1. エホバが私わたしたちと親したしくなりたいと思おもっていることは，どんなことから分わかりますか。

 エホバは，ご自じ分ぶんと親したしくなるようにと私わたしたちに勧すすめています。（ヤコ 4:8）私わたしたちの神かみ，私わたしたちのお父とうさん，私わたしたちの友とも達だちになりたいと思おもっています。私わたしたちの祈いのりに答こたえ，大たい変へんな時ときには助たすけてくれます。そして，組そ織しきを用もちいて私わたしたちを教おしえ，保ほ護ごしてくださいます。では，エホバと親したしくなるために，私わたしたちは何なにをする必ひつ要ようがあるでしょうか。

2. どうすればエホバと親したしくなることができますか。

² エホバと親したしくなるためには，エホバに祈いのり，聖せい書しょを読よんでじっくり考かんがえることが大たい切せつです。そうするなら，エホバへの愛あいと感かん謝しゃの気き持もちが深ふかまります。また，エホバに従したがいたい，エホバに賛さん美びを捧ささげたい，と思おもうようになります。エホバは私わたしたちの賛さん美びを受うけるのに本ほん当とうにふさわしい方かたです。（啓けい 4:11）エホバについて知しれば知しるほど，エホバと組そ織しきをもっと信しん頼らいできるようになります。エホバはこの組そ織しきを用もちいて私わたしたちを助たすけてくれています。

3. サタンは私わたしたちをエホバから引ひき離はなすためにどんな手てを使つかってきますか。エホバや組そ織しきから離はなれてしまわないためにどんなことができますか。（詩し編へん 31:13，14）

³ でも，サタンは私わたしたちをエホバから引ひき離はなそうとします。私わたしたちが問もん題だいにぶつかる時ときには特とくにそうです。サタンはどんな手てを使つかってくるのでしょうか。エホバや組そ織しきに対たいする信しん頼らいを少すこしずつ弱よわめようとしてきます。でも，私わたしたちはサタンの攻こう撃げきに立たち向むかうことができます。エホバ への強つよい信しん仰こうがあって，エホバを心こころから信しん頼らいしているなら，エホバや組そ織しきから離はなれてしまうことはないでしょう。（詩し編へん31:13，14を読よむ。）

4. この記き事じではどんなことを考かんがえますか。

⁴ この記き事じでは，会かい衆しゅうの外そとから来くる3つの問もん題だいについて取とり上あげます。そうした問もん題だいによって，エホバや組そ織しきへの私わたしたちの信しん頼らいが弱よわまる危き険けんがあります。では，私わたしたちはどのようにエホバから離はなれてしまうことがあるのでしょうか。サタンの攻こう撃げきに負まけないためにどんなことができますか。

5. つらい経けい験けんをすると，エホバや組そ織しきへの信しん頼らいがどのように弱よわまるかもしれませんか。

⁵ 私わたしたちは時ときに，家か族ぞくからの反はん対たいや仕し事ごとを失うしなうといったつらい経けい験けんをすることがあります。そうしたことが原げん因いんで，組そ織しきへの信しん頼らいが弱よわくなったり，エホバから離はなれてしまう危き険けんがあります。どのようにでしょうか。つらい状じょう況きょうが長ながく続つづくと，希き望ぼうを見み失うしない，ひどくがっかりすることがあります。サタンはそこに付つけ込こんで，私わたしたちに，「自じ分ぶんはエホバに愛あいされていないんじゃないか。自じ分ぶんがつらい目めに遭あっているのはエホバや組そ織しきのせいだ」と思おもわせようとします。エジプトにいたイスラエル人じんの中なかにも，同おなじように考かんがえた人ひとがいました。彼かれらは初はじめ，モーセとアロンがイスラエル人じんを自じ由ゆうにする務つとめをエホバから委ゆだねられているということを認みとめていました。（出しゅつ 4:29-31）でも，後のちに，ファラオからつらい目めに遭あわされるようになると，モーセとアロンを責せめてこう言いいました。「あなた方がたのせいで，私わたしたちはファラオと家け来らいたちにひどく嫌きらわれ，剣つるぎで殺ころされそうになっているのです」。（出しゅつ 5:19-21）残ざん念ねんなことに，彼かれらは自じ分ぶんたちのつらい状じょう況きょうを，エホバに忠ちゅう実じつに仕つかえているモーセとアロンのせいにしました。では私わたしたちは，つらい状じょう況きょうが長ながく続つづく場ば合あい，エホバや組そ織しきを心こころから信しん頼らいし続つづけるためにどんなことができるでしょうか。

6. つらい状じょう況きょうに立たち向むかう上うえで，ハバククからどんなことを学まなべますか。（ハバクク 3:17-19）

⁶ 自じ分ぶんの気き持もちを祈いのりでエホバに打うち明あけ，支ささえを求もとめてエホバに頼たよる。預よ言げん者しゃハバククは，つらいことをたくさん経けい験けんしました。ある時ときには，エホバは自じ分ぶんのことを気きに掛かけてくれていないと感かんじたこともあったようです。それで，自じ分ぶんの気き持もちをエホバに打うち明あけて，こう祈いのりました。「エホバ，私わたしはいつまで助たすけを求もとめて叫さけばなければならないのですか。あなたは聞きいてくださらないのですか。……圧あっ制せいを見み過すごしておられるのはどうしてですか」。（ハバ 1:2，3）エホバは，忠ちゅう実じつなハバククの心こころからの祈いのりに答こたえました。（ハバ 2:2，3）ハバククは，エホバがこれまでご自じ分ぶんの民たみをどのように救すくってきたかについてじっくり考かんがえて，喜よろこびを取とり戻もどすことができました。そして，エホバが気きに掛かけてくださり，問もん題だいに立たち向むかえるよう助たすけてくださる，と確かく信しんすることができました。（ハバクク 3:17-19を読よむ。）ここからどんなことを学まなべますか。つらいことを経けい験けんする時ときには，自じ分ぶんの気き持もちを祈いのりでエホバに打うち明あけ，支ささえを求もとめてエホバに頼たよりましょう。そうすれば，エホバは力ちからを与あたえて問もん題だいに立たち向むかえるように助たすけてくださいます。そして，エホバの支ささえを実じっ感かんするなら，エホバへの信しん仰こうはいっそう強つよくなるでしょう。

7. シャーリー姉し妹まいの家か族ぞくが姉し妹まいにひどいことを言いったのはなぜですか。姉し妹まいがエホバへの信しん仰こうを持もち続つづける上うえで，どんなことが助たすけとなりましたか。

⁷ 信しん仰こうを強つよめるための日にっ課かを守まもる。パプアニューギニアのシャーリー姉し妹まいは，つらい状じょう況きょうにあった時とき，まさにそうすることが助たすけになりました。 b 姉し妹まいの家か族ぞくは貧まずしく，食たべ物ものを手てに入いれる のに苦く労ろうすることもありました。家か族ぞくの1人ひとりは，エホバに対たいする姉し妹まいの信しん頼らいを弱よわめようとしてこんなことを言いってきました。「神かみの聖せいなる力ちからが助たすけてくれるっていつも言いっているけど，全ぜん然ぜん助たすけてもらえてないじゃないか。家か族ぞくも貧まずしいままだし。伝でん道どうなんかやったって，時じ間かんの無む駄だだ」。その時ときのことについて，姉し妹まいはこう言いいます。「エホバは本ほん当とうに気きに掛かけてくださっているんだろうか，という気き持もちになりました。それで，すぐに自じ分ぶんの気き持もちを全すべてエホバに打うち明あけました。そして，いつも通どおり，聖せい書しょや出しゅっ版ぱん物ぶつを読よみ，集しゅう会かいや伝でん道どうに参さん加かするようにしました」。すぐに姉し妹まいは，エホバが自じ分ぶんたち家か族ぞくを世せ話わしてくれている，ということを実じっ感かんできるようになりました。食たべ物ものが全まったくないということはありませんでしたし，家か族ぞくは幸しあわせでした。姉し妹まいは，「エホバが私わたしの祈いのりに答こたえてくださったんだと思おもいました」と言いっています。（テモ一いち 6:6-8）私わたしたちも，信しん仰こうを強つよめるための日にっ課かをきちんと守まもるなら，つらい状じょう況きょうや疑うたがいのせいでエホバから離はなれてしまうことはないでしょう。

8. エホバの組そ織しきで責せき任にんを委ゆだねられている兄きょう弟だいたちにどんなことが起おきる場ば合あいがありますか。

⁸ エホバの証しょう人にんに敵てき対たいする人ひとたちは，メディアやインターネットを使つかって，エホバの組そ織しきの中なかで責せき任にんを委ゆだねられている兄きょう弟だいたちについてのうそを広ひろめます。（詩し 31:13）兄きょう弟だいたちの中なかには，逮たい捕ほされ，告こく発はつされる人ひともいます。1世せい紀きに，無む実じつのパウロが告こく発はつされ，逮たい捕ほされた時とき，当とう時じのクリスチャンも似にたような状じょう況きょうを経けい験けんしました。彼かれらはどうしたでしょうか。

9. パウロが捕とらわれていた時とき，一いち部ぶのクリスチャンはどうしましたか。

⁹ パウロがローマで捕とらわれていた時とき，一いち部ぶのクリスチャンは，パウロを支ささえるのをやめてしまいました。（テモ二に 1:8，15）なぜでしょうか。パウロが人ひと々びとから犯はん罪ざい者しゃと見みなされていたために，パウロの仲なか間まだと思おもわれるのが嫌いやだったのでしょうか。（テモ二に 2:8，9）あるいは，自じ分ぶんもパウロと同おなじように迫はく害がいされるかもしれないと考かんがえて怖こわく なったのでしょうか。理り由ゆうがどんなものであったとしても，この時ときパウロはひどくがっかりしたに違ちがいありません。パウロは彼かれらのために大たい変へんな状じょう況きょうを幾いくつも経けい験けんし，命いのちさえ危き険けんにさらしました。それなのに，パウロが助たすけを必ひつ要ようとしている時ときに，彼かれらはパウロを見み捨すてて離はなれていってしまったのです。（使し徒と 20:18-21。コリ二に 1:8）私わたしたちは，決けっしてこの人ひとたちのようにはなりたくありません。では，責せき任にんを委ゆだねられている兄きょう弟だいたちが迫はく害がいを受うける時とき，どんなことを覚おぼえておくべきでしょうか。

10. 責せき任にんを委ゆだねられている兄きょう弟だいたちが迫はく害がいされる時とき，どんなことを覚おぼえておくべきですか。なぜですか。

¹⁰ なぜ迫はく害がいを受うけるのか，誰だれが迫はく害がいを引ひき起おこしているのかを覚おぼえておく。テモテ第だい二に 3章しょう12節せつには，「神かみへの専せん心しんを貫つらぬき，キリスト･イエスに従したがって生いきようとする人ひとは皆みな，同おなじように迫はく害がいを受うけます」とあります。ですから，責せき任にんを委ゆだねられている兄きょう弟だいたちをサタンが特とくに攻こう撃げきするとしても，驚おどろくことではありません。サタンの狙ねらいは，それらの兄きょう弟だいたちにエホバへの信しん仰こうを捨すてさせることと，私わたしたちを恐おそれさせることです。（ペテ一いち 5:8）

11. オネシフォロの例れいからどんなことを学まなべますか。（テモテ第だい二に 1:16-18）

¹¹ 兄きょう弟だいたちから離はなれることなく支ささえ続つづける。（テモテ第だい二に1:16-18を読よむ。）1世せい紀きのクリスチャンのオネシフォロは，捕とらわれたパウロを見み捨すてることはしませんでした。「[パウロ]が拘こう禁きんされていることを恥はじたりはしませんでした」。それどころか，パウロを一いっ生しょう懸けん命めいに探さがし，見みつけた時ときにはパウロを助たすけるためにできる限かぎりのことをしました。そのようにして，命いのちを危き険けんにさらしてまで，パウロを支ささえたのです。どんなことを学まなべるでしょうか。私わたしたちは人ひとへの恐おそれに負まけることなく，迫はく害がいされている兄きょう弟だいたちを支ささえる必ひつ要ようがある，ということです。そうした兄きょう弟だいたちを助たすけるために，できる限かぎりのことを行おこないましょう。（格かく 17:17）兄きょう弟だいたちは私わたしたちの愛あいと支ささえを必ひつ要ようとしているのです。

12. ロシアの兄きょう弟だい姉し妹まいからどんなことを学まなべますか。

¹² ロシアの兄きょう弟だい姉し妹まいは，投とう獄ごくされている仲なか間まを助たすけるためにどんなことをしているでしょうか。誰だれかが裁さい判ばんにかけられる時ときには，大おお勢ぜいの兄きょう弟だい姉し妹まいが応おう援えんするために裁さい判ばん所しょまで駆かけ付つけています。どんなことを学まなべますか。責せき任にんを委ゆだねられている兄きょう弟だいたちがひどいことを言いわれたり，逮たい捕ほされたり，迫はく害がいされたりするとしても，恐おそれてはいけません。そうした兄きょう弟だいたちのためにエホバに祈いのり，その家か族ぞくを世せ話わし，できる限かぎりのことをして助たすけるようにしましょう。（使し徒と 12:5。コリ二に 1:10，11）

13. 誰だれかから悪わるく言いわれると，エホバや組そ織しきへの信しん頼らいがどのように弱よわくなるかもしれませんか。

¹³ エホバの証しょう人にんではない親しん戚せきや同どう僚りょうや学がっ校こうの友とも達だちは，私わたしたちが伝でん道どうを行おこなうことやエホバの高たかい道どう徳とく基き準じゅんに従したがって生いきていることを悪わるく言いうかもしれません。（ペテ一いち 4:4）中なかには，「あなたのことが嫌きらいなわけじゃないけど，あなたの宗しゅう教きょうはちょっと古ふる臭くさくて厳きびし過すぎるんじゃない？」と言いう人ひともいるでしょう。また，排はい斥せきされた人ひとたちに対たいする私わたしたちの接せっし方かたについて，「そんなんで愛あいがあるって言いえるの？」と言いう人ひともいるかもしれません。こうした言こと葉ばを聞きくと，疑うたがいの気き持もちが湧わき上あがってきて，「エホバも組そ織しきも厳きびし過すぎるんじゃないか」と思おもうようになるかもしれません。そうした時とき，エホバや組そ織しきから離はなれないために，どんなことができるでしょうか。

14. エホバの基き準じゅんに従したがって生いきていることを悪わるく言いわれる時とき，どうするべきですか。（詩し編へん 119:50-52）

¹⁴ エホバの基き準じゅんにしっかり従したがう。ヨブは，周まわりの人ひとから悪わるく言いわれても，エホバの基き準じゅんにしっかり従したがいました。偽にせの友ともの1人ひとりはヨブに向むかって，ヨブ が神かみの基き準じゅんを守まもっても守まもらなくても，神かみにとってそれは大たいしたことではない，とまで言いいました。（ヨブ 4:17，18; 22:3）でもヨブは，その言こと葉ばを信しんじませんでした。エホバの善ぜん悪あくの基き準じゅんが正ただしいものだということがよく分わかっていたので，その基き準じゅんにしっかり従したがい，エホバへの忠ちゅう誠せいを貫つらぬきました。（ヨブ 27:5，6）どんなことを学まなべるでしょうか。周まわりから悪わるく言いわれるとしても，エホバの基き準じゅんを疑うたがってはいけないということです。私わたしたちはエホバの基き準じゅんが正ただしいもので，自じ分ぶんのためになるということを，これまで何なん度ども実じっ感かんしてきたのではないでしょうか。ですから，エホバの基き準じゅんに従したがっている組そ織しきから決けっして離はなれないようにしましょう。そうすれば，周まわりからどれほど悪わるく言いわれるとしても，エホバから離はなれてしまうことはありません。（詩し編へん119:50-52を読よむ。）

15. ブリジット姉し妹まいが親しん族ぞくから悪わるく言いわれたのはなぜですか。

¹⁵ インドのブリジット姉し妹まいの例れいを考かんがえてみましょう。姉し妹まいは，エホバに仕つかえていることを親しん族ぞくから悪わるく言いわれていました。1997年ねんにバプテスマを受うけた直ちょく後ご，エホバの証しょう人にんではない夫おっとが失しつ業ぎょうしました。それで夫おっとは，姉し妹まいと娘むすめたちを連つれて，別べつの町まちに住すむ両りょう親しんと同どう居きょすることにしました。でも姉し妹まいは，さらに難むずかしい問もん題だいを幾いくつも経けい験けんしました。夫おっとが失しつ業ぎょうしていたため，姉し妹まいが家か族ぞくを支ささえるために全ぜん時じ間かん働はたらく必ひつ要ようがありました。しかも，会かい衆しゅうは一いち番ばん近ちかいところでも350㌔も離はなれていました。そして，夫おっとの家か族ぞくは姉し妹まいがエホバに仕つかえることに反はん対たいしていました。反はん対たいがとても厳きびしくなったため，姉し妹まいたち家か族ぞくは再ふたたび引ひっ越こさなければならなくなりました。そこへ，夫おっとが急きゅう死しし，娘むすめの1人ひとりも12歳さいの若わかさで，がんで亡なくなりました。それだけでもつらいことなのに，姉し妹まいの親しん族ぞくは，こうした大たい変へんなことが起おきたのは全ぜん部ぶ，姉し妹まいがエホバの証しょう人にんになったせいだ，と言いって姉し妹まいを責せめました。それでも姉し妹まいは，エホバを信しん頼らいし続つづけ，組そ織しきから決けっして離はなれませんでした。

16. ブリジット姉し妹まいは，エホバと組そ織しきから決けっして離はなれなかったので，どんな喜よろこびを経けい験けんしましたか。

¹⁶ ブリジット姉し妹まいは，会かい衆しゅうからかなり離はなれた所ところに住すんでいたので，巡じゅん回かい監かん督とくは姉し妹まいに，自じ分ぶんが住すん でいる地ち域いきで伝でん道どうすることと，自じ分ぶんの家いえで集しゅう会かいを開ひらくことを勧すすめました。初はじめ姉し妹まいは，そんなことはとてもできない，と感かんじましたが，巡じゅん回かい監かん督とくの勧すすめの通とおりにすることにしました。良よい知しらせを伝つたえ，家いえで集しゅう会かいを開ひらき，家か族ぞくの崇すう拝はいで娘むすめたちを教おしえました。どんな結けっ果かになったでしょうか。姉し妹まいは非ひ常じょうに多おおくの聖せい書しょレッスンを行おこなうことができ，大おお勢ぜいをバプテスマまで導みちびきました。2005年ねんには正せい規き開かい拓たく者しゃになりました。姉し妹まいは，エホバを信しん頼らいし，組そ織しきから決けっして離はなれなかったので，本ほん当とうに大おおきな喜よろこびを味あじわってきました。娘むすめたちはエホバに忠ちゅう実じつに仕つかえていますし，姉し妹まいが伝でん道どうした地ち域いきには，今いまでは2つの会かい衆しゅうがあります。姉し妹まいは，エホバが力ちからを与あたえてくださったからこそ，いろいろな問もん題だいを乗のり越こえ，親しん族ぞくから悪わるく言いわれても頑がん張ばることができた，と感かんじています。

17. サタンが攻こう撃げきしてくるとしても，私わたしたちはどんなことをしたいと思おもっていますか。

¹⁷ サタンはどんなことを願ねがっているのでしょうか。私わたしたちに，「エホバはつらい時ときに助たすけてくれない」とか「エホバの組そ織しきの中なかにいても，生せい活かつが大たい変へんになるだけだ」と思おもわせることです。また，責せき任にんを委ゆだねられている兄きょう弟だいたちがひどいことを言いわれたり迫はく害がいされたり投とう獄ごくされたりする時ときに，私わたしたちが恐おそれを感かんじることです。そして，私わたしたちが誰だれかから悪わるく言いわれた時ときに，エホバの基き準じゅんや組そ織しきへの信しん頼らいを弱よわめてしまうことも願ねがっています。とはいえ，私わたしたちはサタンのこうした手て口ぐちをよく知しっているので，だまされることはありません。（コリ二に 2:11）では，これからもサタンのうそに耳みみを傾かたむけるのではなく，エホバと組そ織しきを心こころから信しん頼らいするようにしましょう。エホバが私わたしたちを見み捨すてることは絶ぜっ対たいにありません。（詩し 28:7）ですから，どんなことがあってもエホバから離はなれないようにしましょう。（ロマ 8:35-39）

18. 次つぎの記き事じではどんなことを考かんがえますか。

¹⁸ この記き事じでは，会かい衆しゅうの外そとから来くるさまざまな問もん題だいについて考かんがえました。とはいえ，エホバや組そ織しきへの信しん頼らいは，会かい衆しゅうの中なかでも試ためされる場ば合あいがあります。そうした状じょう況きょうを乗のり越こえるためにどんなことができるでしょうか。次つぎの記き事じではこの点てんについて考かんがえます。