは会かい衆しゅうに対たいする罪つみです。会かい衆しゅうのだれかが児じ童どう虐ぎゃく待たいを行おこなうなら，会かい衆しゅうが非ひ難なんされます。（マタ 5:16。ペテ一いち 2:12）「信しん仰こうのために厳きびしい戦たたかい」をしている何なん百びゃく万まんもの忠ちゅう実じつなクリスチャンにとっては，心しん外がいなことです。（ユダ 3）邪じゃ悪あくなことを行おこないながら悔くい改あらためず，会かい衆しゅうの良よい評ひょう判ばんを損そこなう人ひとは，会かい衆しゅうから追つい放ほうされます。

⁷ 児じ童どう虐ぎゃく待たいは「上じょう位いの権けん威い」に対たいする罪つみです。クリスチャンは「上じょう位いの権けん威いに服ふく[す]」べきです。（ロマ 13:1）それには政せい府ふの定さだめた法ほう律りつに従したがうことが含ふくまれます。会かい衆しゅうのだれかが児じ童どう虐ぎゃく待たいなど，刑けい事じ法ほうに反はんすることをするなら，その人ひとは「上じょう位いの権けん威い」に対たいして罪つみを犯おかしたことになります。（使し徒と 25:8と比ひ較かく。）長ちょう老ろうたちは法ほう律りつを執しっ行こうする権けん限げんを持もっていません。しかし，児じ童どう虐ぎゃく待たいをした人ひとが当とう局きょくによる処しょ罰ばつを免まぬがれるようかばうことはしません。（ロマ 13:4）罪つみを犯おかした人ひとは，自じ分ぶんの行こう動どうの責せき任にんを問とわれることになります。（ガラ 6:7）

8. 人ひとが人ひとに対たいして罪つみを犯おかすことを，エホバはどうご覧らんになりますか。

⁸ 何なによりも，児じ童どう虐ぎゃく待たいは神かみに対たいする罪つみです。（詩し 51:4）人ひとが人ひとに対たいして罪つみを犯おかすなら，エホバに対たいして罪つみを犯おかすことにもなります。神かみがイスラエルに与あたえた律りっ法ぽうから1つの例れいを考かんがえましょう。律りっ法ぽうによれば，隣りん人じんから何なにかを奪うばい取とったりだまし取とったりした場ば合あい，その人ひとは「エホバに対たいして不ふ忠ちゅう実じつに振ふる舞ま[った]」ことになりました。（レビ 6:2-4）したがって，会かい衆しゅうのだれかが子こどもを虐ぎゃく待たいして，子こどもから安あん心しん感かんを奪うばい取とるなら，その人ひとは神かみに対たいして不ふ忠ちゅう実じつに振ふる舞まっていることになります。エホバのお名な前まえに大おおきな非ひ難なんをもたらします。ですから，虐ぎゃく待たいは紛まぎれもなく，神かみに対たいする重じゅう大だいな罪つみです。

9. エホバの組そ織しきはこれまで，聖せい書しょに基もとづくどんな情じょう報ほうを提てい供きょうしてきましたか。なぜですか。

⁹ これまでエホバの組そ織しきは，児じ童どう虐ぎゃく待たいについて聖せい書しょに基もとづく情じょう報ほうをたくさん提てい供きょうしてきました。例たとえば，「ものみの塔とう」や「目めざめよ！」は，性せい的てき虐ぎゃく待たいを受うけた人ひとが感かん情じょう的てきなトラウマにどう対たい処しょできるか，他たの人ひとが被ひ害がい者しゃをどのように支ささえ， 励はげませるか，親おやが子こどもをどのように守まもれるかといったことを取とり上あげてきました。長ちょう老ろうたちは，児じ童どう虐ぎゃく待たいという罪つみをきちんと扱あつかえるよう，聖せい書しょに基もとづく訓くん練れんを受うけてきました。わたしたちの組そ織しきは，会かい衆しゅうが児じ童どう虐ぎゃく待たいという罪つみをどう扱あつかうべきかについて，これからも検けん討とうを続つづけます。キリストの律りっ法ぽうに沿そった方ほう法ほうで問もん題だいを正ただしく扱あつかうためです。

10-12. （ア）長ちょう老ろうたちは重じゅう大だいな悪あっ行こうの関かん係けいする問もん題だいを扱あつかう際さい，どんなことを思おもいに留とめますか。どんな事こと柄がらを気きにかけますか。（イ）ヤコブ 5章しょう14，15節せつにあるように，長ちょう老ろうたちはどんな努ど力りょくを払はらいますか。

¹⁰ 長ちょう老ろうたちは重じゅう大だいな悪あっ行こうの関かん係けいする問もん題だいを扱あつかう際さい，どんなことを思おもいに留とめますか。キリストの律りっ法ぽうに従したがう長ちょう老ろうたちは，会かい衆しゅうの人ひとたちに愛あい情じょう深ぶかく接せっし，神かみから見みて正ただしく公こう正せいなことを行おこなう必ひつ要ようがある，ということです。では，重じゅう大だいな悪あっ行こうについて報ほう告こくを受うけた時とき，どんな事こと柄がらを気きにかけますか。長ちょう老ろうたちは，神かみの神しん聖せいなお名な前まえを汚けがさないようにすることをいちばん気きにかけています。（レビ 22:31，32。マタ 6:9）会かい衆しゅうの兄きょう弟だい姉し妹まいの幸しあわせも深ふかく気きにかけており，悪あっ行こうの被ひ害がいを受うけた人ひとを助たすけたいと思おもっています。

¹¹ また，会かい衆しゅうのだれかが悪あっ行こうを犯おかした場ば合あい，長ちょう老ろうたちは，可か能のうなら，その人ひとがエホバとの良よい関かん係けいを取とり戻もどせるよう助たすけたいとも思おもっています。（ヤコブ 5:14，15を読よむ。）悪わるい欲よく望ぼうに屈くっして重じゅう大だいな罪つみを犯おかすクリスチャンは，ある意い味みで病びょう気きにかかっています。エホバとの良よい関かん係けいが損そこなわれているのです。 * それで長ちょう老ろうたちは，医い師しのようにその人ひとを助たすけます。「病やんでいる人ひと[この場ば合あい，悪あっ行こうを犯おかした人ひと]をよくし」ようと努つとめます。聖せい書しょに基もとづく助じょ言げんを与あたえるなら，その人ひとは神かみとの良よい関かん係けいを取とり戻もどせるかもしれません。しかし，それが可か能のうなのは，当とう人にんが本ほん当とうに悔くい改あらためている時ときだけです。（使し徒と 3:19。コリ二に 2:5-10）

¹² 長ちょう老ろうたちは重おもい責せき任にんを負おっています。神かみから世せ話わをゆだねられた会かい衆しゅうの人ひとたちを深ふかく気き遣づかっています。（ペテ一いち 5:1-3）兄きょう弟だい姉し妹まいに会かい衆しゅうの中なかで安あん心しん感かんを抱いだいてほしいと思おもっています。ですから，児じ童どう虐ぎゃく待たいを含ふくめ重じゅう大だいな悪あっ行こうについて報ほう告こくを受うけたなら，すぐに行こう動どうします。どのように行こう動どうしますか。 13， 15， 17節せつの初はじめにある質しつ問もんを考かんがえましょう。

13-14. 長ちょう老ろうたちは，児じ童どう虐ぎゃく待たいに関かんする訴うったえや報ほう告こくを聞きいた場ば合あい，当とう局きょくに通つう報ほうするよう求もとめる法ほう律りつに従したがいますか。説せつ明めいしてください。

 ¹³ 長ちょう老ろうたちは，児じ童どう虐ぎゃく待たいに関かんする訴うったえや報ほう告こくを聞きいた場ば合あい，当とう局きょくに通つう報ほうするよう求もとめる法ほう律りつに従したがいますか。はい。児じ童どう虐ぎゃく待たいを通つう報ほうするよう求もとめる法ほう律りつがある所ところでは，長ちょう老ろうたちはそれに従したがいます。（ロマ 13:1）そのような法ほう律りつに従したがうのは神かみの律りっ法ぽうに反はんすることではありません。（使し徒と 5:28，29）長ちょう老ろうたちは，児じ童どう虐ぎゃく待たいに関かんする訴うったえや報ほう告こくを聞きいたなら，当とう局きょくに通つう報ほうすることを求もとめる法ほう律りつにどのように従したがうべきかについて，すぐに支し部ぶ事じ務む所しょに指し示じを求もとめます。

¹⁴ 長ちょう老ろうたちは，被ひ害がい者しゃや被ひ害がい者しゃの親おやや虐ぎゃく待たいに気きづいた人ひとに，当とう局きょくに通つう報ほうする権けん利りがあることを知しらせます。では，会かい衆しゅうのだれかが加か害がい者しゃである可か能のう性せいがあり，通つう報ほうするとそのことが地ち域いきの人ひとたちに知しられてしまう場ば合あいはどうでしょうか。神かみのお名な前まえに非ひ難なんがもたらされるのではない かと心しん配ぱいすべきですか。いいえ。神かみのお名な前まえに非ひ難なんをもたらすのは，虐ぎゃく待たいをした本ほん人にんです。

15-16. （ア）長ちょう老ろうたちが審しん理り措そ置ちを取とるために，少すくなくとも2人ふたりの証しょう人にんが必ひつ要ようなのはなぜですか。テモテ第だい一いち 5章しょう19節せつはどんなことを述のべていますか。（イ）長ちょう老ろうたちは，会かい衆しゅうのだれかが児じ童どう虐ぎゃく待たいを行おこなったとの報ほう告こくを聞きいたなら，どうすべきですか。

 ¹⁵ 長ちょう老ろうたちが会かい衆しゅうで審しん理り措そ置ちを取とるために，少すくなくとも2人ふたりの証しょう人にんが必ひつ要ようなのはなぜですか。これは，公こう正せいに関かんする聖せい書しょの高たかい規き準じゅんに沿そった事こと柄がらです。当とう人にんの告こく白はくがない場ば合あい，長ちょう老ろうたちが訴うったえに基もとづいて審しん理り委い員いん会かいを設もうけるには，2人ふたりの証しょう人にんが必ひつ要ようです。（申しん 19:15。マタ 18:16。テモテ第だい一いち5:19を読よむ。）では，児じ童どう虐ぎゃく待たいについて当とう局きょくに通つう報ほうする場ば合あいにも2人ふたりの証しょう人にんが必ひつ要ようですか。いいえ。犯はん罪ざいの疑うたがいがある問もん題だいを長ちょう老ろうや他たの人ひとが通つう報ほうする場ば合あいには，2人ふたりの証しょう人にんは必ひつ要ようではありません。

¹⁶ 長ちょう老ろうたちは，会かい衆しゅうのだれかが児じ童どう虐ぎゃく待たいを行おこなったとの報ほう告こくを聞きいたなら，それを通つう報ほうすることに関かんする法ほう律りつに従したがいます。その後のち，聖せい書しょの指し針しんに沿そって調ちょう査さを行おこないます。当とう人にんが罪つみを犯おかしていないと言いうなら，証しょう人にんたちの証しょう言げんを聞ききます。少すくなくとも2人ふたりの証しょう人にんによって訴うったえの正ただしさが確たしかめられるなら，審しん理り委い員いん会かいを設もうけることができます。1人ひとりは，訴うったえている人ひとです。もう1人ひとりは，訴うったえられている人ひとが被ひ害がい者しゃあるいは他たの子こどもを虐ぎゃく待たいした，ということを証しょう言げんできる人ひとです。 * 訴うったえている人ひと以い外がいに証しょう人にんがいないとしても，その人ひとの訴うったえが真しん実じつではないとは言いえません。2人ふたりの証しょう人にんがいないために悪あっ行こうが立りっ証しょうされないとしても，長ちょう老ろうたちは，心こころを深ふかく傷きずつけるような重じゅう大だいな罪つみが犯おかされた可か能のう性せいがあることを認みとめます。傷きずついている人ひとを継けい続ぞく的てきに支ささえ，慰なぐさめます。また，会かい衆しゅうの人ひとたちに危き害がいが及およばないよう，訴うったえられた人ひとをよく見み守まもるようにします。（使し徒と 20:28）

17-18. 審しん理り委い員いん会かいはどんな役やく割わりを果はたしますか。

 ¹⁷ 審しん理り委い員いん会かいはどんな役やく割わりを果はたしますか。「審しん理り」と言いっても，虐ぎゃく待たいをした人ひとが法ほう律りつ違い反はんで当とう局きょくから処しょ罰ばつされるべきかどうかを審しん理りつまり判はん断だんする，という意い味みではありません。長ちょう老ろうたちは法ほうの執しっ行こうに干かん渉しょうせず，刑けい事じ事じ件けんの扱あつかいは当とう局きょくにゆだねます。（ロマ 13:2-4。テト 3:1）長ちょう老ろうたちが審しん理りつまり判はん断だんするのは，当とう人にんが会かい衆しゅうにとどまれるかどうかです。

¹⁸ 審しん理り委い員いん会かいでの長ちょう老ろうたちの役やく割わりは，あくまで宗しゅう教きょう的てきな側そく面めんについて判はん断だんすることです。加か害がい者しゃが悔くい改あらためているかどうかを，聖せい書しょに基もとづいて判はん断だんします。その人ひとは，悔くい改あらためていないなら，会かい衆しゅうから追つい放ほうされ，会かい衆しゅうに発はっ表ぴょうが行おこなわれます。（コリ一いち 5:11-13）悔くい改あらためているなら，会かい衆しゅうにとどまることができます。しかし長ちょう老ろうたちは，今こん後ご，会かい衆しゅう内ないの付ふ加か的てきな務つとめや特とく別べつな責せき任にんを与あたえられることはまずない，ということを当とう人にんに伝つたえるべきです。また，子こどもたちの安あん全ぜんを図はかって，会かい衆しゅう内ないの未み成せい年ねんの子こどもを持もつ親おやたちに，その人ひとが子こどもの近ちかくにいる時ときには注ちゅう意いするよう個こ別べつに伝つたえることができます。その場ば合あいには，被ひ害がい者しゃのプライバシーを守まもるよう細さい心しんの注ちゅう意いを払はらいます。

19-22. 親おやは子こどもを守まもるために，どんなことができますか。（表ひょう紙しの写しゃ真しんを参さん照しょう。）

¹⁹ 子こどもが被ひ害がいを受うけないよう守まもる責せき任にんはだれ にありますか。親おやです。 * 子こどもは「エホバからの相そう続ぞく物ぶつ」であり，贈おくり物ものでもあります。（詩し 127:3）エホバは親おやに，子こどもを守まもる責せき任にんを与あたえておられます。では，どうすれば子こどもを虐ぎゃく待たいから守まもれるでしょうか。

²⁰ 第だい一いちに，虐ぎゃく待たいについて学まなんでください。どんな人ひとが子こどもを虐ぎゃく待たいするのか，子こどもをだますためにどんな手て口ぐちを使つかうのかを知しる必ひつ要ようがあります。どこに，どんな危き険けんが潜ひそんでいるのかを予よ測そくしましょう。（箴しん 22:3; 24:3）加か害がい者しゃのほとんどは，子こどもが知しっていて，信しん頼らいしている人ひとです。

²¹ 第だい二にに，子こどもとの良よいコミュニケーションを保たもちましょう。（申しん 6:6，7）子こどもの話はなしをよく聞きいてください。（ヤコ 1:19）多おおくの場ば合あい，子こどもは虐ぎゃく待たいされたことを話はなしたがらないものです。話はなしても信しんじてもらえないと思おもっているかもしれません。加か害がい者しゃから，だれにも言いわないようにと脅おどされている場ば合あいもあります。子こどもの様よう子すがおかしいことに気きづいたなら，親しん切せつに質しつ問もんし，子こどもが言いうことに根こん気き強づよく耳みみを傾かたむけましょう。

²² 第だい三さんに，お子こさんを教おしえてください。性せいについて，お子こさんの年ねん齢れいに応おうじた情じょう報ほうを伝つたえましょう。だれかに不ふ適てき切せつな仕し方かたで触さわられそうになったなら，何なんと言いい，どう行こう動どうすべきかを教おしえてください。子こどもを守まもるために神かみの組そ織しきが提てい供きょうしている情じょう報ほうを活かつ用ようしてください。（「 親おや子こで学まなびましょう」の囲かこみを参さん照しょう。）

23. エホバの証しょう人にんは，児じ童どうに対たいする性せい的てき虐ぎゃく待たいをどう見みていますか。次つぎの記き事じではどんな点てんを考かんがえますか。

²³ エホバの証しょう人にんは，児じ童どうに対たいする性せい的てき虐ぎゃく待たいを重じゅう大だいな罪つみまた邪じゃ悪あくな行こう為いと見みています。キリストの律りっ法ぽうに従したがうわたしたちは，加か害がい者しゃが処しょ罰ばつを免まぬがれられるようかばったりはしません。では，虐ぎゃく待たいの被ひ害がいに遭あった人ひとをどのように助たすけることができるでしょうか。次つぎの記き事じではその点てんを考かんがえます。