1. 結けっ婚こんしようと思おもっている姉し妹まいは，どんなことを考かんがえる必ひつ要ようがありますか。

全すべてのクリスチャンの頭かしらであるイエス･キリストは，完かん全ぜんな方かたです。一いっ方ぽう，結けっ婚こんした女じょ性せいの頭かしらである夫おっとは完かん全ぜんではありません。そのために問もん題だいが生しょうじることがあります。それで，結けっ婚こんしようと思おもっているクリスチャンの女じょ性せいが相あい手ての男だん性せいについて次つぎのように考かんがえるのは良よいことです。「この兄きょう弟だいが家か族ぞくの良よい頭かしらになると思おもえるのはどうしてだろう。エホバに仕つかえることを生せい活かつの中なかで第だい一いちにしているだろうか。そうでないとしたら，結けっ婚こん後ごにエホバとの絆きずなを保たもつよう家か族ぞくを助たすけてくれるだろうか」。もちろん，自じ分ぶん自じ身しんについてもこう考かんがえる必ひつ要ようがあります。「自じ分ぶんはどんな面めんで夫ふう婦ふの幸しあわせに貢こう献けんできるだろうか。辛しん抱ぼう強づよく，寛かん大だいだろうか。エホバとの絆きずなは強つよいだろうか」。（伝でん 4:9，12）どれほど幸しあわせな結けっ婚こん生せい活かつを送おくれるかは，結けっ婚こん前まえにどんな判はん断だんをするかに，かなりの程てい度ど懸かかっています。

2. この記き事じではどんなことを考かんがえますか。

² 大おお勢ぜいの姉し妹まいたちは夫おっとによく従したがっています。それは素す晴ばらしいことです。こうした忠ちゅう実じつな姉し妹まいたちと一いっ緒しょにエホバに仕つかえることができるのは，本ほん当とうにうれしいことです。この記き事じでは，次つぎの3つの点てんについて考かんがえます。（1）妻つまはどんな問もん題だいにぶつかることがありますか。（2）妻つまが進すすんで夫おっとに従したがうのはなぜですか。（3）クリスチャンの夫ふう婦ふは，イエス，アビガイル，イエスの母ははマリアの手て本ほんから，従したがうことについて何なにを学まなべますか。

3. どの夫ふう婦ふも問もん題だいにぶつかります。なぜですか。

³ 結けっ婚こんは神かみからの完かん全ぜんな贈おくり物ものですが，人にん間げんは完かん全ぜんではありません。（ヨハ一いち 1:8）それで聖せい書しょは，結けっ婚こんする人ひとは「苦く難なんを身みに招まね[く]」とはっきり述のべています。（コリ一いち 7:28）妻つまがぶつかるかもしれない問もん題だいを幾いくつか考かんがえてみましょう。

4. 夫おっとに従したがうと自じ分ぶんの尊そん厳げんが傷きずつく，と感かんじる妻つまもいるかもしれません。なぜですか。

⁴ 育そだった環かん境きょうによっては，夫おっとに従したがうと自じ分ぶんの尊そん厳げんが傷きずつく，と感かんじる妻つまもいるかもしれません。米べい国こくに住すむマリソル姉し妹まいはこう言いいます。「私わたしが育そだった地ち域いきでは，女じょ性せいは男だん性せいと平びょう等どうであるべきだ，と教おしえられます。エホバが夫おっとを妻つまの頭かしらに定さだめたことは理り解かいしていますし，妻つまの立たち場ばが誉ほまれあるものだということも分わかっています。でも，頭かしらという立たち場ばに対たいしてバランスの取とれた見み方かたを保たもつのは簡かん単たんではありません」。

5. 女じょ性せいの役やく割わりについて，聖せい書しょに沿そわないどんな態たい度どや考かんがえ方かたがありますか。

⁵ 夫おっとが，女じょ性せいを下したに見みるような考かんがえ方かたを持もっている場ば合あいもあるかもしれません。南なん米べいに住すむイボン姉し妹まいはこう言いいます。「この辺あたりでは，男だん性せいが食たべ終おわってから，女じょ性せいが食たべます。女おんなの子こは料りょう理りや掃そう除じをさせられますが，男おとこの子こは母はは親おやや姉あねや妹いもうとから何なんでもしてもらい，王おう様さま扱あつかいをされて育そだちます」。また，アジアに住すむ瑛えい玲れい姉し妹まいはこう言いっています。「中ちゅう国ごく語ごには，女じょ性せいには賢かしこさも能のう力りょくも必ひつ要ようないという意い味みのことわざがあります。女じょ性せいの役やく割わりは家か事じをすることで，夫おっとに意い見けんを言いうこともできません」。こうした，愛あいが欠かけた聖せい書しょに沿そわない態たい度どや考かんがえ方かたは，妻つまの生せい活かつを大たい変へんなものにします。イエスの手て本ほんに倣ならうものではなく，エホバに喜よろこばれることは決けっしてありません。（エフェ 5:28，29。ペテ一いち 3:7）

6. 妻つまは，エホバとの友ゆう情じょうを深ふかめていくためにどんなことをする必ひつ要ようがありますか。

⁶ 前まえの記き事じで考かんがえた通とおり，クリスチャンの夫おっとは，家か族ぞくがエホバとの友ゆう情じょうを築きずけるように助たすけ，安あん心しん感かんを持もてるようにし，生せい活かつするのに必ひつ要ようなものを得えられるようにするという務つとめをエホバから託たくされています。（テモ一いち 5:8）とはいえ，妻つまである姉し妹まいたちも，忙いそがしい予よ定ていの中なかから毎まい日にち時じ間かんを取とって，自じ分ぶんで聖せい書しょを読よみ，じっくり考かんがえ，エホバに真しん剣けんな祈いのりを捧ささげる必ひつ要ようがあります。そうするには努ど力りょくが要いります。妻つまはとても忙いそがしいので，そうしたことを行おこなう時じ間かんや体たい力りょくがないように思おもえるかもしれません。それでも，時じ間かんを取とり分わけるのは重じゅう要ようなことです。なぜですか。エホバは私わたしたち一人ひとり一人ひとりがご自じ分ぶんとの友ゆう情じょうを深ふかめていくことを望のぞんでおられるからです。（使し徒と 17:27）

7. どうすれば妻つまとしての務つとめを果はたしやすくなりますか。

⁷ 確たしかに妻つまにとって，完かん全ぜんでない夫おっとに従したがうのは簡かん単たんではないこともあります。それでも，夫おっとに従したがうべき理り由ゆうについて聖せい書しょが述のべていることを納なっ得とくしているなら，エホバから与あたえられた妻つまとしての務つとめを果はたしやすくなるでしょう。

8. エフェソス 5章しょう22-24節せつからすると，クリスチャンの妻つまが夫おっとに進すすんで従したがうのはなぜですか。

⁸ クリスチャンの妻つまが夫おっとに進すすんで従したがうのは，エホバからそうするよう求もとめられているからです。（エフェソス 5:22-24を読よむ。）天てんのお父とうさん エホバはどんなことも愛あいの気き持もちから行おこなう方かたで，エホバが求もとめている通とおりにすれば，必かならず自じ分ぶんのためになります。そのことが分わかっているので，クリスチャンの妻つまはエホバを信しん頼らいします。（申しん 6:24。ヨハ一いち 5:3）

9. クリスチャンの妻つまが頭かしらである夫おっとに従したがうなら，どんな良よいことがありますか。

⁹ この世せ界かいは女じょ性せいたちに，エホバの基き準じゅんを無む視しさせ，夫おっとに従したがうなら尊そん厳げんが傷きずつくと思おもわせようとしています。そうした考かんがえを広ひろめる人ひとたちは，愛あい情じょう深ぶかい神かみについて何なにも知しりません。エホバが自じ分ぶんの大たい切せつな娘むすめたちに女じょ性せいの尊そん厳げんが傷きずつくような命めい令れいを与あたえるはずがありません。エホバから与あたえられた役やく割わりを果はたすために頑がん張ばっている姉し妹まいたちは，家か庭ていの平へい和わに貢こう献けんしています。（詩し 119:165）こうした努ど力りょくは，夫おっとにも，自じ分ぶんにも，子こ供どもたちにも，プラスになります。

10. キャロル姉し妹まいの言こと葉ばから，どんなことを学まなべますか。

¹⁰ 妻つまは，完かん全ぜんでない夫おっとに従したがうことによって，頭かしらという立たち場ばを定さだめたエホバへの愛あいと敬けい意いを示しめせます。南なん米べいに住すむキャロル姉し妹まいはこう言いいます。「夫おっとが間ま違ちがいをする時ときにどう反はん応のうするかによって，私わたしがエホバとの絆きずなをどれくらい大たい切せつにしているかが明あきらかになります。天てんのお父とうさんに喜よろこんでもらいたいので，これからも夫おっとに従したがっていこうと思おもいます」。

11. アニース姉し妹まいが進すすんで許ゆるすのに何なにが役やく立だっていますか。姉し妹まいの言こと葉ばからどんなことを学まなべますか。

¹¹ 妻つまは，自じ分ぶんの気き持もちや心しん配ぱいを夫おっとが気きに留とめてくれないと感かんじると，夫おっとに敬けい意いを示しめして従したがうのが難むずかしくなるかもしれません。そういう時ときどうしているかについて，アニース姉し妹まいはこう言いっています。「腹はらを立たてないようにしています。誰だれでも間ま違ちがいをするということを思おもい出だします。エホバのように寛かん大だいに許ゆるすことを目め指ざしています。許ゆるすと心こころが穏おだやかになります」。（詩し 86:5）進すすんで許ゆるすなら，夫おっとに従したがいやすくなるでしょう。

12. 聖せい書しょには，どんな手て本ほんが記き録ろくされていますか。

¹² 誰だれかに従したがうのは弱よわい人ひとがすることだ，と いう考かんがえ方かたがあります。でも，それは間ま違ちがっています。聖せい書しょには，心しんが強つよくても，従したがう点てんで手て本ほんになった人ひとたちのことが幾いくつも記き録ろくされています。イエス，アビガイル，マリアについて考かんがえてみましょう。

13. イエスがエホバに従したがうのはどうしてですか。

¹³ イエスはエホバに従したがいました。でもそれは，イエスが賢かしこくなかったからでも，能のう力りょくがなかったからでもありません。イエスは非ひ常じょうに賢かしこかったからこそ，シンプルに分わかりやすく教おしえることができたのです。（ヨハ 7:45，46）エホバは，イエスの能のう力りょくを高たかく評ひょう価かしていたので，宇う宙ちゅうを創そう造ぞうする時とき，自じ分ぶんのそばでイエスが働はたらくようにしました。（格かく 8:30。ヘブ 1:2-4）そして，復ふっ活かつしたイエスに「天てんと地ちにおける全すべての権けん威い」を与あたえました。（マタ 28:18）イエスは，さまざまな能のう力りょくがある方かたですが，それでも導みちびきを求もとめてエホバに頼たよります。お父とうさんエホバを愛あいしているからです。（ヨハ 14:31）

14. （ア）夫おっとは女じょ性せいに対たいするエホバの見み方かたから何なにを学まなべますか。（イ）夫おっとは格かく言げん 31章しょうの言こと葉ばから何なにを学まなべますか。

¹⁴ 夫おっとが学まなべること。エホバは，妻つまが夫おっとに従したがうようにしました。でもそれは，女じょ性せいを男だん性せいよりも下したに見みているからではありません。そのことは，イエスと共ともに治おさめる王おうとして，男だん性せいだけでなく女じょ性せいも選えらんだことから分わかります。（ガラ 3:26-29）エホバは，イエスに権けん限げんを与あたえることによって，信しん頼らいしていることを示しめしました。同おなじように，賢かしこい夫おっとも，妻つまにある程てい度どの権けん限げんを与あたえます。聖せい書しょは，有ゆう能のうな妻つまが果はたす役やく割わりとして，家か事じを取とり仕し切きること，土と地ちを買かって管かん理りすること，商しょう売ばいを行おこなうことを挙あげています。（格かく言げん31:15，16，18を読よむ。）そのような妻つまは，意い見けんを言いう権けん利りもない奴ど隷れいのような存そん在ざいではありません。夫おっとから信しん頼らいされ，意い見けんを聞きいてもらえます。（格かく言げん31:11，26，27を読よむ。）このように，敬けい意いを持もって接せっしてもらえるなら，妻つまは夫おっとに喜よろこんで従したがいたいと思おもうことでしょう。

15. 妻つまはイエスの手て本ほんから何なにを学まなべますか。

¹⁵ 妻つまが学まなべること。イエスは多おおくのことを成なし遂とげましたが，頭かしらであるエホバに従したがうと自じ分ぶんの尊そん厳げんが傷きずつく，とは考かんがえませんでした。（コリ一いち 15:28。フィリ 2:5，6）同おなじように，イエスの手て本ほんに倣ならう有ゆう能のうな妻つまは，夫おっとに従したがうと自じ分ぶんが下したに見みられる，と考かんがえることはありません。妻つまが夫おっとをサポートするのは，夫おっとを愛あいしているからだけでなく，エホバを愛あいし，敬うやまっているからです。

16. サムエル第だい一いち 25章しょう3，23-28節せつによると，アビガイルはどんな問もん題だいにぶつかりましたか。（表ひょう紙しの絵えを参さん照しょう。）

¹⁶ アビガイルの夫おっとのナバルは，自じ分ぶん勝かっ手てで高こう慢まんで恩おん知しらずな人ひとでした。それでもアビガイルは，結けっ婚こんを終おわらせて楽らくな道みちを行いこうとはしませんでした。アビガイルは，ダビデと部ぶ下かたちが仕し返かえしに来くると聞きいた時とき，黙だまっていて夫おっとが殺ころされるままにすることもできたでしょう。しかし，そうするのではなく，ナバルと大おお勢ぜいの家いえの者ものたちを守まもるためにできることを行おこないました。アビガイルが400人にんの武ぶ装そうした男おとこたちの前まえに出でて，敬けい意いを込こめてダビデを説せっ得とくするには，かなりの勇ゆう気きが必ひつ要ようだったでしょう。夫おっとの代かわりに謝あやまることまでしました。（サムエル第だい一いち25:3，23-28を読よむ。）ダビデはすぐに，エホバがこの勇ゆう敢かんな女じょ性せいを用もちいて必ひつ要ようなアドバイスを与あたえてくれたことに気き付づきました。おかげで，重じゅう大だいな間ま違ちがいを犯おかさずに済すみました。

17. 夫おっとはダビデとアビガイルに関かんする記き述じゅつから何なにを学まなべますか。

 ¹⁷ 夫おっとが学まなべること。アビガイルは機き転てんが利きく女じょ性せいでした。ダビデは賢けん明めいにも，アビガイルの言こと葉ばを聞きき入いれました。それで，罪つみのない人ひとたちを殺ころさずに済すみました。同おなじように，賢かしこい夫おっとは，重じゅう要ような決けっ定ていをする前まえに，妻つまの意い見けんをしっかり考こう慮りょします。その意い見けんのおかげで，良よくない決けっ定ていをせずに済すむこともあるでしょう。

18. 妻つまはアビガイルの手て本ほんから何なにを学まなべますか。

¹⁸ 妻つまが学まなべること。妻つまがエホバを愛あいし敬うやまうことは，家か族ぞくのためになります。夫おっとがエホバに仕つかえていなくても，エホバの基き準じゅんに従したがっていなくてもです。エホバへの愛あいと敬けい意いがあるので，聖せい書しょに沿そわない方ほう法ほうで結けっ婚こんを終おわらせようとはしません。夫おっとに敬けい意いを示しめして従したがうことにより，夫おっとがエホバについて学まなびたいと思おもってくれるように努ど力りょくします。（ペテ一いち 3:1，2）たとえ夫おっとがエホバに仕つかえるようにならないとしても，良よい妻つまであろうとする忠ちゅう実じつな女じょ性せいたちのことをエホバは喜よろこんでおられます。

19. 妻つまはどんな場ば合あいには夫おっとに従したがいませんか。

¹⁹ クリスチャンの妻つまは夫おっとに従したがうとはいえ，聖せい書しょの教おしえに反はんすることをするよう夫おっとから言いわれた場ば合あいには，その通とおりにはしません。例たとえば，エホバの証しょう人にんではない夫おっとから，うそをついたり盗ぬすんだり，エホバが悲かなしむようなことを行おこなったりするよう求もとめられるかもしれません。しかし，妻つまである姉し妹まいたちを含ふくめ，全すべてのクリスチャンは，まずエホバ神かみに従したがう必ひつ要ようがあります。それで，聖せい書しょの教おしえに反はんすることをするよう求もとめられたなら，そうできないことを伝つたえ，理り由ゆうを親しん切せつにはっきりと説せつ明めいします。（使し徒と 5:29）

20. マリアにはエホバとの強つよい絆きずながあったと言いえるのはなぜですか。

²⁰ マリアは，エホバとの強つよい絆きずなを築きずいていました。聖せい書しょの言こと葉ばをよく知しっていました。バプテストのヨハネの母ははエリサベツとの会かい話わの中なかで，ヘブライ語ご聖せい書しょの表ひょう現げんを20以い上じょう使つかいました。（ルカ 1:46-55）またエホバの天てん使しは，マリアがヨセフと婚こん約やくしていたにもかかわらず，まず ヨセフではなくマリアに現あらわれ，神かみの子こを産うむことになるということを直ちょく接せつ伝つたえました。（ルカ 1:26-33）エホバはマリアのことをよく知しっていて，独ひとり子ごイエスを愛あいし，よく世せ話わしてくれると信しん頼らいしていました。マリアは，イエスが死しんで天てんに復ふっ活かつした後あとも，エホバとの強つよい絆きずなを保たもったに違ちがいありません。（使し徒と 1:14）

21. 夫おっとはマリアについての聖せい書しょの記き述じゅつから何なにを学まなべますか。

²¹ 夫おっとが学まなべること。賢かしこい夫おっとは，妻つまが聖せい書しょの言こと葉ばをよく知しっていることを喜よろこびます。妻つまに頭かしらの立たち場ばを奪うばわれるのではないか，と考かんがえたりはしません。聖せい書しょについてよく知しっている妻つまは家か族ぞくにとって貴き重ちょうな存そん在ざいだ，と考かんがえます。妻つまが夫おっとより高たかい教きょう育いくを受うけているとしても，家か族ぞくで聖せい書しょを学まなぶことをはじめ，崇すう拝はいの面めんで家か族ぞくを引ひっ張ぱるのは夫おっとの責せき任にんです。（エフェ 6:4）

22. 妻つまはマリアから何なにを学まなべますか。

²² 妻つまが学まなべること。妻つまは夫おっとに従したがう必ひつ要ようがありますが，自じ分ぶんの信しん仰こうを強つよく保たもつのは妻つま自じ身しんの責せき任にんです。（ガラ 6:5）それで，時じ間かんを取とり分わけて自じ分ぶんで聖せい書しょを学まなび，じっくり考かんがえなければなりません。そうするなら，エホバへの愛あいと敬けい意いを保たもち，夫おっとに喜よろこんで従したがうことができるでしょう。

23. 夫おっとに従したがうことは，妻つま自じ身しん，家か族ぞく，会かい衆しゅうにとってどのようにためになりますか。

²³ エホバへの愛あいの気き持もちから夫おっとに従したがう妻つまは，エホバが定さだめた頭かしらという立たち場ばを退しりぞける人ひとたちよりも，大おおきな喜よろこびと満まん足ぞくを味あじわえます。夫おっとに進すすんで従したがう妻つまは，若わかい人ひとたちにとって良よい手て本ほんです。そして，家か族ぞくだけでなく会かい衆しゅうにも温あたたかい雰ふん囲い気きをつくり出だします。（テト 2:3-5）現げん在ざい，女じょ性せいはエホバに忠ちゅう実じつに仕つかえる人ひとたちの中なかで大おおきな割わり合あいを占しめています。（詩し 68:11）男だん性せいであっても女じょ性せいであっても，私わたしたち全すべてには会かい衆しゅうでの大たい切せつな役やく割わりがあります。次つぎの記き事じでは，それぞれの役やく割わりをどのように果はたせるかについて考かんがえます。