1. エホバはどんな方ほう法ほうで祈いのりに答こたえることがありますか。

 誰だれかが心こころからの祈いのりを捧ささげる時とき，エホバはその祈いのりに答こたえるためにあなたを用もちいることがあります。エホバは，長ちょう老ろうや援えん助じょ奉ほう仕し者しゃ，開かい拓たく者しゃや伝でん道どう者しゃ，若わかい人ひとや年ねん長ちょうの人ひと，兄きょう弟だいや姉し妹まいなど，いろいろな人ひとを用もちいます。エホバを愛あいする人ひとが助たすけを求もとめて祈いのる時とき，長ちょう老ろうや仲なか間まの兄きょう弟だい姉し妹まいを通とおして「慰なぐさめてくれ」ます。（コロ 4:11）エホバや仲なか間まのために働はたらくことができるのは，本ほん当とうに幸しあわせなことです。では，感かん染せん症しょうの流りゅう行こうや災さい害がいや迫はく害がいが起おきる時とき，仲なか間まを助たすけるためにどんなことができるでしょうか。

2. 感かん染せん症しょうが流りゅう行こうすると，仲なか間まを助たすける上うえでどんな難むずかしさがありますか。

² 感かん染せん症しょうが流りゅう行こうすると，兄きょう弟だい姉し妹まいを助たすけるのは難むずかしくなります。例たとえば，感かん染せんのリスクがあるので，家いえを訪たずねることはなかなかできないかもしれません。お金かねに困こまっている仲なか間まを食しょく事じに招しょう待たいしたいと思おもっても，そうすることができないでしょう。また，自じ分ぶんの家か族ぞくが大たい変へんな状じょう況きょうにあると，仲なか間まを助たすけることまではできないと感かんじるかもしれません。それでも，私わたしたちはぜひ仲なか間まを支ささえたいと思おもっています。エホバは私わたしたちができる限かぎりのことをする時とき，喜よろこんでくださいます。（格かく 3:27; 19:17）では，どのように仲なか間まの力ちからになれるでしょうか。

3. デジー姉し妹まいの会かい衆しゅうの長ちょう老ろうたちからどんなことを学まなべますか。（エレミヤ 23:4）

³ 長ちょう老ろうたちにできること。長ちょう老ろうたちは会かい衆しゅうの兄きょう弟だい姉し妹まいのことをよく知しるようにしましょう。（エレミヤ 23:4を読よむ。）前まえの記き事じに出でて きたデジー姉し妹まいはこう言いいます。 b 「私わたしの野や外がい奉ほう仕しグループの長ちょう老ろうたちは，以い前ぜんから一いっ緒しょに伝でん道どうしたり，みんなで楽たのしい時じ間かんを過すごしたりしてくれていました」。このようにしてよく知しり合あっていたので，デジー姉し妹まいがパンデミックで親しん族ぞくを亡なくした時ときにも，長ちょう老ろうたちはすぐに助たすけることができました。

4. デジー姉し妹まいが大たい変へんな時とき，長ちょう老ろうたちが力ちからになれたのはどうしてですか。ここから何なにを学まなべますか。

⁴ デジー姉し妹まいはこう言いいます。「長ちょう老ろうたちとよく知しり合あっていたので，自じ分ぶんの悩なやみや不ふ安あんを話はなしやすかったです」。このことから，長ちょう老ろうたちは何なにを学まなべますか。難むずかしい状じょう況きょうが生しょうじる前まえから仲なか間まの様よう子すをよく知しっておくようにしましょう。兄きょう弟だい姉し妹まいと友ともになってください。感かん染せん症しょうが流りゅう行こうして直ちょく接せつ訪ほう問もんすることが難むずかしいとしても，できることはあります。デジー姉し妹まいはこう言いいます。「同おなじ日ひに，何なん人にんもの長ちょう老ろうたちから電でん話わやメールが来きたこともあります。聖せい書しょの言こと葉ばを使つかって力ちからづけてもくれました。よく知しっている聖せい句くでしたが，とても心こころに染しみました」。

5. 長ちょう老ろうたちは，兄きょう弟だい姉し妹まいにどんな助たすけが必ひつ要ようかを知しるために何なにができますか。どんな面めんで力ちからになれますか。

⁵ 兄きょう弟だい姉し妹まいにどんな助たすけが必ひつ要ようかを知しるために，上じょう手ずに質しつ問もんしましょう。（格かく 20:5）食たべ物ものや薬くすりなどの必ひつ要ような物ものに困こまっていないでしょうか。仕し事ごとには影えい響きょうが出でていないでしょうか。家や賃ちんは払はらえているでしょうか。公こう的てき支し援えんを受うけるためのサポートが必ひつ要ようでしょうか。デジー姉し妹まいの場ば合あい，兄きょう弟だい姉し妹まいが必ひつ要ような物ものをいろいろと届とどけてくれました。でも，この大たい変へんな時ときを乗のり切きる上うえで特とくに力ちからになったのは，長ちょう老ろうたちが感かん情じょう面めんや信しん仰こう面めんで助たすけてくれたことでした。姉し妹まいはこう言いいます。「長ちょう老ろうたちは私わたしのために祈いのってくれました。どんな内ない容ようの祈いのりだったかは覚おぼえていませんが，とてもうれしかったのを覚おぼえています。エホバが『独ひとりじゃないから大だい丈じょう夫ぶだよ』と言いってくれているようでした」。（イザ 41:10，13）

6. 兄きょう弟だい姉し妹まいを助たすけるために，会かい衆しゅうの一人ひとり一人ひとりにはどんなことができますか。（写しゃ真しんを参さん照しょう。）

⁶ みんなにできること。もちろん，長ちょう老ろうたちが兄きょう弟だい姉し妹まいを助たすける面めんで率そっ先せんします。でも，エホバの願ねがいは，私わたしたちみんなが仲なか間まを助たすけることです。（ガラ 6:10）病びょう気きの人ひとにちょっとした親しん切せつを 示しめすなら，喜よろこんでもらえます。子こ供どもたちはお見み舞まいの手て紙がみや絵えを描かいてプレゼントすることができます。若わかい人ひとたちは買かい物ものに行いってあげることができるでしょう。病びょう気きの人ひとのために食しょく事じを作つくって家いえに届とどけることもできるかもしれません。感かん染せん症しょうが流りゅう行こうすると，会かい衆しゅうのみんなに励はげましが必ひつ要ようです。それで集しゅう会かいの後あと，少すこし残のこっておしゃべりすることができます。王おう国こく会かい館かんに出しゅっ席せきしていても，オンラインで参さん加かしていても，仲なか間まを気き遣づかうことができます。長ちょう老ろうたちにも励はげましが必ひつ要ようです。感かん染せん症しょうが流りゅう行こうするといっそう忙いそがしくなるからです。それで，長ちょう老ろうたちに感かん謝しゃの手て紙がみを送おくっている兄きょう弟だい姉し妹まいもいます。このように会かい衆しゅうのみんなで「励はげまし合あい，力ちからづけ合あ」うのは本ほん当とうに大たい切せつなことです。（テサ一いち 5:11）

7. 災さい害がいが起おきると，どんなつらい経けい験けんをしますか。

⁷ 災さい害がいが起おきると，突とつ然ぜん大おおきな変へん化かを経けい験けんします。家いえや持もち物ものを失うしなったり，大たい切せつな家か族ぞくや友とも達だちを亡なくしたりします。兄きょう弟だい姉し妹まいもこうしたつらい経けい験けんをすることがあります。では，災さい害がいが起おきた時とき，仲なか間まを助たすけるためにどんなことができるでしょうか。

8. 長ちょう老ろうや家か族ぞくの頭かしらは，災さい害がいが起おきる前まえにどんなことをしておく必ひつ要ようがありますか。

⁸ 長ちょう老ろうたちにできること。兄きょう弟だい姉し妹まいが災さい害がいに備そなえてきちんと準じゅん備びをしておくように助たすけてください。自じ分ぶんの身みを守まもる方ほう法ほうや，長ちょう老ろうたちと連れん絡らくを取とる方ほう法ほうをきちんと理り解かいしているか，確たしかめましょう。前まえの記き事じに出でてきたマーガレット姉し妹まいはこう言いいます。「長ちょう老ろうたちは，会かい衆しゅうの必ひつ要ようの話はなしで，『山やま火か事じの時じ期きはまだ終おわっていないので，気きを付つけるように』と言いいました。『政せい府ふから避ひ難なん指し示じが出でたり身みの危き険けんを感かんじたりしたなら，すぐに逃にげるように』とも言いっていました」。このアドバイスは本ほん当とうにぴったりのタイミングで与あたえられました。5週しゅう間かん後ごに，とても大おおきな山やま火か事じが起おきたからです。家か族ぞくの頭かしらの皆みなさん，家か族ぞくの崇すう拝はいの時ときに，災さい害がいが起おきたらそれぞれがどう行こう動どうすべきかを話はなし合あっておくようにしましょう。よく準じゅん備びしておくなら，災さい害がいが起おきても落おち着ついて行こう動どうすることができるでしょう。

9. 災さい害がいが起おきる前まえや後あとに，長ちょう老ろうたちはどんなことをしますか。

⁹ 野や外がい奉ほう仕しグループの監かん督とくは，災さい害がいが起おきる前まえにグループの兄きょう弟だい姉し妹まい全ぜん員いんの連れん絡らく先さきを知しっておく必ひつ要ようがあります。そうした情じょう報ほうをリストにし，変へん更こうがあったならすぐに反はん映えいしましょう。災さい害がいが起おきたなら，グループの兄きょう弟だい姉し妹まい一人ひとり一人ひとりと連れん絡らくを取とり，困こまっていることがないかを確かく認にんします。そして，その情じょう報ほうをすぐに長ちょう老ろう団だんの調ちょう整せい者しゃに知しらせます。調ちょう整せい者しゃは巡じゅん回かい監かん督とくに伝つたえます。兄きょう弟だいたちがこのように協きょう力りょくすることで，被ひ災さいした兄きょう弟だい姉し妹まいを一いち番ばん良よい方ほう法ほうで助たすけることができます。マーガレット姉し妹まいが住すむ地ち域いきで山やま火か事じが起おきた時とき，巡じゅん回かい区く内ないで450人にんほどが自じ宅たくから逃にげなければなりませんでした。そうした兄きょう弟だい姉し妹まいと連れん絡らくを取とり，助たすけるために，長ちょう老ろうたちが一いっ生しょう懸けん命めいに働はたらきました。巡じゅん回かい監かん督とくは36時じ間かん眠ねむることなく，その長ちょう老ろうたちをサポートしました。（コリ二に 11:27）兄きょう弟だいたちがこのように協きょう力りょくして働はたらいたので，被ひ災さいした兄きょう弟だい姉し妹まい全ぜん員いんが無ぶ事じに避ひ難なん先さきを確かく保ほすることができました。

10. 長ちょう老ろうたちが兄きょう弟だい姉し妹まいを感かん情じょう面めんや信しん仰こう面めんで支ささえるのが大たい切せつなのはどうしてですか。（ヨハネ 21:15）

¹⁰ 長ちょう老ろうたちには感かん情じょう面めんや信しん仰こう面めんで兄きょう弟だい姉し妹まいを助たすける責せき任にんもあります。（ペテ一いち 5:2）もちろん，災さい害がいが起おきた直ちょく後ごは，安あん否ぴを確かく認にんしたり衣い食しょく住じゅうの面めんで助たすけたりします。でも，その後ごしばらく の間あいだ，感かん情じょう面めんや信しん仰こう面めんで支ささえていく必ひつ要ようがあります。（ヨハネ 21:15を読よむ。）支し部ぶ委い員いん会かいで奉ほう仕ししているハロルド兄きょう弟だいは，被ひ災さいした兄きょう弟だい姉し妹まいを大おお勢ぜい訪ほう問もんしてきました。兄きょう弟だいはこう言いいます。「元げん気きを取とり戻もどすには時じ間かんがかかるものです。兄きょう弟だい姉し妹まいはだんだんと普ふ段だんの生せい活かつへ戻もどっていきますが，家か族ぞくや友とも達だちを亡なくしたこと，家いえや大たい切せつなものを失うしなったこと，怖こわい思おもいをして生いき延のびたことは，なかなか忘わすれられません。そうしたことを思おもい出だして，とても悲かなしい気き持もちになることもあります。でもそれはごく自し然ぜんなことであって，エホバへの信しん仰こうが弱よわいということではありません」。

11. 家か族ぞくにはどんな助たすけが必ひつ要ようですか。

¹¹ 長ちょう老ろうの皆みなさん，「泣なく人ひとと一いっ緒しょに泣なきましょう」。（ロマ 12:15）被ひ災さいした兄きょう弟だい姉し妹まいに，エホバや仲なか間まから愛あいされているということを伝つたえてください。兄きょう弟だい姉し妹まいが，家か族ぞくみんなで祈いのりや聖せい書しょの勉べん強きょうや集しゅう会かいや伝でん道どうといった良よい習しゅう慣かんを守まもれるようにも助たすけましょう。親おやは，災さい害がいで失うしなわれない貴き重ちょうなものに子こ供どもが目めを向むけられるよう助たすける必ひつ要ようがあります。長ちょう老ろうたちはこの面めんでも親おやたちをサポートできます。親おやの皆みなさん，エホバがいつもそばにいて力ちからになってくれる，ということをお子こさんに教おしえてください。世せ界かい中じゅうの兄きょう弟だい姉し妹まいがぜひ助たすけたいと思おもってくれていることも伝つたえましょう。（ペテ一いち 2:17）

12. 被ひ災さいした仲なか間まを助たすけるために，どんなことができますか。（写しゃ真しんを参さん照しょう。）

¹² みんなにできること。近ちかくで災さい害がいが起おきた時ときには，自じ分ぶんに何なにができるか，長ちょう老ろうたちに尋たずねてみてください。例たとえば，被ひ災さいした兄きょう弟だい姉し妹まいや救きゅう援えん活かつ動どうに来きた兄きょう弟だい姉し妹まいを家いえに泊とめてあげられるかもしれません。食たべ物ものや生せい活かつに必ひつ要ような物ものを届とどけることもできるでしょう。災さい害がいが遠とおくで生しょうじた場ば合あいにも，力ちからになれます。被ひ災さいした仲なか間まのためにエホバに祈いのることができますし，世せ界かい的てきな活かつ動どうのために寄き付ふして，救きゅう援えん活かつ動どうをサポートすることもできます。（コリ二に 1:8-11; 8:2-5）被ひ災さい地ちに出で掛かけていけるなら，そのことを長ちょう老ろうに伝つたえてください。救きゅう援えん活かつ動どうに参さん加かするよう招しょう待たいされるなら，いくらか訓くん練れんを受うけた後あと，必ひつ要ように応おうじて被ひ災さい地ちへ派は遣けんされるでしょう。

13. エホバの証しょう人にんの活かつ動どうが禁きん止しされると，どんな難むずかしい状じょう況きょうが生しょうじますか。

¹³ エホバの証しょう人にんの活かつ動どうが禁きん止しされると，いろいろ と難むずかしい状じょう況きょうが生しょうじます。兄きょう弟だい姉し妹まいは経けい済ざい的てきな問もん題だいや病びょう気きや愛あいする人ひとの死しなどを経けい験けんして助たすけが必ひつ要ようになるかもしれません。でも，長ちょう老ろうたちは思おもうように連れん絡らくを取とったり訪ほう問もんしたりできないことがあります。前まえの記き事じに出でてきたアンドレイ兄きょう弟だいもそうでした。兄きょう弟だいの野や外がい奉ほう仕しグループのある姉し妹まいは，生せい活かつに困こまっていました。そんな中なか，交こう通つう事じ故こに遭あい，手しゅ術じゅつが幾いくつも必ひつ要ようになって，働はたらけなくなってしまいました。兄きょう弟だいたちは，禁きん令れいや感かん染せん症しょうの影えい響きょうで自じ由ゆうに動うごくことはできませんでしたが，姉し妹まいを助たすけるためにできる限かぎりのことをしました。では，エホバは姉し妹まいをどのように助たすけたでしょうか。

14. 長ちょう老ろうたちはどのようにエホバに頼たよれますか。

¹⁴ 長ちょう老ろうたちにできること。アンドレイ兄きょう弟だいはエホバに祈いのり，自じ分ぶんにできることをしました。エホバはその祈いのりに答こたえ，もっと自じ由ゆうに動うごくことができる会かい衆しゅうの人ひとたちを用もちいて姉し妹まいを助たすけました。通つう院いんの送おくり迎むかえをした人ひともいれば，金きん銭せん的てきな援えん助じょをした人ひともいました。このようにして，一人ひとり一人ひとりが勇ゆう気きを出だして自じ分ぶんにできることを一いっ生しょう懸けん命めいに行おこなったので，エホバの助たすけで姉し妹まいを支ささえることができました。（ヘブ 13:16）長ちょう老ろうの皆みなさん，活かつ動どうが制せい限げんされている時ときには，兄きょう弟だい姉し妹まいに協きょう力りょくしてもらいましょう。（エレ 36:5，6）そして，何なによりもエホバに頼たよってください。仲なか間まを支ささえることができるよう，エホバは必かならず助たすけてくださいます。

15. 迫はく害がいの中なかでも兄きょう弟だい姉し妹まいと仲なか良よくするために，どんなことができますか。

¹⁵ みんなにできること。禁きん令れい下かでは，少すくない人にん数ずうで集あつまらなければならなくなるでしょう。それで，今いまから兄きょう弟だい姉し妹まいと仲なか良よくすることは本ほん当とうに大たい切せつです。私わたしたちが戦たたかうべきなのは，サタンであって仲なか間まの兄きょう弟だい姉し妹まいではありません。仲なか間まの失しっ敗ぱいや間ま違ちがいを大おお目めに見みるようにしましょう。意い見けんがぶつかった時ときには，できるだけ早はやく解かい決けつするようにします。（格かく 19:11。エフェ 4:26）そして，仲なか間まを進すすんで助たすけてください。（テト 3:14）アンドレイ兄きょう弟だいの野や外がい奉ほう仕しグループの兄きょう弟だい姉し妹まいは，困こまっていた姉し妹まいを助たすけたことでいっそう親したしくなり，家か族ぞくのような絆きずなが生うまれました。（詩し 133:1）

16. コロサイ 4章しょう3，18節せつからすると，迫はく害がいされている兄きょう弟だい姉し妹まいをどのように支ささえることができますか。

¹⁶ 政せい府ふからの制せい限げんがある中なかでも，エホバに一いっ生しょう懸けん命めい仕つかえている兄きょう弟だい姉し妹まいは何なん十じゅう万まん人にんもいます。投とう獄ごくされている人ひとたちもいます。私わたしたちは， そうした兄きょう弟だい姉し妹まいやその家か族ぞくのために祈いのることができます。また，投とう獄ごくされている仲なか間まを助たすけている兄きょう弟だい姉し妹まいのためにも祈いのれます。自じ分ぶんも逮たい捕ほされることを覚かく悟ごの上うえで，信しん仰こう面めんや法ほう律りつ面めんでサポートしたり，必ひつ要ような物ものを届とどけたりしているからです。 c （コロサイ 4:3，18を読よむ。）祈いのりにはとても大おおきな力ちからがある，ということを忘わすれないようにしましょう。（テサ二に 3:1，2。テモ一いち 2:1，2）

17. 迫はく害がいに備そなえてどんなことができますか。

¹⁷ 家か族ぞくみんなで迫はく害がいに備そなえるようにしましょう。（使し徒と 14:22）起おきるかもしれない大たい変へんなことについていろいろと考かんがえるのではなく，自じ分ぶんも子こ供どもたちもエホバとの絆きずなを強つよめるようにします。不ふ安あんを感かんじる時ときには，自じ分ぶんの気き持もちを全すべてエホバに話はなしてください。（詩し 62:7，8）どうしてエホバを信しん頼らいできるのか，家か族ぞくで話はなし合あうこともできます。 d 災さい害がいの場ば合あいと同おなじように，迫はく害がいにも前まえもって備そなえをし，エホバに頼たよるようにしましょう。そうすれば，子こ供どもたちは迫はく害がいに遭あっても，勇ゆう気きを出だし，穏おだやかな気き持もちでいることができるでしょう。

18. 将しょう来らいどんなことが起おきますか。

¹⁸ 「神かみからの平へい和わ」があれば，感かん染せん症しょうの流りゅう行こうや災さい害がいや迫はく害がいといった大たい変へんな状じょう況きょうを経けい験けんしても，穏おだやかな気き持もちでいることができます。（フィリ 4:6，7）エホバは，長ちょう老ろうたちを用もちいて私わたしたちを助たすけてくれます。そして，私わたしたちみんなが互たがいに助たすけ合あうようにも願ねがっています。このようにして今いま「神かみからの平へい和わ」を得えているなら，将しょう来らいのもっと難むずかしい問もん題だいや「大だい患かん難なん」にも備そなえていることになります。（マタ 24:21）大だい患かん難なんの時ときには，穏おだやかな気き持もちを保たもつ必ひつ要ようがありますし，そうできるよう仲なか間まを助たすける必ひつ要ようもあります。では，大だい患かん難なん後ごはどうなるでしょうか。不ふ安あんや心しん配ぱいを感かんじることはもうありません。エホバがいつまでも続つづく本ほん物ものの平へい和わを与あたえてくださるからです。（イザ 26:3，4）