1. 集しゅう会かいでコメントするのが大たい切せつなのはどうしてですか。

 私わたしたちが集しゅう会かいに出しゅっ席せきするのはどうしてでしょうか。それは，エホバを賛さん美びするためです。（詩し 26:12; 111:1）問もん題だいが多おおい世よの中なかで，兄きょう弟だい姉し妹まいと励はげまし合あうためでもあります。（テサ一いち 5:11）私わたしたちが手てを挙あげてコメントする時とき，この両りょう方ほうを行おこなうことができます。

2. 集しゅう会かいでコメントするどんな機き会かいがありますか。

² 私わたしたちは，毎まい週しゅうの集しゅう会かいでコメントすることができます。例たとえば，週しゅう末まつの集しゅう会かいでは「ものみの塔とう」研けん究きゅうが行おこなわれます。週しゅう日じつの集しゅう会かいでは，「宝ほう石せきを探さがし出だす」や会かい衆しゅうの聖せい書しょ研けん究きゅうやほかにも討とう議ぎのプログラムがあります。

3. コメントすることに関かんして，どう感かんじるかもしれませんか。ヘブライ 10章しょう24，25節せつからどんな役やく立だつ点てんを学まなべますか。

³ 私わたしたちはみんな，エホバを賛さん美びし，仲なか間まを励はげましたいと思おもっています。でも，コメントすることに関かんしては，緊きん張ちょうすると感かんじる人ひともいれば，もっとコメントしたいのになかなか当あたらないと感かんじる人ひともいるかもしれません。では，どうしたらよいでしょうか。パウロがヘブライ人じんのクリスチャンに宛あてた手て紙がみの中なかにヒントがあります。パウロは集あつまり合あうことの大たい切せつさを教おしえた時とき，「励はげまし合あ」うようにと勧すすめました。（ヘブライ 10:24，25を読よむ。）たとえ短みじかくても確かく信しんのこもったコメントをするなら，それを聞きいた兄きょう弟だい姉し妹まいは励はげみを受うけます。そのことを考かんがえると，コメントを頑がん張ばろうという気き持もちになるのではないでしょうか。また，思おもったほど多おおくコメント できないとしても，その分ぶんほかの人ひとたちがコメントできることを喜よろこべます。（ペテ一いち 3:8）

4. この記き事じではどんな3つの点てんを考かんがえますか。

⁴ この記き事じでは，コメントする人ひとが少すくない小ちいさな会かい衆しゅうで仲なか間まと励はげまし合あうためにどんなことができるかを考かんがえます。また，手てを挙あげる人ひとが多おおい大おおきな会かい衆しゅうでどんなことができるかも考かんがえます。コメントの内ない容ようを仲なか間まにとって励はげみとなるものにするために何なにができるかも学まなびます。

5. 集しゅう会かいの出しゅっ席せき者しゃが少すくない場ば合あい，互たがいに励はげまし合あうためにどんなことができますか。

⁵ 小ちいさな会かい衆しゅうやグループでは，コメントする人ひとがそれほど多おおくないかもしれません。司し会かい者しゃは誰だれかが手てを挙あげるまでしばらく待またなければならない場ば合あいもあるでしょう。すると，集しゅう会かいは活かっ気きがなくなり，励はげみを得えるのは難むずかしいかもしれません。では，どうしたらいいでしょうか。たくさん手てを挙あげるようにしましょう。そうするなら，みんなも手てを挙あげやすくなるかもしれません。

6-7. コメントする時ときの緊きん張ちょうを和やわらげるために，どんなことができますか。

⁶ コメントすることを考かんがえただけでも緊きん張ちょうするかもしれません。そう感かんじている人ひとは大おお勢ぜいいます。でも，兄きょう弟だい姉し妹まいをさらに励はげますことを目め指ざして，緊きん張ちょうを和やわらげる方ほう法ほうを探さぐってみるのはどうでしょうか。どんなことができるか考かんがえてみましょう。

⁷ 「ものみの塔とう」の提てい案あんを幾いくつか振ふり返かえってみましょう。 b 例たとえば，よく準じゅん備びすることです。（格かく 21:5）内ない容ようをよく理り解かいしているなら，もっと楽らくな気き持もちでコメントできるでしょう。コメントを短みじかくすることも大たい切せつです。（格かく 15:23; 17:27）短みじかいコメントであれば，それほど緊きん張ちょうせずにできるかもしれません。しかも，聞きいている兄きょう弟だい姉し妹まいも，1文ぶんか2文ぶんの短みじかいコメントの方ほうが，長ながいコメントよりも理り解かいしやすいでしょう。自じ分ぶんの言こと葉ばで短みじかいコメントをすることは，よく準じゅん備びして内ない容ようをしっかり理り解かいしていることの証しょう拠こです。

8. 私わたしたちが一いっ生しょう懸けん命めい頑がん張ばる姿すがたを見みて，エホバはどう感かんじていますか。

⁸ こうした提てい案あんをやってみても，緊きん張ちょうしてコメントするのがなかなか難むずかしいと感かんじるならどうでしょうか。私わたしたちが一いっ生しょう懸けん命めい頑がん張ばる姿すがたを見みてエホバが喜よろこんでくれている，ということを忘わすれないようにしましょう。（ルカ 21:1-4）エホバは，私わたしたちにできないことまで求もとめているわけではありません。（フィリ 4:5）自じ分ぶんに何なにができるかをよく考かんがえ，目もく標ひょうを立たてましょう。落おち着ついてコメントできるように助たすけてください，と祈いのることもできます。まずは，短みじかいコメントを1回かいすることを目もく標ひょうにしてみましょう。

9. 大おおきな会かい衆しゅうでは，どんな難むずかしさがあるかもしれませんか。

⁹ 大おおきな会かい衆しゅうでは別べつの問もん題だいもあります。手てを挙あげる人ひとが多おおいので，なかなかコメントできないかもしれません。ダニエール姉し妹まいの例れいを考かんがえてみましょう。 c 姉し妹まいはコメントするのが好すきで，集しゅう会かいでよくコメントしていました。それによって，エホバを崇すう拝はいし，仲なか間まを励はげまし，聖せい書しょの 教おしえをさらに確かく信しんすることができると感かんじていました。でも，大おおきな会かい衆しゅうに移い動どうした後あとは，コメントできる回かい数すうが少すくなくなりました。一いち度ども当あたらないことさえありました。姉し妹まいはこう言いいます。「なんだかイライラしました。素す晴ばらしい機き会かいを取とり上あげられたように感かんじました。こういうことが何なん度どもあると，わざとなんじゃないかという気き持もちになります」。

10. どうすればコメントする機き会かいを増ふやすことができますか。

¹⁰ あなたもダニエール姉し妹まいと同おなじような気き持もちになったことがありますか。もしかすると，「もうコメントするのはやめて，集しゅう会かいは聞きくだけにしよう」と思おもうかもしれません。でも，コメントするのを諦あきらめないでください。そのためにどんなことができるでしょうか。幾いくつかコメントを用よう意いしておくことができます。そうすれば，初はじめの方ほうで当あたらなかったとしても，後あとの方ほうでコメントできるかもしれません。「ものみの塔とう」研けん究きゅうの予よ習しゅうをする時ときには，それぞれの節せつと主しゅ題だいがどのように関かん連れんしているかを考かんがえるようにしましょう。そうすれば，記き事じのどの部ぶ分ぶんでもコメントすることができます。さらに，説せつ明めいしにくい聖せい書しょの深ふかい真しん理りについて考かんがえる節せつでコメントを用よう意いしておくこともできるでしょう。（コリ一いち 2:10）そうした節せつでは，ほかと比くらべて手てを挙あげる人ひとが少すくないので，当あててもらいやすいかもしれません。こうしたことを実じっ際さいにやってみてもコメントできないことが続つづく場ば合あいはどうしたらいいでしょうか。集しゅう会かい前まえに，どの質しつ問もんで答こたえたいと思おもっているかを司し会かい者しゃに伝つたえることができます。

11. フィリピ 2章しょう4節せつのアドバイスについて考かんがえると，どうしたいと思おもいますか。

¹¹ フィリピ 2:4を読よむ。パウロは聖せいなる力ちからに導みちびかれて，他たの人ひとのことにも気きを配くばるように，と教おしえました。このアドバイスを集しゅう会かいの時ときにも意い識しきすることができます。ほかの人ひとたちも同おなじようにコメントに参さん加かしたいと思おもっていることを忘わすれないようにしましょう。

12. 集しゅう会かいで兄きょう弟だい姉し妹まいを元げん気きづけるためにどんなことができますか。（写しゃ真しんも参さん照しょう。）

 ¹² 次つぎのように考かんがえてみましょう。友とも達だちと話はなしをする時とき，自じ分ぶんばかり話はなして会かい話わを独どく占せんしたりするでしょうか。そんなことはしないはずです。ほかの人ひとたちの話はなしもぜひ聞ききたいと思おもうことでしょう。同おなじように，集しゅう会かいでもできるだけたくさんの人ひとがコメントできたらいいと思おもいませんか。兄きょう弟だい姉し妹まいが自じ分ぶんの信しん仰こうを語かたれるようにするなら，兄きょう弟だい姉し妹まいを元げん気きづけることに貢こう献けんできます。（コリ一いち 10:24）では，具ぐ体たい的てきにどんなことができるでしょうか。

13. たくさんの人ひとがコメントに参さん加かできるようにするために，どんなことができますか。

¹³ 1つ目めに，短みじかいコメントを意い識しきするようにしましょう。そうすれば，もっとたくさんの人ひとがコメントできます。長ちょう老ろうや経けい験けん豊ゆたかな兄きょう弟だい姉し妹まいは，この点てんで手て本ほんになるようにしましょう。2つ目めに，1度どのコメントでたくさんの点てんを含ふくめ過すぎないようにします。短みじかいコメントだったとしても，全すべての要よう点てんを言いってしまうなら，ほかの人ひとたちはコメントすることがなくなってしまうかもしれません。例たとえば，この節せつでは2つの提てい案あんが挙あげられています。短みじかいコメントを意い識しきすることと，多おおくの点てんを含ふくめ過すぎないようにすることです。もし，この節せつで最さい初しょにコメントすることになったなら，1つの点てんだけを答こたえるのはどうでしょうか。

14. どれほど手てを挙あげるかについて，どんなことを考かんがえるとよいですか。（写しゃ真しんも参さん照しょう。）

¹⁴ どれほど手てを挙あげるかについて分ふん別べつを働はたらかせることも大たい切せつです。同おなじ人ひとが何なん度ども手てを挙あげると，司し会かい者しゃはほかにまだ当あたっていない人ひとがいても，その人ひとをまた当あてなければいけないと感かんじるかもしれません。そうすると， ほかの人ひとたちはやる気きを失うしなって手てを挙あげなくなってしまうかもしれません。（伝でん 3:7）

15. （ア）コメントできなかったとしても，どんな反はん応のうはしないようにしますか。（イ）司し会かい者しゃはどんなことを意い識しきできますか。（「 司し会かい者しゃが意い識しきできること」の囲かこみを参さん照しょう。）

¹⁵ 手てを挙あげる人ひとがたくさんいる場ば合あいには，望のぞむほどコメントできないかもしれません。一いち度どもコメントできないということもあるでしょう。そういう時ときには確たしかにがっかりします。でも，当あててもらえなかったからといって気きを悪わるくしないようにしましょう。（伝でん 7:9）

16. コメントした人ひとを元げん気きづけるためにどんなことができますか。

¹⁶ 望のぞむほどコメントできない場ば合あいには，ほかの人ひとたちのコメントをよく聞きいて，集しゅう会かい後ごに良よかった点てんを伝つたえるようにしましょう。褒ほめられた兄きょう弟だい姉し妹まいは，あなたのコメントを聞きくのと同おなじくらい元げん気きづけられることでしょう。（格かく 10:21）褒ほめ言こと葉ばを伝つたえることは，互たがいに励はげまし合あうとても良よい方ほう法ほうです。

17. （ア）親おやは，子こ供どもが年ねん齢れいに合あった内ない容ようのコメントを準じゅん備びできるよう，どのように助たすけられますか。（イ）動どう画がによると，コメントを準じゅん備びする時ときには，どんな4つのことができますか。（脚きゃく注ちゅうを参さん照しょう。）

¹⁷ 集しゅう会かいで互たがいに励はげまし合あうために，ほかにもどんなことができるでしょうか。親おやの皆みなさん は，お子こさんが年ねん齢れいに合あった内ない容ようのコメントをすることができるように，一いっ緒しょに準じゅん備びしましょう。（マタ 21:16）結けっ婚こんや道どう徳とくについての記き事じを学まなぶこともありますが，そういう時ときにも子こ供どもがコメントできる節せつが幾いくつかあるはずです。さらに，手てを挙あげても毎まい回かい当あたるわけではないということをお子こさんに伝つたえておきましょう。そうするなら，当あたらなかった時ときにも落おち込こんでしまうことはないでしょう。（テモ一いち 6:18） d

18. コメントする時とき，どんなことに注ちゅう意いできますか。（格かく言げん 27:2）

¹⁸ 私わたしたちは誰だれもがコメントによってエホバを賛さん美びし，仲なか間まを励はげますことができます。（格かく 25:11）時ときには，自じ分ぶんの経けい験けんを短みじかく含ふくめることもできます。でも，自じ分ぶんのことばかり話はなすのではなく，エホバや聖せい書しょやエホバに仕つかえる人ひとたちに注ちゅう意いを向むけるようにしましょう。（格かく言げん27:2を読よむ。コリ二に 10:18。啓けい 4:11）もちろん，19節せつの質しつ問もんのように気き持もちや考かんがえを尋たずねる質しつ問もんの場ば合あいには，自じ分ぶんが思おもっていることをコメントできます。

19. （ア）仲なか間まのことをよく考かんがえるなら，どんな結けっ果かになりますか。（ローマ 1:11，12）（イ）あなたは，集しゅう会かいでコメントするとどんな良よいことがあると感かんじていますか。

¹⁹ コメントの仕し方かたについて細こまかなルールがあるわけではありませんが，互たがいに励はげまし合あうことをみんなで意い識しきしていきましょう。例たとえば，もっとコメントすることができるかもしれません。望のぞむほど多おおくコメントできない場ば合あいは，ほかの人ひとたちのコメントを聞きいて喜よろこべます。集しゅう会かいで仲なか間まのことをよく考かんがえるなら，みんなで「励はげまし合あう」ことができるでしょう。（ローマ 1:11，12を読よむ。）